アイドルマスターシンデレラガールズのプレイヤー、デレマスPとしての自分を振り返ろうのコーナー。その後半記事です。
(前半:デレPとしての備忘録 シンデレラマスター10周年に寄せて 前半)
では後半やっていきましょう。
- 第5回シンデレラガール総選挙(2016年5月)
- THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story(2016年9月・10月)
- シンデレラガールズにおける二人目、三人目の担当アイドルの自覚(2017年8月14日未明)
- 私的シンデレラプロジェクトを組むならの15人が確定(2017年9月2日未明~9月6日)
- THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!(2018年11月~12月)
- シンデレラガールズにおける4人目の担当を迎えるチャレンジ(2019年2月~2020年2月)
- 第10回シンデレラガール総選挙(2021年4月~5月)
第5回シンデレラガール総選挙(2016年5月)
時に2016年5月。この年のタカボンPは燃えていた。
泰葉の木材を持って各地の山に登り始めるという奇行を行う動機は「泰葉のCMが聴きたい」という一念からであった。
スピリチュアルなパワーでその結実に近づこうとしたところで、結局の所直接的なきっかけを与えられるのはこの総選挙の枠組なのだ。
おそらく初めてそう言う熱い感情を持って臨んだ総選挙がこの第5回総選挙だった。
件の泰葉の木材を持って鳥取大山に登り、選挙期間中にはツイキャスを使ってラジオ番組の真似事もしたりした。結果としては悔しい51位に終わりましたが、第6回に向けてまたひとつ「やっていかなければならない」という気持ちを高めた総選挙とった。
では、その「やっていかなければならない」をどういう形で発露させたのか。実はこの年の総選挙結果発表~7月までの間、自分のモバゲーシンデレラガールズにおいてフロントメンバーから岡崎泰葉を一旦外して、その間、他に気になっていた子たちのN・Rあたりから育成し直すということをしています。
なぜ?と言われると「総選挙を勝とうとするためには、視野が狭くなってはダメだ。勝とうとする相手のことを知らなければ…」というロジック。…謎やなー、と今にして思います。
が、このエピソードを泰葉Pとしての自分史振り返りではなく、デレPとしての自分史振り返りで述べているのは、この試みによって自分にとってのシンデレラガールズがおおきく広がりを見せたから。
この頃のフロントメンバーのスクショがあるので見てみましょう。




ニューウェーブ、フリルドスクエアといったユニットごと推している面々や乙倉ちゃんや周子、志希などなど後にハマるタイミングのあるメンバー、そしてこの年の9月に泰葉とGBNSで同じユニットメンバーとなる松尾千鶴などなど…。
俺の記憶が正しければ、スクショこそ取れていないものの、長富蓮実や白菊ほたる、森久保乃々、西島櫂、喜多日菜子、などの面々もこのタイミングでフロントメンバーに入れて育成していた記憶があるのだが…。物証がないのであくまで記憶としてここに残しておこうと思う。
なんにせよ、第5回総選挙の圏外という結果を受けて、自分の中のシンデレラガールズを広げようとしたこの試み、これは後になってめちゃくちゃ活きてくることになる。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story(2016年9月・10月)
第5回総選挙のあったのと同じ年、4thライブイベントが行われた。
LV、現地観戦ともにデレマスのライブイベントはこの4thが初参戦であった。神戸開催はLVを香川で、さいたまSSAは現地で観ることができた。これ以降、デレマスライブイベントへ参戦するようになったのだが、自分でも思い出深いのが神戸公演。
この日イオンシネマ綾川でLVを見たあと、高松市内のホテルに戻った自分は興奮冷めやらぬ中…、「技術だ!技術の進歩が不可能を可能にする!」とテンションを上げていたことを鮮明に覚えている。
自分が振り返っていたのは、その日キャストの人が来られていないアイドルや、まだ当時ボイス未実装だったアイドルたちも、3Dモデルという形でステージにあがることができたということです。
自分の記憶が正しければ、メアリーや亜里沙先生などがその日ステージにいたはず…。そして、それはスターライトステージのリリースが可能にしたことでだった。奇しくもスターライトステージの周年楽曲の「BEYOND THE STARLIGHT」が発表されたのもこの公演だった。「誰よりも光れ」というその歌詞に決意を新たに2017年に進む…。
シンデレラガールズにおける二人目、三人目の担当アイドルの自覚(2017年8月14日未明)
メロンパンムーブメントを武器に挑んだ第6回総選挙において悔しい51位に終わりながらも、2017年のタカボンデレPは夏に大旅行を計画し、8月には実行に移していた。
パ・リーグアイマスコラボをメットライフドームで観戦した後、泰葉の木材チャレンジをすすめるべく、北陸立山、白山の登山に挑戦した。木材チャレンジについては台風翌日の悪天候のため断念下山せざるを得なかったが、この旅のフィナーレはSSAにおける5thライブの千秋楽公演であり、その場には無事到着することができた。
無事千秋楽公演を見届けて、帰る途上。俺は一緒に見に行っていた友人らを順番に家の前に下ろしながら、最後に東海エリア住まいの友人を送り届けるべく東名自動車道を走っていた。
その車中での会話において、俺はシンデレラガールズにおける担当アイドルの二人目、三人目を迎えることを決定することになったのだった。
その時の感情については奇しくもその当時のブログ記事が饒舌に語ってくれていた。今その当時の感情を思い出すよりも、そのときに感情のままに書いたブログ記事のほうが正確だろうから引用する。
その後、少し冷静になったタイミングでこの光景について思い至ったのは「これCGアイドル全員に、演じてくれる相棒を見つけて、シンデレラマスターを発売って現実的に不可能なんじゃ…」と。不可能とは言わないまでも、それには結構な時間が必要だろうと、東京オリンピックまでなんて話じゃ甘いよ、と。
担当プロデュースの到着点をシンデレラマスターと位置づけてる自分のスタンスのせいもあるけど、それに気がついた時、「これは長丁場になるぞ」と。アイマスに限らす、趣味のことについては一切の負の感情を持ち込まないでいたいと思ってて。
泰葉のシンデレラマスターは東京オリンピックの向こう側になりそうだということに気がついたということが、将来の負の感情の芽になる可能性を感じてしまった。
いいから、信じて待ってろ!と言う自分と、それでもだいぶ先だね…と落胆する自分が併存する可能性が発生してしまった。
暗い情念が芽生えてしまうかもしれないという、そういう可能性さえ存在させたくなかった状況に陥ってしまった。
趣味ってのはマイナスの気持ちが介在しないようにどこまでも楽しくなくちゃいけないという自分ルール。それを破ってしまう可能性が出てきたとき、1年前からの甘い誘惑が声を大きくしてきた。
担当を増やせばいいんじゃないかと。分子を増やせと。1/183ではなく3/183なら、なにかあったときに刺さる確率は3倍だと。
車内で相談に乗ってもらっていた友人Pの言葉も思い出深く残っている。
「デレマスアイドルたちから特定の3人を選ぶ組み合わせの確率について」の話だった。今計算し直してみると183から3人を選ぶ組み合わせは約100万分の1。そして、その組み合わせの巡り合わせに出会えたことに対して「いいなあ!そういう世界の広がりに出会えて!」というニュアンスのことを言ってもらったのを覚えている。彼の言葉は的を得ていた。
川島瑞樹、北条加蓮両名の加入によって、担当3人体制に移行する。奇しくも川島さん、加蓮の二人はこの一年前にぶっ刺さっていた「BEYOND THE STARLIGHT」のオリメンでもあった。偶然…だと思う。
私的シンデレラプロジェクトを組むならの15人が確定(2017年9月2日未明~9月6日)
デレPとしての自分のターニングポイントは長距離移動中にばかりやってくるのだろうか。担当が3人に増えたその約2週間後、自分は大阪に向かうフェリーの途上にいた。友人との金沢旅行に向かうためだ。
その船中、寝付けずにいた自分はデレステを起動していた。そして、Cute、Passion版の「サミダレがーるず」(前半記事参照)をとうとう結成しようと。
ちなみに「サミダレがーるず」という今日に至るまで、私的『好きなCool属性アイドル5人並べただけユニット』のユニット名となっているものがあるが、それが誕生したのもこの2013年の5月のこと。
おそらく、自分の中で候補となるアイドルたちは目星がついていたのだろう。船が大阪に到着しようという午前5時前にはまず私的『好きなCute属性アイドル並べただけユニット』が誕生していた。
構成メンバーは緒方智絵里、佐久間まゆ、長富蓮実、白菊ほたる、井村雪菜の5名。
そして、遅れること数日、9月6日には私的『好きなPassion属性アイドル並べただけユニット』も完成。
こちらの構成メンバーは龍崎薫、喜多日菜子、衛藤美紗希、西島櫂、首藤葵の5名。
昔、友人Pたちと遊んでいた中で「自分らがシンデレラプロジェクトをやるなら」というテーマでドラフト指名遊びをしていたことがあるのだが、その題目で今望むならこの15人を指名するというのが固まったのがこの2017年9月だった。
さて、この15人が固まってなにが良かったかというと…、これ以降しばらくの間デレステのスカウトチケットで誰をスカウトするかに悩まなくてよくなったことだった。
15人のうちSSRが実装され、かつ未所持のアイドルを優先してスカウトチケットで指名するという方針で勧誘をしていっていた。
ちなみに、15人が固まった当時は上記画像のように全員のSSRが手元にいたわけではないのだけど、2022年1月現在全員のSSRを手に入れるという夢は叶いました。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!(2018年11月~12月)
この2018年11月12月のメラド、ナゴド公演は、ついこの間に2021年の愛知公演に現地参戦するまで、長らく自分にとっての最後のデレマス現地参戦であった。まあ、この空白期間に関しては2020年に始まる昨今の情勢が大きく影響しているという点もあるけど。
この公演はかなり印象深く記憶に残っている出来事が2つある。一つにはナゴド初日のほたるちゃんCMのサプライズ発表。自分はナゴドの客席で「まじかよ!」と驚愕の声を上げたあと、感極まっていて、周囲の初対面Pの皆さんに「よかったですねえよかったですねえ」と声をかけていただいたことを思い出す。…この時点でのタカボンPはまだほたるちゃんPを名乗っていないのだけど?しかしまあ、このリアクションを未来人の目線で卑怯にも分析すると、後に担当に迎えるのもさもありなんであった。
そして、もうひとつ。ナゴド最終日に発表された「新規アイドル追加!」の報。さて、じゃあ本邦初公開の当時の自分の心境を嘘偽りなく書いておこうか。当時の自分の感想としては「順番待ちの列がまた伸びる…」というものだった。そう、心の底から歓迎していたわけではなかった。
もちろんコンテンツとしての盛り上がりのため必要なカンフル剤というのもわかるし、しばらくなかっただけで過去にこういう追加がなかったタイミングというのもない。しかしまあ、当時の自分はこの2年前のライブ終了後の時点で「これは長丁場になるぞ…」という感覚を得ていて、その長丁場がさらに長くなることに対して…、そうですね少しマイナスに捉えていたわけだ。欲するならば勝ち取れ。わかってはいるつもりだったが…。
今回記事を書くにあたって、過去の自分のログ、スクショいろいろ遡っていく中で2017年11月に撮影していたある動画を見つけてしまった。
酔っているんだろうとは思うが、宵闇の中で自分はこんなことを言っていた。「俺の身に何かあったときは、みんな泰葉をよろしく頼む。…いや、俺以外のやつに頼むつもりはないからそこんとこよろしく。なあ泰葉、テッペン取ろうぜ。その日まで君の担当でい続けたい。それが本心なんだぜよろしく」と。
酔って口走るのがそこということは…まあ、当時の俺の良くない熱の入れ方がこの動画から手にとるようにわかる。勝ち取るしかないとわかっていても、誰か俺のようなしょうもない1ユーザーよりも、もっとインフルエンサー的な誰かがハマってくれないか。俺にできることなんて木材持って山登るだけだ、それも単なる自己満足以上のものにはならない、おれは無力だ。勝ち取れというが…勝ち取れというが…。とまぁ、こんなことを思っていたんだろうなとわかる。まあ、自分のことだからな。
同時期Twitterだったりには同じような…まあ、怨嗟の声のようなものが聞こえてきたことを記憶している。実際には2019年総選挙前後のほうが大きかっただろうか。
この時期俺が辛いと思ったのは、同じようにボイス実装を勝ち取るために走っていた他アイドルのPの人だったりで脱落していく人を目にしてしまったことだろうと思う。いつだったか、友人Pと話をしていてこのことについて「あなた方が諦るなよ…」と悔し涙がこみ上げてきたのを覚えている。俺なんかよりもよっぽど拡散する能力やクリエイティブな人が「力及ばす…」と去っていくのを見るとき、そこには写し鏡で木材片手にぽつねんとしている自分が写ってしまうのだ。ムーブメントを作ることも何もできない自分はそこにただいるだけの存在だ。俺が彼女のためになんの役に立っているのか。
今にして思えば、考えすぎたとこじらせ過ぎだと思うでしょう。でも、同時の自分はこういうことを考え悶々と悩んでいたのは紛れもない事実。
「言わなくてもいいことは言わない」というスタンスを持っていたから、順番待ちの列が伸びたと感じたことも今日まで言わないでいただけだ。ただ…、俺を悩ませていたのは列が伸びたことに対してだけであって、列に新たに加わった面々に対して思うところがなかったというのは申し添えておかないと誤解を生じさせそうなので付け足しておく。いや、むしろ…というのが、ここから先の話。
シンデレラガールズにおける4人目の担当を迎えるチャレンジ(2019年2月~2020年2月)
蒸気のように、もとい上記のように俺が「自分の無力さ」「順番待ち列の長さ」に悩み始めていた頃、全く奇妙なことにデレマスにおいてもう一つ新たな熱量が生まれていた。
このあたりは当時毎日更新していたブログに詳しいので、引用させてもらう。
2019年2月9日。平穏な一日で終わるはずだった一日が、色をつけて輝き始める。
ほたるちゃんは幸せをとどけるアイドルになりたいと言っていた。
少なくとも、君のおかげで幸せをもらったファンがここに1人間違いなくいるぞ。そして、きっと日本中に、世界中にこの報せを受けて幸せになったファンが、プロデューサーがいるのだ。
デレステのストーリーコミュと楽曲実装に心動かされ
「フルマラソン完走したら、白菊ほたるを担当に迎える」
これが今年の2月10日以降、ひっそりと挑戦していた自分チャレンジ。
すげえ色んな人の困惑顔が見える。え?どういうこと?と。因と果の関連性が見えないって思われてそう。
自分って結構マイルールでの自分縛りが強いほうだと思うんすよね。…ちょっと狂はもう時間が時間なんでこのあたりの因果関係をくわしく紐解いていくのも後日にまわしたいんだけど…。あの日「お前そんな想いをしてまで頑張ってたのか…」って知ってから、担当宣言は脳裏をよぎったんだけど、「でも、俺は君ほど頑張ってない…」というのは少し引っかかって。多分、そういう感じのこと。
お前さんのおかげで、人は変われるよ。現に俺は変われた、という証明をもって宣言しにいこうとしている…まぁ、こんな感じのことだ。
「フルマラソンを完走したら白菊ほたる担当を名乗る」という謎の挑戦をスタートし、
仁淀大橋を渡って、もう走るのではなく歩いて歩いている時、なんとかかんとかやっていくときに脳裏である言葉がリフレインし始めた。「今、努力できる場所にいる幸せ」って言葉。そして、真夏のメットライフドームでのヘッスラの映像が頭によぎっていった。前者はほたるちゃん、後者は浅村だった。なぜ走るかの理由はわからんが、この一年、なぜ走ってきたのかその燃料を思い出して走っていく。
(中略)
スタートした時にはここまで来られるとも思っていなかったが…。最後にトラック一周をしたらゴールテープになる。最後の方の集団である。制限時間が7時間の龍馬マラソンだから完走できた。
それでも42.195キロ。まさか走れるとは思っていなかった。ここまで来られるとは…。
15時54分47秒。
スタートから6時間54分47秒。
制限時間7時間を目一杯使って高知を走りまくった。
なんとまあ、本当にフルマラソンを完走し無事シンデレラガールズ4人目の担当として白菊ほたるを迎えるに至った。
このチャレンジが自分のデレマスPとしての歴史の中で特筆すべきところなのは「担当を名乗るに対して何かを課して、それをクリアすることを達成した」点だと思う。
「無力な自分P」というものに対してのなにか答えを探していたんじゃないかなと、今にして分析することも可能だろう。相変わらずその方向性はとっちらかっているのだけど。
第10回シンデレラガール総選挙(2021年4月~5月)
第9回からボイス総選挙とシンデレラガール総選挙は分離しており、ボイス総選挙で泰葉に総ツッパという日々を続けていたのだが…、というと誤りがある。
自分がボイス総選挙で泰葉に突っ込んでいたのが2020年のみで2021年において、そう言い切ることができないのだから…。
回りくどい逃げをせずに単刀直入に懺悔しましょう。第10回総選挙において、実はCG総選挙もボイス総選挙も両方とも、自分は最終投票期限までに票を投じることができませんでした。
これは総選挙というイベントに参加していなかったわけではないです。投票券自体はそれぞれ300余り持っていました。つまり、投票忘れにより全票文字通りの死票となってしまったわけです。
おそらく自分のデレP史上最大の失態であるこの出来事をわざわざここに書き残しておくのは、ただ一点将来同じことを繰り返さないためでして…来年は同じことしないようにホント…気をつけます。
めちゃくちゃ長くなってしまったので、後半はここまでで区切って最後はまとめとして別記事にしよう。
後半までだとなんというか…後ろめたいところで記事が切れているので、完結編こそは早くまとめて出せるようにしたい。少し後ろ暗い心情も吐露したりしましたけど、そこをわざわざ書いてるってのは、そういう執着を乗り越えたからであって、なぜ乗り越えられたのか?ってのは…まあ、前後半で答え出ているところもあるんですが、まあ、もうちょっとだけ続けさせてもらいます。
では後日また…