昨日のライオンズの試合で西川愛也選手が62打席連続ノーヒットの記録に終止符を打つセンター前ヒットを放ちました。
いやあ…長かった…。
思えば入団してすぐは高校時代の大胸筋断裂のリハビリをやっていたことを思い出します。バッティングセンスを期待され、ファームで徐々に実績を残し、2020年にプロ初ヒットは出たものの、そこから2021年、2022年とまるまるノーヒット。
そして迎えた2023年。987日ぶりとなるヒットが、ようやく生まれました。
キャンプでは師匠の山川とともに、休日返上で球場まで自転車で向かってトレーニングに励んでいたことを思い出します。侍JAPANのサポートメンバーとしてヒットを放ったりしたものの、ふたたび故障にて二軍調整へ。ファームで結果を残し、ペイトンの負傷降格というめぐり合わせではあったものの昇格したその日に一発解答の2安打マルチ。
いやあ…良かった!
試合後の取材ではこれまでのことを振り返りこみ上げるものもありましたが、さあこっからだ西川。
投手含む日本記録は90打席連続ノーヒットだけど、まあ打つことが仕事の野手においては歴代最長記録は西川が持つこととなった。これほど長いトンネルに耐えて一本打った選手は他にはいない。
この一本が連休中の日曜日という満員のベルーナドームというのも良かったね…。ビハインドの展開で出たヒット一本に対してのそれではない、あの大拍手。多くのファンがその一本の意味をしっているんですね。日曜日の試合で良かった。こういうめぐり合わせもある。
長いトンネルといえばもう一つ…。
2021年ドラ1ルーキーの隅田も球団新記録となる12連敗を超えて、今シーズン勝利をつかみました。こちらも実に389日ぶりとなる勝利。
怪我をしたりしていたわけでもなく、またリリーフ投手というわけでもなく、その間、スターターとして投げ続けていたということが、よりいっそうこの長さを感じさせます。
1年ぶりの隅田の勝利に際して、ヒロインでのこと。「誰にもできない経験」だったと、自身の12連敗を振り返っていました。
隅田の12連敗は球団新記録。過去においてはライオンズ歴代のどのエースも、またどのローテ投手も経験したことのない長いトンネルを歩き貫いてつかんだ1勝。その間の試行錯誤、隅田のこれからにとって大きな意味を持つのなら…、あの12連敗は必要なコストだったと振り返る事ができる日がくるかもしれません。
この隅田のヒロインでのこと。途中機材トラブルで隅田のイヤホンに音が届いていないという時間帯がありました。これ結構な時間インタビューが止まるっていうトラブルだったんですが、その間球場のファンからの大拍手とあちらこちらから上がる声援。
ようやっと連敗がとまったヒロインでトラブルなんてこれもまた持ってないってことなのか…?と脳裏をよぎりましたが、隅田に声援を届けるだけのあの時間帯っていうのは、トンネルの向こうにあったそういう少しの報われだったのかもしれません。こういうめぐり合わせが合っても良い。
長いトンネルを抜けることが出来ました。
— 隅田 知一郎 (@sumida_lions16) 2023年4月19日
どんな時も応援してくれる
ライオンズファンの皆さんは無敵です。
ヒーローインタビュー泣きそうでした、、、
これからも応援宜しくお願い致します。
さあ投打において誰にもできない経験を経た二人が、今シーズンのライオンズを支える活躍を見せてくれることを願って。
試合は負けてしまったけど
— 隅田 知一郎 (@sumida_lions16) 2023年4月30日
愛也のヒット自分の事のように嬉しくて
思わず電話してしまったゼ💫💫
GW後半戦、明日からハム退治だ。行くぞ。
120.8