昨日のブログ記事を上げたあと「しまった!」と思ったのを思い出して、今急いで書いています。
ついこの間、めちゃくちゃ久しぶりに紙のラノベを買いました。ファンタジア文庫の『ねこぐらし。猫耳少女はお世話をしたい』というタイトルです。
DLsiteで好評配信中のASMRシリーズ『ねこぐらし』シリーズのノベライズ版ですね。
このシリーズ、自分もちょいちょい購入しているのですが。ともかくも作品数が多い。
第1世代がシーズン3まで合計21作をやったあと、そこから時間軸を少し先に飛ばした新・ねこぐらしシリーズが7作。そして、最近は異世界転生編が2作まで公開されています。これで合計30作。
そして、このノベライズ記念作が31作目になるわけですが…。
改めて数えてみるとこんなに出てんの!?
そりゃ持ってない作品の方が多くもなるはずだ…。大体1作2時間余りくらいの作品だから、ぶっ通しで聞こうとすると60時間あまりにもなる。2日半、徹夜する覚悟があれば追いつくことも可能だが…。ASMRでそれやるの本末転倒ですよね?
自分も聞きながら寝る、を信条としているためストーリー部分はしっかり把握していないってのも実情。なので、ある意味気楽にノベライズ読んでみっかーという気持ちにもなりました。
ASMRという聴覚全振りジャンルを文字にするってどうなるんだ?と思ったりもしたのですが、近しいものに親しんでいたりもします。
それがpixivの耳かき小説ジャンル。確か耳かきタグでイラストを探しているときにイラスト検索から小説検索して「ほへー、こんなんあんのか」と見たのが始まりだった気がします。YouTubeのシチュボにはこの辺りのフリー台本を元ネタにしているものもあり、読んでおいて損はないです。
今回読んだねこぐらしノベライズはもちろん文庫本200ページ余りなので、それらとはだいぶ体裁のことなるものではありましたが。
読了。いやー、文字になったASMRとタイトルでは申し上げたんですが、これはASMRというよりも正しくねこぐらし世界観のノベライズって感じですかね。耳かきシーンはありませんでしたし。
ねこぐらし世界観、音声作品で聞いてるときにはストーリーをふわっとしか把握してなかったのですが、文章になって色々把握して結構驚愕というか…。
登場するキャラクター、猫娘たちなんですが、この子たち…全員亡くなった人らの生まれ変わり、いや生まれ変わり途中の存在か…?
確かに、作中舞台になる猫鳴館について、聞き手(リスナー)は生きながらにしてそこにたどり着いてしまった存在として言われてましたし、幽世的場所であることはほのめかされていたりもした気はしますが…。
作中主人公が人と深く接したがらないのが「自分が好きになった人がみな早くに亡くなってしまうから」という理由で、過去妹や幼なじみと死別していることが判明します。そして、このノベライズ中に登場する猫娘のうちには主人公をお兄ちゃんと呼ぶ猫娘が登場し…。って、そんな話だったのか。
また、この作品中でヒロインポジションにあたるシャム猫にも猫娘になる前の記憶があるっぽい。主人公とはバイト先の先輩後輩にあたるらしいが、今猫娘になっているってことは…。
思いがけず、本当は怖いASMRみたいな話になってしまった。
そう考えると、ねこぐらし最新シリーズの異世界転生編と称して現パロみたいなシチュエーションのそれって、猫娘が再び人間として生を受けた世界線の話なのか?いや、まさか時系列が過去ってことはあるまいな…いや…まさかな…。
このあたりになってくるとASMR音声作品にどこまでストーリーを求めるかって話にもなってくるな。
自分の場合はストーリーはそこまで必須ではないってのが本当のところだけど。眠りにつくために聞いているから。
ただ、各種シチュボ聞いてて、設定としてのシチュエーションはある分には困らない。むしろ新鮮味を与えてくれるための突飛な設定自体は歓迎しているフシもある。
どうASMR音声作品、シチュエーションボイス系音声作品と向き合っていくか…。また一つ考えることが増えちまったよ。
そうそう、冒頭で急いでこの記事を書いていると申しましたのは何故か。
ねこぐらしノベライズを購入したときについてくる14分ほどの限定ASMRパートの公開期限が今日までなんですよね。買った人は聞くのお忘れなくっていうアナウンスでした。作中のASMR的描写に物足りなさを感じた人はこちらで補充しておくことをおすすめします。
121.2