人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

改めて書き残しておく自分のスタンス

ライオンズ山川選手不起訴が報道されて、例の一件について、一旦区切りとなっただろうことを判断してこれらに関する自分のスタンスを記事にして残しておこうと思います。

ライオンズファンとしての一個人の感想、スタンスの話です。

 

今年の5月に第一報があり、その時にブログ記事を書いていたのですが、ここで話題にするのはその時以来ですね。

keepbeats.hatenablog.com

個人的に一番参ったのが、本人が記者の取材に雄弁に答えてしまっていること。ことここに至て信じるべき「本人の言葉」というのがすでにお出しされている状態になってしまった。

詳細わかるまで、しかるべきところの決定が下るまで静観、そのスタンスでいたい、いるべきなのだろうけど、私がここ数年来において、最も意識を置いていた応援する対象その本人の言葉ってものはすでに置かれてしまっている。その言葉がある以上、この時点においての自分のスタンスを判断する材料は揃ってしまったと言ってもいい。

 

このとき第一報についてのショックが勝っていたのでしょうが、今回の出来事について自分のスタンスを決める要素についてじは触れられていました。

つまるところ「本人の言葉」。これが週刊誌報道経由をはいえ、対応してしまった本人の言葉として出てしまっていたということ。

自分の中でこのときに怒っていたのは「そもそも球団の預かり知らないところで対応するなよ」と「他の選手を巻き込むような、そういう不用意なことは言うなよ」の二点です。

この第一報と、それに対する本人の対応というのに、違和感、もっというとそれは違うんじゃないのかと否定的な感情を抱いたのが物事のスタートでした。

 

その後、書類送検があって、起訴されるのか不起訴なのかというヤキモキした気分のなか過ごしていました。そのヤキモキした気分っていうのは「早く決着して核のいない打線を救ってくれ」というものでは断じてありませんでした。

第一報から約二週間後の自分のツイートにこういうものがあります。

 

当該選手に対しての抱くチーム名、汚してくれやがってという怒りにどのくらい道理とか正当性があるのはわからないですけど、まぁ自分の抱いている感情はそういう類のものです

 

いや俺は正直第一報の時点でもう気持ちが湧かない…

 

応援する気力っていうのは法的な手続きの決着とか推定無罪の原則とかそういうところの手前のファンと選手との関係としての気持ちの話で、第一報のあの取材対応の様子を見てもうバキッと折れたものがあるというか…

 

今回自分は何に対してなら自分は怒ってもいいかを慎重に考えながらこの報に触れようかというのを考えていて、自分の筋合いとしてはチームのファンとしてしか怒れないだろうと。道徳性とか倫理とかそういうところではなくて応援してきたこれまでをフイにされたその一点くらいでしか

 

筋合いとしてチームとして今シーズンを戦う上で、怪我(公傷)でもない事情で当初の予定にスッポリ穴を開けたという事実。

また、各種報道によってチームのコンプライアンス意識について有名無名色んな人に苦言を呈されたこと。

そして、応援していこうとしていた2023年にこういう形で水をさされたこと。

自分という一人のファン個人が今回の一件に対して、どういう怒りを持っていいのかを冷静であろうと努めながらツイートをしたのが上記ツイート群でした。

戻ってきても応援する気力が湧かない、これがこの時点での自分の心情であって、現時点でも変わらないところということになりました。

 

振り返ってみたときに、そのスタンスはいくらなんでも厳しくないか?と呼びかける自分の中の理性もあるのですが、これについてはどうしても感情の話なので。

やる気がでないということに対して、それ以上の理由づけはなかなか難しいのです。

 

 

 

ただ、この件については去年のAS以降の諸々の積み重ねがあったということは一件、付け加えたいとも思います。

昨年ASでカメラが拾ってしまった他球団選手間の会話のなかに、山川選手のホークス移籍予定というような会話がありました。

その後、オフシーズンのテレビ番組で「ソフトバンクの山川さん」とあるお笑い芸人が面白おかしくネタにするというものがありました。

この2件を以て、ファンの中には2024年シーズンからのホークス移籍ありきという話題があったのは、紛れもない事実でもあるのです。

ここまではライオンズファン全体としての話。

 

ここからが自分の話です。

それでも2023年シーズンはライオンズの選手なのだから…とラストイヤーになる覚悟を内心に持ちながら応援しようと迎えようとしていた2023年の開幕直前。WBC大会期間中のことです。

アメリカに渡って準決勝を控え現地の試合を見学していた山川選手のインスタで「レベルが違う」という旨のものがありました。

news.yahoo.co.jp

 

私が「試合前からビビってんじゃないよ」と思っていたら、後ほど「レベルが違うとは応援の話」と付け加えられて、この記事の表現を借りると「オチ」をつけたというのです。

 

…そんなに応援のレベルが違いますかね…?

この投稿をする前、一瞬でもベルーナドームのレフトスタンドのことは頭をよぎらなかったのでしょうか。私はどうもこのインスタの投稿がずーっと、心に引っかかってしまっている。

 

私にとっては今回の不祥事に先駆けてこの前段がありました。移籍ありきだけども覚悟を決めて応援しようと思っていたら、その応援のレベルはどうもアメリカのファンとは違うらしい。へえ…。っていう冷めた感情。

2022年シーズン、何を失ってでもベルドに通うんじゃと腹くくってやっていた翌年っていうこともダメージ追加要因でしょう。もちろんそんなのは自分が好きにやっていることなので。だからこういう追加ダメージを食らうのは私、っていう話。

 

戻ってきたとしても応援する気力は湧かないという現時点での自分の感情、そして、その理由のところをお話したので、この話はここまでです。

最後まで判断材料は「本人の言葉」という点で通してきたつもりです。今回の件に対しての本人の取材対応、本人が移籍ありきについて強く否定しなかったということ、本人の応援のレベルが違うという発言。それらを受けて、私がどういうスタンスを取るかという話でした。

 

ただ最後に。

山川選手個人のファンで今日の報道で一安心という人もいるでしょうし、不起訴なんだからすぐさま実戦復帰、一軍合流だ!それがチームのためだ!というのもまた一つのスタンスでしょう。

この記事はそうした意見を否定するものではありません。

私自身、自分のスタンスが正しいとも思っていませんし、なんなら最後まで「俺が正しい!」の確証を持てないままここまで書き連ねてきました。

 

今後山川選手がホームランを放ってベルドでどすこいをする日が来たとして、いっしょに放つファンがいてもいいと思っています。自身のスタンスがそうであるならば、そういうことには遠慮なくやってほしいとおもいます。

 

別に正しさとか、あるべき論の話をしているのではないのだということを最後に残しておきます。

ファンの中でこういうスタンスの分断を招いてしまったこと事態には、やっぱり残念な一件だったというのは感じてしまいますが。

 

116.2