人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

DLsite ASMR作品 2020年度上期私的おすすめ5選

昨日の雑記で申し上げました通り、今年度の上期の私的ASMR音声のおすすめをピックアップしていきたいと思います。

 

数年前、寝付きの悪い日々を送っていた自分はASMRというジャンルに出会って、「ほう…こういうのがあるのか」と聞いてみたところ睡眠導入に大変効果的でありました。

それ以降、寝るときにはASMR作品を聞きながら布団に潜り込むのが日課となりました。

 

そも、ASMRとはなんぞや?という疑問もあるかもしれません。

ASMRとは…

「ASMR」とは「Autonomous Sensory Meridian Response」の略で、直訳すると「自律感覚絶頂反応」という意味です。人間が聴覚や視覚から感じる反応で、脳がゾクゾクするような心地良い感覚のことを指します。

【ASMRとは】読み方や意味は?人気は食べ物の咀嚼音やタッピング音 おすすめ動画&イヤホンを紹介! - 特選街web 

 

要は「なんか心地よい感覚」であり、そのうち聴覚に訴えかけるものを自分はASMR音声と読んでいます。ASMRをどう読むかはご自由ですので「エーエスエムアール」でも「アサムラ」でも「アスマー」お好きなものを選んでください。今挙げた3つのうちの1つを自分も略称として口語では使っています。

上記の定義からすれば、必ずしも声というのは必要ではない要素なのですが、同人作品などを販売しているDLsiteでは声がのった作品が多く販売されていて、自分もそうした作品を安眠導入に用いています。単純な効果音のみならず、シチュエーションや声色等々の情報も上乗せされることで安眠効果が高まるっていうこともあるのかもしれません。

 

今回はそのDLsiteさんで今年度の上期に発売されたASMR音声作品のうち好きな作品5選をピックアップしたいと思います。季節の変わり目に寝付きが悪い…そんな方がいらっしゃったらひとつ試しにいかがでしょうか。

 

 

 

  • 【5時間・波音耳かき】あやかし郷愁譚 ~マコ まことこま~【魚釣り・野外調理】

 

まずひとつ目。『あやかし郷愁譚』より。このシリーズは高知の田舎を舞台に、ひとではない存在・あやかしと、聞き手であるあなたの暮らしを描いています。

過去にはコロポックルや雪女などなどメジャーどころのあやかしも登場していますが、この作品では二人一対のマコというあやかしによるASMR作品です。

この二人一対のあやかしの片割れである、こまちゃん。彼女の持つおっとりとした、ふわっとした空気感が大変に癒やし空間を作っております。個人的に大変好ましく思う空気感の持ち主でありますね。また、魚を捌くシーンでは「あんまり見てて気持ちのいい場面じゃないよ」と聞き手を気遣ってくれるなど優しいハートの持ち主でもあります。

そんなこまちゃんから聞き手を呼ぶ時の呼称は「おにいちゃん」です。好き嫌いは分かれるかもしれませんが、世の長男の皆さんはたまにはストレスとか不安とかに耐えて頑張るんじゃなくおとなしく癒やされてみてもいいのではないでしょうか。

ASMR部分ではタイトルにある魚釣りのシーンでの川辺の音など水音が大変心地よい作品になっています。また、二人の持つカツオの骨で作った耳かき棒は、耳かきをしてもらう最中に海の波音が聞こえてくるという仕様のアイテムでもあります。ヒーリングサウンドの大メジャーですからね、水音。

同時にもう一つ、魚釣りシーン周りでの道具関連音の心地よさ。疑似餌を作るシーンでのハサミでの切断音や針に疑似餌を巻きつける時の「キチキチ…」という締め付け音、リールを巻き取るときの「カチカチ…ギリイ…」という音、このあたりの音がすごく気持ち良い。おすすめです。

 

あと個人的にツボなシーンとしては、こまちゃんのかたわれのまこちゃんが釣り上げた魚に対して「こんなところまで何しに来たの。だから釣られちゃうんだよ」と語るシーンがあります。めっちゃ優しい声音なんですけどこの魚このあと美味しくいただかれちゃうんだよな…。

キャラクターの雰囲気、癒やしの水音、ハイレベルな道具音と大変満足のいく作品でした。あやかし郷愁譚シリーズは収録時間のボリュームもなかなかのもので、この作品も差分無しで3時間という代物。価格は決して低価格帯ではありませんが、クーポンなど持っている人ならぜひとも試してみてほしいシリーズであります。

【5時間・波音耳かき】あやかし郷愁譚 ~マコ まことこま~【魚釣り・野外調理】 [Whisp] | DLsite 同人

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  • 【シェイカー・耳かき】BAR『Envelop』マスター・朱里【CV.櫻川めぐ

自然あふれる高知から、おそらく都会だろうと思われるバーの一室へ…。

今年の初夏の頃合いにかけて、実はバーテンダーASMRにはまってまして…。ちょうどその頃に程よく出てきてくれたのがこの作品です。

カクテルを作る時の動作にはステアとシェイクってあります。シェイクはシェイカーに素材を入れて振る作り方。ステアはステアグラスに素材を入れて混ぜる作り方。音単体で見たときにはステアの時にステアグラスの中で氷がカラカラと鳴る音がめちゃくちゃ好きなんですが、この作品ではシェイクでカクテルを作ります。シェイクもシェイクでシェイカーにブランデーを入れる音だったり、氷入れる音だったりがめちゃくちゃいいわね…。ステアとシェイクのどちらが好きというのは好みの問題だと思いますのでぜひYou Tubeなどで探して聴き比べてみてください。

ASMRの音声作品を聞くときに、聞き手であるあなたと話し手であるキャラクターの関係性が事前にある程度深まっているのか、初対面なのかでシチュエーションに挑む姿勢っていうのは異なってきます。先程挙げたあやかし郷愁譚の作品は後者、この作品は前者になります。昔は前者のパターンの作品を聞くときに「ああ、つまり俺はこの人とは知り合いで…はいはい、そういう関係性なんですね」と考えながら聞いていて睡眠導入の妨げになっていたりもしたんだけど、長いことASMR作品を聞いていくうちにそういうこともなくなってきた。コツというほどのことでもないけど、何もかもを「そういうものか」で受け入れていけばいいですよ。

「あー、俺常連客なのかー」「あー俺はアレキサンダー飲む人なのかー」「あーマスターから見ても疲れがダダわかりな顔色してるのかー」とボヘーっと進んでいくストーリーを受け入れていけ。

マスターの朱里さんは、疲労困憊の雰囲気のあるあなたに一杯ごちそうしてくれた上に肩のマッサージ、耳かきをして疲労を癒やしてくれます。深夜までの業務であろうバーの閉店時間後もお店を追い出さないその優しさに…あれ、なんか感想書きながらちょっと目頭が熱くなってきたな…。後日ちゃんと元気なときに行って安心させてあげないとな、って思います。

ちなみに自分がこの作品を購入したきっかけなんですが、演じている櫻川めぐさんのツイッターで見て「えっ、ASMRやるんすか。買います買います」ってなった自分の中では珍しいパターンなんですね。今年はこういった感じで、俺でも事前に知っていた人たちがASMR作品に参戦してくれるシーンを良く見ている気がする。黒沢ともよさんや藍原ことみさん、中上育美さんなどのASMR作品がポーンと販売されて驚きながら即決していた記憶があります。間口が広まって作品の数がどんどん増えていくの喜ばしく思うのでいい流れだなと思っています。

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この作品を配信しているのはASMR音声サークルCANDY VOICEさんです。同サークルのDLsite上での一番古い作品の配信が今年の6月。自分の認識では今年突然表れて大ヒットを飛ばしまくっている認識なんですけど、あってるんでしょうか。続編が絶賛リリース中の『ねこぐらし』シリーズもいいんですけど、このサークルの作品で一番好きな作品がこの『いやでんっ!』シリーズの西日本編にあたるこの作品。

1編成(1室や1両ではない)まるまるが自分のために運行されるという寝台特急での旅のASMR。えっ、どうしたの御召列車かなにかなんすか、聞き手の自分は一体どんな心持ちで聞いていたらいいの。俺は何者なの…。いえいえ、そんなことを気にしていては寝られませんよ。そんな特別待遇に対しても「そっかー、そういうものなのかー」といいうおおらかな気持ちで受け入れましょう。

この『いやでんっ!』シリーズは申し上げた通り鉄道で各地を巡る旅の中でのASMR作品です。なので、なんと申しましても電車の走行音が心地よいという人におすすめできます。「ガタンゴトン」というレールの継ぎ目の走行音が気持ち良い人におすすめできます。電車走行音絡みだと警笛や鉄橋渡るときの音など豊富に取り揃えております。…警笛聞きながら寝られる人間はいないだろうけど、まぁ、一連の流れのなかでASMRを楽しんでほしいですね。

設定上は名古屋、京都、大阪、熊野古道鳥取、岡山、山口と各地を巡っているんですが、ASMR上のポイントは海沿いの鉄橋ど真ん中で電車を停車して波音を聞くシーンが旅情を感じさせます。いいっすなー、波音。でも、…鉄橋のど真ん中?えっ、これ在来線の運行大丈夫?気の済むまで停めてていいとガイド兼車掌さんの瑞季ちゃんは言ってくれますが、これ大丈夫なんですね?近隣住民のみなさんの生活に影響はでない?夕暮れのこの時間帯に在来線の鉄橋ど真ん中でゆっくりしてても…。しかもこれ聞いてる間すれ違う車両もいなかったから、複線のエリアだとしても上りも下りも停めて…。いや、いいんだ!聞いてるあんた疲れてるんだろ!いいんだそのくらいやっても!聞いてる間くらい安眠導入に集中していいんだ!

さて、旅のパートナーとしてガイド兼車掌さんやってくれている富田美優さん演じる瑞季ちゃん。この子も作品内で聞き手であるあなたと初対面の関係性のキャラクターになります。『いやでんっ!』シリーズの他作品でも同じような立ち位置のキャラクターが出てくるのですが、その中で一番友人ポジションに近い立ち位置を取っている子である印象を受けます。

トラック1を聞いた人は初っ端からなんで初対面でこんなに親愛度高いんだ?と思われるかもしれないけど、そこはそういうもんかーで受け入れましょう。一応、旅の時系列が下っていくごとに親愛度が高まっている様子が感ぜられるので、なんか…すごいウマの合うガイドさんと旅人(あなた)だったんだと思います。語尾がだんだん砕けていったりするとことか…ほんま好きっすね。「動くと危ないからじっとしててね」とかそういうセリフの語尾のニュアンスというか、そういうところ、ほんま好きなんすよね。世が世なら今年一番好きなキャラクターまであるんだよな。

この作品は上期のおすすめ作品の中で一番キャラクターが好みの作品でもあります。友人のような安らぎ、少し依存性のある包容力…なんだか慈しまれているなあ…と癒やされるのも現代寺院にはまた必要なことだと思います。また、耳かきシーンでの吐息の感じが程よいです。吐息を収録するために、意識して呼気吸気を出しているなというような感じではなく、耳かきに集中するあまりに吐息が出ているな、という感じの吐息感があって好みの感じですね。吐息ついでに耳吹きシーンもめっちゃ良いということを重ねてお伝えします。

ちなみに、耳かきと鉄道旅って危なくない?と思われましょうが、耳かきするシーンでは駅にしばらく停車してしっかり安全性は確保しています。安心してください、停まってますよ。なんにせよおすすめ、ってことです。

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  • 【安眠特化23時間】鈴蘭の森と小鳥の羽休め~眠れるASMR/耳かき/安眠ラジオ/マッサージ~【完全新作4本立て/音だけトラック

自分ってどんな種類のASMR音声が好きなんだろう…?と思った人におすすめしたいのがこの作品。この作品の特徴はなんと言ってもボリューム。重複なしでの23時間というのは割ととんでもない話だと思います。というかこの収録時間ゆえに俺もまだ全部聞いていない、年単位で挑戦していく一作です。

耳かき音1つとっても、綿棒、ブラシ型、オイル耳かき、梵天などなど多種多様ですな。そして耳かきに留まらないASMR音が収録されています。マッサージ関係、マスキングテープなどのテープ関係、片栗粉やカラースプレーなどの粒・粉関係の音、着物着付け編は衣擦れ音を楽しめますし、美容液などの液体系の音も揃えております。ストーリーパート3時間以外に、これらの心地よい音を集めた時間帯が6時間。…えーっと、夜聴きはじめて朝日を迎えてませんか?そんなボリュームなんです。

そんな多種多様なASMR音の中で自分の一番のおすすめは食材・調理音。ストーリーパートで漬物を作るシーンがあるんですが、このシーンが本当に好き。

自分のASMR好きの入り口ってキューピー三分クッキングの木べらがバットに当たる音だと自覚しています。その故あって食材調理音は本当に好き。食材を切る音、まな板に包丁の柄が当たる音、生姜をすりおろす音…。いやー、流石に実績と信頼のASMRサークルのシロクマの嫁さんです。いい仕事してますねえ…。

 

さて、この作品をおすすめするにあたって一番ネックになるのが作品の価格。3,000円オーバーはアルバム1つ買うのと同じくらいなのよ。しかし冷静に考えてほしい。収録時間23時間はやはり凄まじいですよ。

これまで挙げてきた作品は千円台半ばのの価格帯ですが収録時間は2~3時間です。その10倍近いボリュームで値段は2~3倍っていうのはコスパという意味合いでは非常にお手頃。そういう事情もあって、値段の割にASMR入り口の人に自分の好みを把握するための一手として提案したいのがこの一作になります。

なにより…嬉しいじゃないっすか。この23時間というボリュームを小分けにするのではなく一作にどーんと打ち込むこの心意気が。聞き手だけじゃなく作り手もASMR好きなんだな、いい作品をこれからもお待ちしてます。そんな心境で渾身のおすすめです。

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  • 君とひと夏の思い出~海と花火とひざまくら~

DlsiteでASMR作品を購入するようになって、シリーズ推しとかサークル推しとかいろいろな購入基準があるのですが、その中で演じている人によって推しているものもあります。音だけではない音声作品なので。

それがこの作品を演じている一之瀬りとさんの作品ですね。この方が主催するサークルいちのやから配信されている作品になります。

なんと申しましょうか、ASMR音声作品で安眠しようとするときって、表現力や声色以外に声質とでもいうようなものが大変重要だと思っています。

自分は自分の安眠に最適な声質を「コルクのような」と表現して探しているんですが、一之瀬さんの声質がまさにそれですね。コルクのようなと表現するのは、湿気の少ない、乾いていてそれでいてひんやりとした…とでもいうか。これは本当に人に伝わるように表現するのが難しくて困ります。乾いていてひんやりとしたというのも主観でしか無いので、サンプル聞いてもらって「ああ、こいつはこういう声質で寝入るのか」と思ってもらうしか無いっすな。

さて、この作品のシチュエーションは久しぶりに帰省した故郷で幼馴染と過ごす夏休みです。幼馴染ということで砕けた口調で話しかけてくれる素朴な感じが…いいんだ。いいんだというか、自分が一番好きなタイプの安眠声質なので、私からしたら最高の領域です。

声質声質といっていましたが、素朴な、静かな表現力って意味では一之瀬さんのそれはかなり好ましく思うところがあります。かき氷を二人で食べているシーンでの「もう食べたの?早いね。ふふっ、ちょっとまって」ってセリフがあるんですが、この「ふふっ」のところ。文字にするほどしっかりと「ふふっ」って言っているわけではなくて、本当に素朴な「ふふっ」という息、セリフでもない感じのそういった一つ一つのニュアンスがホンマに好きですね。

このあたりはASMR音声作品特有の何かしらだと思います。ボイスドラマとかそういう作品内とはまた違う表現の仕方なんじゃないかな…と。ちょっとした笑い声とか相槌とかそういうところでのASMR音声作品的臨場感を出すのが上手だと思います。ちょっとした語尾の伸ばし方とかも心地よくて…。そういう意味でキャラクターという感じをこえた没入感を感じさせるまであって…っていう評価をすると「こいつ怖いな…」と思われそうでちょっと嫌なんだけど。そういう没入感が睡眠導入にめちゃくちゃ良いのかもしれない、って思う。うん。

 

この作品でたったひとつ物足りないところがあるとすれば自分が大好きな耳かきシーンがないところではあるんですが、その分、かき氷の音だったり海の波音、線香花火の音など夏らしい音が盛りだくさんなので。

音というと、このサークルの音では歩く時の砂利の音がめちゃくちゃ好きです。玉砂利っていうほどの音が出るわけじゃなくて、砂浜ほどキメの細かい音でもなくて、田んぼの畦道とか河原の散歩道みたいなちょっとした砂利道を歩いている時の音。ほんとこの音無限に聞いていられるわ…。大好きですね。この砂利音。しかも浴衣着てるシーンではその音に下駄の音が合わさって…あー、無限に寝入るわ、これ。無限に寝入るってどんな日本語だよ。ま、そのくらい好きな音ということです。

 

いちのや作品でこの砂利音を楽しめる作品としては昨年発売の『守り神とふたりぐらし。 ~ささやき、耳かき、添い寝と癒しのひととき~【フォーリー】』というのもあります。これは自分のオールタイムベストASMR作品の候補の1つでもあるくらい聴き倒した作品でもありますね。一之瀬さんの作品を追いかけ始めたきっかけでもあります。シチュエーションも込み込みでドチャクソ好きな作品なんですよね。

 

最後に話がそれましたが、冬の入りに夏の終りのASMR聞いてみませんか?というわけでおすすめです。

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  • 【耳かき・タップダンス】あやかし郷愁譚 ~赤い靴の少女 メリー~【靴磨き・フォーリー】

最後に再び紹介するのがあやかし郷愁譚シリーズの「赤い靴の少女 メリー編」です。わざわざ最後に紹介することからも察されるかもしれませんが、自分の中では上期ナンバーワンASMR作品です。

あやかし郷愁譚シリーズは高知を舞台にあやかしと人とが関わり合う物語。この作品でのあやかしは「赤い靴の少女」です。思い浮かぶでしょうか。あやかしとしての赤い靴の少女…。童謡『赤い靴』に登場する「異人さんに連れられた女の子」があやかしとして日本に帰ってきて高知に上陸する、そんなところから物語は始まります。ストーリーを一旦後回しにして、音声部分に注目していきましょう。

まず音なんですが、タイトルにもあるタップダンス、靴磨きからもわかるように靴周りの音に焦点を当てた作品になります。タップダンスシーンも良いのですが、その手前赤い靴の女の子を定義づけているその赤い靴が壊れてしまうシーンがあります。その修理シーンでの音が…めっちゃいい。靴底、ヒールチップをはめるシーンの木槌かトンカチの「コンコン」という音。これはねえ、レアな音だ…。しかもいい音です。自分ここ以外で聞いたことなかったですね。

靴を磨く「キュッキュッ」「ギュッギュ」という音もいいですし、シーンの合間合間で道具を取り出すために引き出しを開ける音とかそういう細やかな音作りがとても良い。靴周りっていう着目点は素晴らしいです。

声の部分では赤い靴の少女メリーを演じている奏谷しはるさんの声色。先程挙げた「コルクのような」に近い部分があって好きなんです。なんでしょうね、笑い声とか語尾にスタッカートのニュアンスがあるのが好きなんだろうか。この作品を買った時期に奏谷しはるさんの他の作品を買い漁っているので、やっぱり好きな声質であるのだと思います。

メリーについては時折挟まる英単語のセリフもASMR的に聞き心地が良い。日本語の中に交じる英単語って意味がすっと入ってこないって意味でASMR的効能があるのかしら。音・声ともにハイレベルに自分に刺さってきた作品でした。

 

そこから上期私的ナンバーワンを押し上げる要因はなにか?それはストーリーなんです。寝入るためのASMR作品でストーリーを重視するのか?と言われると答えに窮するところはあるのだけど。寝てねえじゃん、聞き入ってんじゃんって。

だけどこの作品はストーリーが刺さりまくってしまった。それは

赤い靴の少女・メリーというあやかしは「異人さんに連れられた赤い靴履いてた女の子」を由来にする女の子。モデルになった女の子は結核のため幼くしてなくなってしまったが、あの曲を聞いた当時の人々がその子の幸せを願ったが故に生まれたあやかし。ただ、「世界が小さく狭くなったせい」で、もう戻れ得ぬはるか遠くの見ず知らずの女の子の幸せを願う気持ちが現実味を失ってしまった。あの時代にメリーのことを歌ってくれた人々の抱いた切実な願い、同情が実感を持たなくなってしまう。そのために、メリーはどんどん薄れていってしまった。

あやかしは人に忘れられてしまうとその存在が弱くなってしまう。赤い靴が修理が必要になるシーンだってその伏線だった。赤い靴がダメージを負うようなことなど起こり得ないはずだった。そのくらいにメリーの実在は弱くなってしまっているということ。そもそも「米国で幸せに暮す少女」という願いが込められたメリーが日本に戻ってこられたことが赤い靴の少女を願う人々の気持ちが薄れたことの証左だった。

人々の優しさが生んだあやかしが、人類科学の発達にために、人々が幸せになったために実在を失ってしまう。優しさと幸福がぶつかって一人の人格が失われようとしている。それをそういう物語として受け取ることは可能だ。しかし、ここまで2時間、3時間メリーという人格とふれあった聞き手であるあなたはそれを許容できるだろうか。

ケラケラと年相応に笑う少女、赤い靴が修理されていく様に顔を綻ばせる少女、久しぶりの畳にはしゃぐ少女、風邪を引いたあなたを看病してくれる彼女。あやかしシリーズの中でもトップクラスに「人間らしい」あやかしである彼女を前に、彼女が消えていくことを見過ごすことが出来るだろうか。

 

寝入るために聞いていたはずなのに、気がつくとストーリーに聞き入ってしまっていた。感極まってしまっていた。そんなことがあっていいのか。悪いやつは一人もいないストーリーでこのままメリーを見送ってしまっていいのか。

ただ、救いはある。メリーがなぜ日本にもどってきたか。高知のこの地を統括しているご開祖ちゃんというあやかしのボス的存在曰く、この地で新たに人との関わりをつないでいけばあるいは…、ということらしい。そう、その一人目が聞き手のあなたなのだ。

ここまで聞いてきたあなたはわかるはずだ。高知のこの地ではあやかしと人とが混ざり合って生活をしていることを。日本各地で実在が薄れていっているあやかしが寄り添って生きているこの高知の『ものべの』でならメリーもその存在を繋いでいくことが出来るかもしれない。風邪で寝込んでいるあなたにその辺りの事情を話したメリーは寝息を立て始める。作品はそのメリーの寝息のループで幕を閉じる。

翌朝からメリーの高知での生活がスタートするのか、それとも起きたときにはもうメリーは…その辺りを聞き手のあなたに投げてフェードアウトしていきます。

 

…寝れるか!おい!寝られんのよ!それでは!上期ナンバーワン作品、ストーリーが良すぎて寝られませんでした、でそれでいいのか?俺の5選。

でも、この記事が多くの人に届いて…そしたらもしかしたらメリーの実在を支えてくれるんじゃないかなって思って、お蔵入りさせずにアップロードすることにします。

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そんなわけで2020年度上期のDLsiteASMR作品私的おすすめ5選でした。

みなさんも眠れない秋の夜長に…ASMR聞いてみませんか?物は試しに。自分は2020年の春くらいから睡眠の質がかつてないほどに良好になっております。…ASMRのおかげだけじゃないんだけど。それではまた。

 

失ったものばかり数えてみる

雑記を書く元気もない一週間が過ぎて、3連休中日が終わろうとしています。

いやー、めっきり冷え込んできましたな。

 

私の住んでる愛媛では昨今の情勢が過去にない厳しさを見せ始めており、自分個人としては県外外出が再びできなくなるなど、行動に制限がでてきております。

そんな情勢ではありますが、今年ももう残り40日だそうですよ。2020年…終わるのか…。

穏やかじゃないタイトルですけど、なんかここ最近ぐだぐだと、延々恨み節ばかりが脳内を巡り巡っているのが、精神衛生上よくないような気もしている。

ここは1つ、冷静に今年逃した諸々を振り返って踏ん切りをつけるのも悪くないかな、という気もする。

 

まあ、といっても失ったものって要は遠征のチャンスのことなんだけども。

基本的に愛媛から出ないで出来ることについては特に制限を受けなかったという印象がある。3月にできなかったことでも7月になればできたりしたし、そのあたりは試行回数の問題でもあるけど。

 

さて、最後の遠征は2月中旬の高知龍馬マラソンなので、それ以降に予定されていた遠征or行けたら行っていたであろう遠征を数えていく。

 

まずはここ数年恒例の高知でのライオンズキャンプ遠征。球団から早々にファンと選手の接触を避けていただきたい旨のアナウンスがなされ、「そういう状況下なら接触がないにしろわざわざ愛媛からでかけていってリスクをライオンズに与えるべきじゃないか…」という判断でもって遠征を断念しています。今なら「屋外で見てるだけなら別に問題ないんじゃないか」と思わんでもないですが、それは未来人の特権というもので、当時はなにからなにまで慎重さが求められていた時期でもあります。球団から観覧自体ストップがかかっていたような気もするし、なんにせよキャンプ遠征は諦めました。

 

続いては3月の福山でのオープン戦。これもチケット購入までいってましたがオープン戦の無観客試合での開催が決まって見に行くこと能わずとなりました。仕方ないことです。

そして、同時期にNPBの開幕延期が決定しまして…かなり久しぶりの所沢開幕戦のチケットも紙くずとなってしまったわけです。ええ、久しぶりの所沢開幕なので気合入れてチケット抑えてましたよ。

その後NPBが有観客試合を再開した後も、諸般の事情により四国外、とりわけ首都圏への遠征はなかなか許されないような状況が続いていたので、結局今年メラド行くことはできませんでした。開幕戦を現地で見るチャンスを失ったのと同時にもう一つ、2011年から続く西武ドーム(プリンスドーム、メットライフドーム)への連続参拝記録が途切れてしまうことになりそうです。

いやー…これが一番きついかもしれない。続けること自体が記録の目的になってしまっては意味がないが、愛媛でもライオンズファンやるんじゃ!という意気込みの中でこの記録は1つの目印にはなっていたので。

 

メラド遠征記録が途切れれたのと同じく、2013年から続く、毎年どこかでライブ現地参戦していた記録も今年で途切れることになりそうです。最近まで12月の東山さん10thアニバーサリーライブの参戦を模索していましたが、先週末にその望みも絶たれまして、配信参戦となります。真面目に道中PAでの休憩だけで2泊3日分の飲食料品等を積み込んで、現地でライブ会場とホテルの宿泊部屋以外行きませんという遠征計画を立ててたりしたんだが、それで説得できるような状況でもなくなってしまった。

いやー、間違いなく中川かのんの楽曲が流れるであろうライブに、できることなら行きたかったですが…。

いまはどちらかというと開催してさえくれれば…の気持ちのほうが強くなっていますね。東京の情勢は四国の比ではないでしょうし。開催さえしてくれれば…、現代技術が日本のどこにいても見させてくれる。いやー…ライブグッズとか事前物販で買っててよかったなと今にして思いますわ。

 

そして、最後に今年四国から出ることがなかったので、日本七霊山の旅の遠征チャンスも失いました。

奈良遠征チャンスは5月と7月にありましたが…。5月は国内山岳4団体の声明を受けて自粛。7月は天候不順により…。ああ!この7月の雨さえなければ!四国の外に出られていたんだ!ああ!僅かなチャンスが潰れていく!厳密に言えばすべての四国外遠征が許可さえされずに潰れてしまったわけではなく、この7月の奈良遠征だけは…チャンスがあった。2日分の飲食料品を積み込んで、更に車中泊旅行ということで、ここは一応四国外にでる許可を得ることができていた…。無理にでも行けばよかったか?と思わなくもなかったけど、当日の登る山の天候を見て「ああ、行かなくて正解ではあったのか…」と納得せざるを得ないところもあった。

年初の予定では8月末にかけて北陸の白山・立山に遠征をかます予定でしたが、それも叶いませんでした。例年長期休暇にやってるような大旅行を認めてくれるような空気ではなかったのです。

 

七霊山遠征機会を失ったのと同時に、この夏友人らと予定していた岐阜での温泉宿TRPG合宿がおじゃんになったのがこの一連の遠征キャンセルの中では一番こたえましたな。

この頃はまあ、自分が嫌になってきてましたな。自ら空気を読んで自粛する、という生き方はなんというか、あんまり好きじゃない生き方してんなあ…と思って。ただ一方で「行くしか無いから行くしか無いんじゃ」と言って遠征を強行する生き方もまた、自分の中で許容し難い何かがあるような気がしていて…。正解をくれ、と日々思って行きていた気がします。今もそうですが。

ただ、このTRPG合宿はオンライン開催という形で実現にこぎつけられたのは良かったです。このイベントがなければ自分の2020年って真面目に何もなかった…!という一年になりかねなかったので。

 

こうして数え上げていくと、自分にとっては愛媛や四国の外に出ること、というのが一年の中での一里塚になっていたんだなあ…。そういうものがない中で五里霧中の1年を過ごしていたということができるのかもしれない。

 

うーむ、三点リーダの多い気の重い記事になってしまった。

そもそもタイトルからして、ジンベエ親分に「失ったものばかり数えるな!」とブチ切れられそうな雑記記事だった。

無いものはない、行けないものは行けない、超えられない海は超えられない。それでも確認せよ。残っているものはなんだと。

失ったものは機会だけで、幸いにして、自分はその機会をくれるものは何一つ失っていない。友人であったり、恩人らであったり、加入者達であったり…。失ったものばかり数えてみたあとに、失ってないものを数えていけ。

2020年を輝かしい一年にしたかった心境は2020年に置いていけ。2021年がいい年になるように、気持ちを前向きにするための雑記。日曜日の昼下がりにちょっと前向きになれるブログを読んだので、気持ちを切り替えるために自分をぶった切る雑記。えらいもんで、書いていると本当に前向きになってくる。ブログ持っててよかったわ。

 

さて、次にブログを更新するときはいよいよ2020年上半期おすすめASMR5選をあげるぞ。2020年にもいいことあったと証明するために。震えて眠れ。

 

182.0(109.0)

仁淀川オンラインマラソン 参加記

雑記を2日休んだんですが、土日延々寝ていたわけじゃないです。

昨日はとうとう仁淀川オンラインマラソン用の記録をとってきました。

 

昨年参加した『仁淀川ふれあいマラソン』が今年は昨今の情勢を鑑み開催中止になりました。神戸マラソン、土佐龍馬マラソン、愛媛マラソンも相次いで開催中止・延期が発表され、「今年はあかん、なにもかも中止じゃ…」とガックシ来ていたところある日届いた実行委員会からの手紙。

それは『オンライン仁淀川ふれあいマラソン』開催のお知らせ。おお、やってるところはあると聞いていたけど仁淀もこの方式でやるのか。なにより、嬉しいじゃないっすか。わざわざ声をかけてくれたことが。

昨年、楽しかったっすよ。ありがとうございます。来年、またみんなで仁淀ブルーに染まりましょう。…それじゃ溺れとるじゃない。だめなのよ太平洋に流れ出たら。

keepbeats.hatenablog.com

 

 

さて、そんなわけで、参加申込をして…参加申込をして…、そうそこから特になにもしていなかった。ここ一ヶ月ほど停滞の日々だったのは、少し前の雑記で述べたので割愛しますけど、とにかくトレーニングらしいトレーニングをしていない。

ジムに行ったときもバイクマシンとウォーキングのみで、走るということはしていない。今週の月曜日に一回3キロほど走ったのみで、そんな状況で当日を迎えてしまったわけだ。なので今回の目標は「完走」に絞ることにした。

オンライン大会のいいところはまず足切りタイムというものが存在しない。そんなタイムで恥ずかしくないのか?という恥と外聞を捨てれば、走り切るという根性さえあれば完走を止められるものは存在しない。純然たる自分との勝負になる。

 

さて、準備不足は否めないけど、迎えた土曜日の朝。めちゃくちゃ素晴らしい天候だった。

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いつ走り始めるかも自分次第。コンビニでおにぎり買って栄養を補給して、柔軟体操をしたら時間は10時前くらい。ちょうどいいや、10時スタートにしようと思って、スマホGPSアプリの起動を構える。

聞こえないけど号砲一発を心のなかに鳴らし、11/14の午前10時ちょうど。仁淀オンラインマラソンin松山。たった一人の21キロ走がスタートしました。

 

今回ハーフマラソンの距離分のルートを市内にどう組み上げるか…。

当初は電車で21キロ先まで行って戻ってくるっていう方法も考えたんですけど、何かあったときに本当に戻ってこられなくなるという懸念もあったので、今回は出発地起点に一周10キロのルートを2つ用意してそれを回るというもの。

同じルートでは飽きてしまうし、道中水分等の補給無しは厳しいので、出発点を補給ポイントとして活用しようとも思ったわけです。

 

そんなわけで出発。

寒くもなく熱くもなく、非常に心地よいランニング日和…が、足が重い。めちゃくちゃにペースが延びない。走り始め2キロくらいはキロペース11分とかそんなレベルでした。これはですね、健脚の方の速歩きよりも遅いです。「これ…ホンマに完走できるんか?」と思いましたね。

思えば過去のマラソン大会もスタート時に「ゆっくり…ゆっくり…」とつぶやきながらスタートしていたけど、あれは序盤に飛ばしすぎないためのまじないみたいなものだった。今回のこれは本当に足が重かった。「いやー、厳しいな…」と思いながらもじわじわと走っていく。

 

ところが3キロくらいに差し掛かってくると、少しスピードが乗ってくる。ルートがゆるやかに傾斜を持っていたのもあるけど、体も温まってきたのかもしれない。それにこの10キロ2セットの前半ルートはいつも使っていたジョギングルートに少し付け足したような道のりだったので、距離の感覚もつかみやすかったってのもあるのかもしれない。出発地点までもゆったりゆったりとだが、まだ走っていくことができた。結果前半10キロは1時間半と少しのペースで出発地点まで戻ってこられた。

 

そこで水分補給をして二週目に出発。「思ったより、体動き出したな。これは3時間前後くらいでゴールできるんじゃ?」とか思っていた。…が、まあ甘い。大甘だった。

13キロを過ぎた頃から、まず足が前に進まなくなってくる。前方へのベクトルの加速がなくなってきたな…と思う頃、まず腰が痛くなってくる。これは過去のマラソンでも経験があって、前屈姿勢をとって腰の後ろを伸ばすことで痛みをごまかしながら走っていく。

だけど、次に足の付け根が痛くなってくる。ここが痛むとそもそも足を駆動させることに支障が出始めてくる。

 

ちょっとこういう不具合が出てくると、オンラインマラソン特有の負荷が大きくダメージを与えてくる。

まず交通規制をやってるわけでもないので、赤信号にぶつかったときは一旦停止をしないといけない。休憩できるじゃんという意見も一理あるけど、それ以上に停止と再始動に使う負荷のほうがでかい。

ラソン大会では車道やそれに準ずる平坦な道を走ることができるけど、歩道を走るので車道との交差点では少なからぬ段差がある、そういうところで蹴躓かないように気を遣わないといけない。それらが疲労と痛みに拍車をかける。

水分やエネルギー食の補給やコールドスプレーを借りれたりという様々なサポート体制にどれだけ支えられていたかということも痛いほど実感した。今回補給ポイントは10キロ地点の一回のみ。

 

2セット目の10キロルートの折返し。出発点とゴールは同じ場所なのでそこから最も遠い位置に差し掛かるころ。この残り30%~10%にかけてが一番しんどい。自分を奮い立たせながらも走っていくが、16キロ地点を少し過ぎたところでとうとう走りから歩きに変わる。

これスピードの上では大差ないんだけど、自分の中でランニングからウォーキングにフォームが変わるのは戦意の上で大きく意味が異なる。要は肘を曲げて膝を曲げて進んでいくランニングフォームはどれだけスピードが死んでいようとも、ファイティングポーズを取っている時間帯なのだ。仁淀も神戸も高知もそのルートの区間すべてでファイティングポーズを取って走り続けることはできなかったから、このオンラインマラソンでも途中歩きの区間が出ることは問題ではなかったりするんだけど…。

 

ファイティングポーズをとることをやめたタイミングで、ちょうど松山城の城下公園に差し掛かってきた。ふと公園内をみると、親子連れだったり、高校生だったり、大道芸人だったりが各々の時間を過ごしている。出店も出たりして秋の空の下、非常に穏やかな時間が流れていた。

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…何故走る?そんな問いが頭の中に湧き上がってくる。まあ、もう歩いているんだけど。

 

自分にとってオンラインマラソン大会最大のデメリットは、大会の空気感の中でできないことだなと、このとき痛感した。

仁淀で最後の関門を超えたときに、救護室で手当してもらいながら「時間には絶対間に合うから」と励ましてもらったり、神戸でスタート時の吹奏楽部の演奏に感動したり、高知でゴール直前のおばちゃんの言葉に最後の力をもらったり…。

一人きりでのオンラインマラソン大会は、本当に自分一人での勝負になる。ああ、これまでの大会で「タイムは問題じゃない。完走しよう。自分との勝負だ。」などとのたまっていたが、周りのランナーや沿道の声援は割とマジのガチで力になっていたんだなあ…。やっぱりまた現地に行って一斉に走ってやっていきたいですね。

 

そんな感じでトボトボと歩いていたけど、残り3キロというところで再び走り出す。別に劇的な心境の変化があったりするわけではない。ちょっと歩いて回復したってだけ。

そこから先はもうペースも何もあったものではない。あんまりにスピードが遅いからランニングGPSアプリが「あれ?これ止まってね?」と判断してちょくちょく計測が途切れたりしながらも、なんとかほうほうの体で出発地点まで帰ってきた。

えー、かかった時間は3時間半と少し。仁淀ハーフマラソン足切りタイムは3時間10分なので、これは余裕の足切りタイムです。

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まぁ、完走が目標ということでやっていたので、無事に帰ってきたのでセーフとしましょう。いやお金も持たずに出たので、出発して15キロを超えた時点でもう戻ってくるしか選択肢はなかったんだが。

…いや、これタクシー拾って家に帰ってきてからお金払えばよかったのか。走ってる最中には思いつかなかったけど、思いついてたらその方法を取りかねなかったな。

 

そんなわけで、オンラインマラソン参加記。以上です。

来年はまた太平洋を望みながら、仁淀川沿いを気持ちよく走りたいっすな。

 

さーて、あとは高知名産のウツボがそのうち届くはずなので、届いたら楽しく食べましょうね。動物性タンパク質とってかないと…。日曜夜現在、両足の全面がやばいほど痛いので、回復させていきましょう、体組織。

 

180.7(108.2)

メーターを測るだけ

ばっちし寝落ちをかまして部屋の電気もつけたまま寝てしまっていた。

今何時だ…と時間を見たらば5時半前で「うへぇ…朝じゃん」とガックシきていたところ。

 

昨晩は仕事から帰ってきて、寮の水道やら電気やらのメーターの検針に回っていて…部屋に戻って寝落ちしたんだった。えぇ…昨晩の主行動それだけ?

いやまぁデレステはポツポツやっているんだけど。

 

諸々の積み残しを抱えて、金曜日に突入する。

 

183.7(111.0)

ウルトラ5つの誓いみたいなもの

皆さん、ウルトラ5つの誓いって知ってます?

帰ってきたウルトラマン』という作品の中で地球を去るウルトラマンジャックが地球のちびっ子にあてた約束がもう

 

一つ、腹ペコのまま学校へ行かぬこと

一つ、天気のいい日に布団を干すこと

一つ、道を歩く時には車に気をつけること

一つ、他人の力を頼りにしないこと

一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと

 

地球を去るヒーローからちびっ子たちへの愛のある五箇条だとは思いませんか。

人からいただいた何かしらの誓い、スタンス、約束事、ライフハックetc…そういうものは誰しもにあって個々人の人生の拠り所になってるんじゃないかな、と思ったりもするわけです。

 

自分の場合にもそういうのがあって、例えば敬愛するライオンズの投手西口文也さんの「あの時運を使わなくて良かったと思える日が来るかもしれない」という言葉から「永遠にツキに見放されるということはないのだから、運は総量でバランスを取ってると思うことにしよう」みたいな。まぁ、運は総量なのか流れなのか、はたまた文字通り天運によって定められているものなのか…諸説ありますが。

 

さいきん自分の中のそういう五つの誓いみたいなもののうち、「腹が立つ時は、それって本当に怒るほどのことなのかな、と一度深呼吸して考える」という行動指針がすごい頻度で脳裏をよぎっている。

この言葉は原由実さんが確かバースデーライブで話していた内容だった。原さんの穏やかな人柄はそのようにして培われてきたのかもしれない…と当時の自分は納得し、以降カッとなったときに思い返すようにしている。

最近この言葉がめちゃめちゃ脳裏をよぎっているというがね、君それほど腹の立つ出来事ばかり起きているのか?と問われると、まぁ…色々あって、イライラしてて、イケイケドンドンな日常を取り戻しきれてない節はあります。ただ仕事が忙しくて余裕がないだけなのかもしれないが。人生そういう時期もある。そういう時に生活を続けていく何かしらの柱があってありがたいなあという気持ちです。

 

しかし頻繁に腹が立ってるの本当にちゃんとその指針を活かしてやってる?と思われるかもしれない。いや、この深呼吸する一拍が無ければ…。

「このやろう!なんでんかんでん俺に言いにかやがってからに!お前、この前その◯◯については◯◯の◯◯で◯◯が◯◯やから了解したって◯◯したやないか!お前!おい◯◯!」と首根っことっ捕まえて首投げにすること日に数度だろう。未だにそういう事は発生せず、クビになってないので(首投げだけに)この私的ウルトラ五つの誓いの一つは有り難く機能しているのだ。

 

ちなみに、ウルトラマンジャックの五つの誓いの他に、ウルトラマンAが地球を去る時の最後の言葉というのもあって、俺はこちらも好きなので引用します。

 

「優しさを失わないでくれ。 弱い者をいたわり、互いに助け合い、 どこの国の人達とも友達 になろうとする気持ちを失わないでくれ。 例えその気持ちが何百回裏切られようと。 それが私の最後の願いだ」

 

 

や、優しさ忘れないで…明日の俺よ…。まぁ、結局人に強くぶち当たれないがために、外から見たら俺はそこそこ優しい人間に見えてるだろうし、そういう意味ではエースの願いは今も…。いや、そんな卑屈な願いじゃねえよ?北斗と南の願いって。そんな心根でウルトラタッチができるのか?君は?

 

さて、雑記が迷走し始めたので強引に締める。

ウルトラマンAの最終回から数十年後、別のウルトラマン番組でウルトラマンAが客演した時のラストシーンもこのセリフで締めくくられていた。先程の最後の一文を「それが私の変わらぬ願いだ」に変えて。

いやぁ、こういうニヤッとできる演出大好きなんですよね。気になった人はウルトラマンAウルトラマンメビウスをみよう!

…これ超ネタバレだな?

(本記事にはウルトラマンシリーズのネタバレを含みます、ご注意ください)

 

183.3(109.8)

締め出し

明日になってわざわざ振り返って雑記書くほどのことでもないので今日の雑記に書きますけど。

 

飯食おうと外に出たら住んでる寮のオートロックに締め出されて部屋に戻れなくなりました…

そもそも火曜日の今日に外食する必要はなかったのだが、寮の食堂に野鳥が飛んでておかずの無事が確認できなかったので飯を食いに出る必要があり。

うーむ、俺が陰謀論者なら「これは仕組まれている!」と言っとるが。

さて朝までどうしようかね。

 

109.6

旧題「貴様、目を見てそう言えるのか」改め「Go to 153」

今日は会社の健康診断だったんですが、地味に健康診断での過去最大値を更新してましたね。いやー、なんともまぁ、簡単には痩せないもので…。

 

嘘だ、大嘘だ。

この2週間~1ヶ月ほど、基本的な感情の置き場所が怒の位置にあって、かつ体力も底を打っていたからジムにも行ってなけりゃ、食事制限も緩んでいた。

今回の153チャレンジは明確な期限があって、それに失敗した日にゃ…。

そう、退けない理由付けのためにスタートした153チャレンジなのに、スタートダッシュを決め込んだ後すっかり停滞の一ヶ月だった。停滞の時代…、残念ながらそのモノローグで蒸機公演が始まるのはゲームの中だけで、俺の生活は停滞すると一気にドツボにはまってしまう。

早死しないための減量、それなのになかなかモチベーションが上がらずにいた。裏を返せば、人生とかに投げやりになっていたのかもしれない。危ない思考ルーチンである。今現在のストレス発散に注力してその日暮らしをしていく…、結果部屋はどえらい散らかってしまったし、なんかいろいろやらないといけないことは貯まりまくり…。なかなかひどいこの一月ほどだった。

職場でやってる1万歩チャレンジ、周囲の人は家に帰ってからでも歩きに行ったりして継続成功している。俺はここ最近は家に帰ったらすぐに横になってしまっていた。9月~10月前半には継続して行けていたジム通いも止まってしまった。周りを見てみろ継続できる人はできるんだ。継続というと雑記の更新もパタリと止まってしまい…。おめえ何ができるんだ?と自暴自棄になりながら寝て起きて仕事に行っては諸々の用事を片付けたりしながら余裕がなくなり…しかしこれって世の中の人はうまく回してるんだよな…とか考え出すと、ああめんどくせえ…というドツボ。

 

そんな状況下で貴様、奴さんの目を見て、「この一ヶ月もチャレンジ続けてました」とそう言えるのかと詰問されると答えはノーであり、そしてそこでノーと答えてしまえるほどに生活に対して投げやりになっていたのは…まぁ、否定しないです。事実そうだったんだものな。

 

健康診断で続々とどえりゃー値が出ても「ほー、そんなもんか」と諦観している自分が12時間前にいたことも自覚しています。

それが…。

 

ローソンのアイマス5ブランドコラボで全25種のバッチの中に泰葉を見つけたのは今晩のことです。

ただそれだけ?と言われるとそれだけのことなんですが…。

こんな言い方を自分がするのは糾弾されるかもしれないんだけど…各タイトル5枠というような枠組みの場合に選出される想定はしていなかったので…。そうか…泰葉も頑張っているのに、なんだこの俺の体たらくは…と。

 

本当にただそれだけの出来事で、案外人間の心持ちってガラッと変わるものなんですな…。

ぐだぐだと生活に飲まれ、停滞し後退し健康といろいろなチャンスをぶん投げようとしていた自分に対して、こう背中を押されたような、いやすこし蹴っ飛ばしてもらったようなそんな気持ちです。ありがたい。

 

俺って本当に単純なクソデブだなあ…と自嘲しながらも、やっぱりこの名前を冠したチャレンジは成功させたい。お前のおかげで変わったんじゃというところを見せたいチャレンジなのです。

停滞の時代…でしたがそこは停滞でなんとか留めていた。本当にブチギレウィークに突入すると2週間であっという間に5~6キロくらい太れるのは過去の歴史が証明しているのに、ここはなんとか踏みとどまっていた。そう考えると深層心理の153がどこかで踏みとどまらせてくれていたような…。

 

なんにせよ、ここで目覚めたのは良かったです。

やり直すのに遅いということはないということを俺も証明できたらいいな…という決意表明でした。

 

 

184.6(110.4)