人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

シンデレラ10thファイナル公演を終えて 岡崎泰葉Pとしての感想(DAY1)

いやー…シンデレラガールズ10thアニバーサリーライブ、そのファイナル公演良かったですね…!

デレマス10年間の軌跡をなぞりながら、その圧倒的物量であっちこっちから刺さりまくるそんな圧巻のライブでございました。行けてよかった!心からそう思います。

 

2日合計100曲を披露という途方もない巨大ライブの全容、感想を書いていくことは自分の手には余り、そしてすぐには書き上げられないだろうからいまひとまず、岡崎泰葉担当Pとして、泰葉Pとしての自分に関係するところに焦点を当てて、そのライブ感想を書き残しておきたいと思います。

どちらかというと、未来の自分のために今この感情を残しておこうと思って…。

 

 

DAY1

 

会場まで歩いて行くことも可能な距離に住んでいながら遅刻しかけるという一波乱もありながら無事に到着した初日。

 

席について息を整えながら開演を待つ時間、後方のプロデューサーの会話が聞こえてきた。「実際どんな感じになるんだろうね…」という期待と共にどう盛り上がっていくかを掴みかねているような話題を耳にした。

キャストオールシークレット、コンセプトも未発表の状態で迎える2022年4月2日16時。

 

隠さずにいうとサプライズボイスについての期待感はあった。ただそれが自分の担当アイドルであるか…という期待感ではなかった。そりゃきてくれたら嬉しいが、そう論じる客観的な数的根拠を俺は示せなかったからだ。だけど、「それでも」焦らない理由をデレマスの中に見出せていたから、過去にないほどに良い仕上がりでライブ開幕直前を迎えていたと思う。

来ようが来まいが、もう揺るがない腹を括っていたから俺はその日初めて泰葉グッズフル装備でライブ会場に向かった。ペンライトホルダー、フルグラタオル、そして鞄の中には缶バッジ、アクリルスタンド、あちこち回った泰葉の木材、総選挙必勝を祈願して京都まで駆けた車折神社の芸能御守…。

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そして、着て行ったのがこちらのTシャツ。俺の担当アイドル4人と共に、ベルーナドームに来ていた。デレPとしての俺ももう出し惜しみは無しだ!という心持ち。

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そしてとうとう、大橋さんによる開会宣言、開幕『ミツボシ☆☆★』という大スタートダッシュを決めて、伝説は幕を上げた。

DAY1のコンセプトは過去のライブイベント軸にシンデレラの10年間を振り返るというもの。

「あぁ、あの日…!あの場所に!俺はいた!」だったり、「あの日見る術の無かったライブの光景がいまここに!」と心躍るシーンが目の前に目の前に広がっていく。

 

自分にとってこれまでの公演の中で最も思い出深いライブというと、俺は4thSSA初日を挙げる。その公演「Brand new Castele」は出演キャスト全員個別衣装というステージで、全員がずらっと並んだラストナンバーでは「これがシンデレラガールズだ!」と感動したのを覚えている。『EVERMORE』めちゃくちゃ好きな楽曲なのもその公演で初披露された楽曲だからなのかもしれない。

 

ライブで思い出深いシーンといえば、その翌年の5thライブのラストシーンをみてこんなことも思っている。

ライブレポは後日やろうと思ってるんで、それはともかくとして、今回の話に関係があるのは、ライブラスト。
出演されてた皆さんが横一線に並んだのを400レベルのスタンドの結構いい席から見てると、その人数の多さに気がついてしまった。
初日と2日目で、出演者を総とっかえしているのにすげえ…、と思って振り返れば、SSAに来てないだけでツアーの地方公演に参加している人らも含めたら、本当にいまや出演している人、曲をもっているアイドルの数ってすげえなぁと。
その後、少し冷静になったタイミングでこの光景について思い至ったのは「これCGアイドル全員に、演じてくれる相棒を見つけて、シンデレラマスターを発売って現実的に不可能なんじゃ…」と。不可能とは言わないまでも、それには結構な時間が必要だろうと、東京オリンピックまでなんて話じゃ甘いよ、と。
担当プロデュースの到着点をシンデレラマスターと位置づけてる自分のスタンスのせいもあるけど、それに気がついた時、「これは長丁場になるぞ」と。

 

源田壮亮と川島瑞樹と大石達也と北条加蓮について - 人生、東奔西走

 

一人一人のアイドルに、キャストを見つけてこうしてステージに上がってもらう。…それはとても難しいことなのかもしれない。東京オリンピックまでには泰葉のCMは間に合わないかもしれない…という当時の危惧は現実になってしまったけど。…けれどもその5th公演の帰り道、深夜の東名高速を走りながら、俺は友人のPに心情を吐露して2人の担当アイドルを新たに迎えることを決めた。

川島瑞樹北条加蓮両名だ。

 

あの日、一瞬揺らぎかけたデレPとしての自分を支えてくれたのがこの2人だった。

そして…16曲目、『オルゴールの小箱』、24曲目『Trancing Pulse』

 

来た!来た!来てくれた!

10th公演始まって、この二人の出演していた福岡公演のチャレンジをしなかったことの後悔を思いっきり晴らしてくれた。

川島さん、加蓮、東山さん、渕上さん来てくれてありがとう…!Tシャツにプリントされているそれぞれに手を当てて感謝を抱く、そんなシーンでした。

ここで担当二人が刺さった事によって、この時俺の脳裏には一つの考えがよぎった。「もしここでほたるちゃん、天野さんが来てくれたら…、来れる担当アイドル全員来る公演になるんじゃない!?」っていう。そんな一つの夢にリーチをかけたのだった。

 

その夢は意外な形で、そして想像を超えた形で実現してくれた。

 

DAY1、32曲目。仲間たちと友情の『We're the friends!』

 

 

5thライブモチーフのSerendipity Parade!!!の中にあって…、流れ始めた『We're the friends!』

ステージの上にキャストの方がいなくて、見えてきたのがビジョンで踊るデレステ3Dモデル。その中にあって…見間違えるはずのない衣装、頭の形、153cmの…

 

 

岡崎泰葉が、そこにいた。

 

 

それに気がついたとき、気がついてしまったとき…。こみ上げるものを抑えることはできなくて、それでもしっかりと目に焼き付けようと前を向いたら、そこに岡崎泰葉はいた。白菊ほたるもいる…GIRLS BE NEXT STEPのみんなと一緒に…。

あとから調べてその時にステージにいたのは、フリルドスクエア、ニューウェーブ、ビューティーアリュール、ロボフレンズ、ガールズパワーの6組、合計20人だったということだそうだ…。各々のプロデューサーの胸に去来した気持ちはどんなだったろう、その時たしかに君らのステージだったんだ。

あの日、一緒に踊ってくれたみんなありがとう。あの日ベルーナドームで手を振ってくれたプロデューサーの皆さんありがとう。そして、GBNSのみんな、その光景を見せてくれてありがとう。

俺は…とうとう夢を叶えてしまった。

担当4人が一つの公演にやってくる、そんな夢を叶えてしまった。前提条件が揃ってないから…と本当に夢想に終わるはずだった夢を、岡崎泰葉は叶えてくれた。

 

”夢は夢で終われない"

そうだ、終われないからここまで来たんだ!いつか来るその日のために…。2022年4月2日、その日一人の男の夢が叶ってしまった。

 

デレステ3Dモデルは不可能を可能にする。4th神戸公演で初めて行われたその試みに当時痛く感動していたのを覚えている。

あの神戸公演でめちゃくちゃ感動したものの一つにステージ上にアイドル3Dモデルの登場ってものがあった。つまるところ、「今日不在のアイドルでもモデルを投影させたら一緒にステージにいられるんだよ!」ということ。それだけではなく当時持田先生らボイス未実装アイドルも登場していたことを記憶している。

たとえ実装が追いついていなくても、ステージに上げることはできる!これまで人類史が築き上げてきた最新技術と技術者の飽くなき挑戦によって!

1人の男の夢が叶った日 「お願い!シンデレラ」GRAND LIVE実装を受けて - 人生、東奔西走

 

それに…ボイス未実装状態でずっと走り続けてきた泰葉とのプロデュース道。その状態でもステージで逢えた!というのは、なんだかすごくそれはそれでよし!と思えるような結果だったんです。

岡崎泰葉、彼女もまたがんばり屋なので…。俺が「前提条件が整ってないから…」といって選択肢から外したその夢を叶えてくれた…。こんなにうれしいことはない…。

 

 

そして、夢見心地のなかでライブは続いていく。『星環世界』『Shine!』『Fascinate』…10年間、多くの曲が生まれていったし、ライブ会場に限らず、あの道であの場所で、あの眠れない夜に、あの歓喜の瞬間にこの曲あの曲色んな曲を聴いていたな…と振り返る。

『EVERMORE』『流れ星キセキ』『M@GIC』…惜しげもなく注ぎ込まれるあの曲この曲の連続に…「いいライブを見に来た、本当に来てよかった…」と感慨もひとしおにアンコールを待っているとき…。

 

 

業務連絡の中にあって、突如放り込まれた新映像に、泰葉Pとしての自分にとって二度目の衝撃が訪れる。

 

エンフォーサー泰葉のアニメ映像が流れたのだった。

それはつまり色褪せない蒸気の夢が…。蒸機公演クロックワークメモリーがやってきた!

そして、もう一ついたく胸を打ったのがエンフォーサー泰葉が画面にうつったときの隠しようのない会場のどよめきだった。それが本当に嬉しくて…。

蒸機公演は…もう3年も前になるあの公演は忘れられちゃいなかった!泰葉Pだったり洋子さんPだけじゃないんだ!みんな覚えてるんだ!

その感動に拳を握っているときに、後ろの席、開演前に不安を述べていたP二人の興奮した会話が聞こえてきた。

「こりゃ泰葉Pは頑張らないとな!」って。

そう、ここが実にシンデレラガールズPらしい。「こりゃ泰葉にボイス来るぜ」ではなく「ここまで担当が頑張ってるんだから、プロデューサーは気合見せて頑張らないと」とそう思うあたり、実にデレマスPじゃないか。なんだかそれも嬉しくて…。

 

DAY1ラストナンバーは『EVERLASTING』

これまでのたくさんがつまったこの曲とともに、伝説の1日が幕を閉じた。

 

 

当時の自分の興奮を物語るツイートがある。

 

 

俺はまだまだこれからも岡崎泰葉に夢を見る。

3年前の総選挙の時もそんなことを言っていた。

 

keepbeats.hatenablog.com

 

泰葉は過去総選挙においてランクインを果たしたことはありません。

それでも、多くのプロデューサーが泰葉を応援してくれています。いや、同じ夢を見てくれている。

ある菜々さんPが「担当と組んだときから、その子も担当だ」と泰葉を応援してくれていました。(古くは☆スペーススターズ☆、直近の流星プラネッツ)

ズビネスPが「よっしゃいくぞ!GIRLS BE NEXT STEP!」と泰葉にも投票してくれている姿を見ます。

ある未央ちゃんPが「メロンパン仲間だもんね」と泰葉にも票を投じてくれているのを見ました。未央ちゃんにとって、今年がどれだけ大切かを考えれば本当に胸が熱くなる。

蒸機公演の仲間の洋子さんP、奈緒P、有香P…。北の魔女一行トリオの二人のP…リトルチェリーブロッサムに夢を見てくれるP…。

 

合計で1000万のオーダーでは済まない票数が動いているこの総選挙の中では、そうした一人ひとりの声というのはとてもミクロな動きかもしれない。

それでも、そういう一人ひとりの声を拾っていくととても勇気づけられます。岡崎泰葉に夢を見ているのは泰葉Pだけじゃないって気がして…。

 

 

やっぱり俺は岡崎泰葉に夢を見る。

そして、岡崎泰葉に夢を見るのはもう自分たちだけではないんだな…多くの人が岡崎泰葉に夢を見てくれている。

 

一つの夢が叶っても、おれはまだまだ岡崎泰葉に夢を見る。

 

そもそも俺が泰葉Pとしてのライブ感想を書くことができる日がくるっていうのが嬉しかったんだ。それもまた一つの夢が叶った瞬間ってことなのかもしれない。

 

 

以上、シンデレラガールズ10thアニバーサリーファイナル公演DAY1記事でした。

ずいぶん長くなったのでDAY2は別記事にします。

そしてDAY2はデレマスPとしての自分がどう受け取ったのかっていう感想記事になるかなと思います。長々と読んでくださってありがとうございました。