源田壮亮と川島瑞樹と大石達也と北条加蓮について
旅行から帰ってきておおよそ1週間。
未だに、あの狂乱の10日間の疲れと興奮の中にいるような気がします。
もろもろ忘れずにいたいことはたくさんあるんだけど、エピソードに関することなら覚えていられると思うので、それ以外の部分について備忘録しておこうかなぁと。
人に見てもらう用の文章でもないし、あとで自分が思い出せればという書き方なので、非常にあれな文体と構成と内容だし、普段ならこれは言わないでおこうと思ってるようなことも、まぁ、仕方ない。前置きはここまで。
今旅行の三本柱は西武アイマス山登り。
旅行2日目と6日目の西武戦観戦、8日目と9日目のSSAライブ観戦、5日目と6日目の立山・白山登山という分配で臨んだ。
書き残しておこうと思うのは、西武とアイマスの話。
西武とアイマスとを同時に語ってると西武ファンとプロデューサーの双方に公私混同してないかと怒られそうだけど、どちらも自分にとっては私事なので。
旅行の馬鹿長い移動時間中に、主に愛媛に帰ってくる最中に考えを巡らせていた。
埼玉西武ライオンズにここまで肩入れしている理由には、西口文也がいたチームだからで。
その西口さんが引退をしたのが2年前。引退した直後から、ずっと探していた。西口さんに向けていた熱意を差し向けることのできるライオンズの選手を。
岸孝之がそうであったし、高橋光成にもその陰を見た日もあった。
そして、行き着いたのが、大石達也と源田壮亮という二人の選手だった。
これはもう理屈じゃなくて、感情面が先行して「ああ、西口さんのあとのライオンズの俺の一番好きな選手はこの二人だ」と心が決めたから。
大石達也を応援しようと決めたのは、古くは2013年の開幕クローザーのときもあっただろうけど、たくさんいるライオンズの投手の1人から、マイ・フェイバリットリリーバーになったのは、去年の活躍から。
ライオンズ球団からは野手転向の打診もあった中、それを蹴っ飛ばしての投手でいつづけるという決断。
これでダメならライオンズはもう面倒を見てなかったでしょう、というなかの2016年の活躍。そして、2017年。開幕から絶対に打たれないマジカルストレートと大石フォークによって、前半戦終わる直前まで無失点。
そんなタイミングでの大石の恩師の突然の訃報。それを受けて登板した日の大石のピッチングを見て、心揺さぶられないほど、自分の感情は冷え切っていなかった。
森コーチから受け継いだフォークをこれでもかとぶん投げる大石達也。高めのストレート投げてりゃ三振してただろうに、意地になってるかのようなフォークの連投に、心動かなけりゃ、おれはとっくにライオンズファンを辞めてる。
大石達也が抑えていれば、それだけで心湧く自分。それを意識した時、このピッチャーが特別なところにいったわけで。
そして、もうひとりが源田壮亮。
ライオンズ長年の弱点と化していたショートストップのポジションを、一年目からガッチリ掴んで話さないこのスーパールーキー。
先輩方からも可愛がられているのが目に見える人格と、野球をハツラツとプレイしているその姿。
小坂誠を思い出すというと、さすがに気が早いかもしれないけども、自分の好きなショートの像にガッチリハマってくれたのがこの源田壮亮。
これについては、もう感情面しかない。その守備に惚れ込んでしまった。
だから源田のユニフォームを衝動的に買ってしまった。
「泥にまみれて培った、今ここでみせろ源田の力」
俺はまだ源田の背景を知らないし、過去どんな野球人生を歩いてきたかも知らない。
しかし、このショートストップは、ライオンズの要となり、俺達のライオンズをふたたび強い球団にしてくれた。それだけでも、源田壮亮をライオンズで一番好きな選手と宣言する理由になる。
西口さんの引退から2年。
この二人なら、西口さんのいなくなった心の空虚を埋めてくれると信じることができる。
未だに西口さんの影響を色濃くうけているライオンズファンである自分にとって、やっとその引退を受け入れることができたのかもしれない。
そういう意味で、ここから先は自分にとってライオンズネクストステージ。源田・大石と過ごす向こう10年のライオンズファン人生が明るいものとなればいい。
そういうための、源田・大石両輪体制。
むしろここまでの話が枕なんだろう。
源田と大石とに入れ込んだという自覚の話には、別になんの負の感情もない。
いや、それは西口文也との別離を示しているようなところがあるので、寂しい感情はあるんだけども。
ここからはアイマスの話。
今年のSSA5thではCygamesのフラゲとして、メリーゴーラウンドが展示されていた。
そこには恐るべきかな、シンデレラガールズ登場183人全員が映し出されるギミック付で。
自分の担当アイドル岡崎泰葉も、そこに確かにいた。
それを見た瞬間に、感極まってしまって。
それはライブに来るまでにもろもろの大変だったなぁというプライベートな事情とか、6回総選挙が終わったときの感情とかいろいろ思い出してだったのかもしれないけど、1番は、「ああ、泰葉をやっとSSAにつれてこられた」という、そういう気持ちで。
4thSSAの2日目が終わった後、自分の手元にあったワンモアステップの泰葉の姿に向かって「この場所を忘れんなよ、絶対連れてくるからな」と感動の渦のなか語りかけたのを思い出した。まぁ、熱狂の中、すこしテンションの高い行動を取ってしまうのは人の性だけど、その想いはCygamesの粋な演出によって叶えられたわけだ。
次は曲を引っさげて、このステージに…という思いとともに。ライブスタート。
ライブレポは後日やろうと思ってるんで、それはともかくとして、今回の話に関係があるのは、ライブラスト。
出演されてた皆さんが横一線に並んだのを400レベルのスタンドの結構いい席から見てると、その人数の多さに気がついてしまった。
初日と2日目で、出演者を総とっかえしているのにすげえ…、と思って振り返れば、SSAに来てないだけでツアーの地方公演に参加している人らも含めたら、本当にいまや出演している人、曲をもっているアイドルの数ってすげえなぁと。
その後、少し冷静になったタイミングでこの光景について思い至ったのは「これCGアイドル全員に、演じてくれる相棒を見つけて、シンデレラマスターを発売って現実的に不可能なんじゃ…」と。不可能とは言わないまでも、それには結構な時間が必要だろうと、東京オリンピックまでなんて話じゃ甘いよ、と。
担当プロデュースの到着点をシンデレラマスターと位置づけてる自分のスタンスのせいもあるけど、それに気がついた時、「これは長丁場になるぞ」と。
アイマスに限らす、趣味のことについては一切の負の感情を持ち込まないでいたいと思ってて。
泰葉のシンデレラマスターは東京オリンピックの向こう側になりそうだということに気がついたということが、将来の負の感情の芽になる可能性を感じてしまった。
いいから、信じて待ってろ!と言う自分と、それでもだいぶ先だね…と落胆する自分が併存する可能性が発生してしまった。
暗い情念が芽生えてしまうかもしれないという、そういう可能性さえ存在させたくなかった状況に陥ってしまった。
趣味ってのはマイナスの気持ちが介在しないようにどこまでも楽しくなくちゃいけないという自分ルール。それを破ってしまう可能性が出てきたとき、1年前からの甘い誘惑が声を大きくしてきた。
担当を増やせばいいんじゃないかと。分子を増やせと。1/183ではなく3/183なら、なにかあったときに刺さる確率は3倍だと。
シンデレラガールズに関わる全てを好きで楽しんでいる自分が損なわれる可能性を排除したい。そういう一念だったということで、なんとかご理解いただきたい…。一体、誰に対して言っているんだろう。誰への弁明をしているんだろう…。それはさておき。
ともかく腹をくくってしまえばこっちのもの。理ではなく情で動いてこその自分。そうしたいと思ったなら、四の五の言わずにやってしまったほうがいい。全部自分の理屈だ…筋が通ってない…。筋を通そうとして無理がでることってのは物の道理をはずれているんじゃないか…。いやしかし…。
このあたりの葛藤を、埼玉から愛媛にかえる高速道路、渋滞に巻き込まれるわ熱いわの中で腹をくくって、担当を新たに名乗ることとした、アイドル二人。
担当となる1人はシンデレラガールズへの入り口を開いてくれた川島瑞樹さん。
Angel BreezeはCGCDで一番最初に買ったものだったなぁ…懐かしい。
思えば、ゲームを始めた頃が20歳、今はもう24歳。すっかり川島さんの年齢に近づいてきたんだなぁ…。
夢とか理想とか、自分の人生とか、そういうものを諦めない方法を教えてくれそうな気がしてる。
強さとは我儘を通す力。ここでいう我儘ってのは在りたい自分への最短ルートをブルドーザーするって意味だと思うんすけど、彼女のそういうパワフルさが好ましくて、ちょっとその様を勉強させてほしい。
そして、もう一人は北条加蓮さん。
シンデレラガールズやってて嬉しかったことの記憶に、俺が加連Pっぽいって言われたことがありまして。
加連が調子崩して休んでるところに、ドラッグストアでしこたまゼリーとかプリンとか買い込んで持っていって「もう、こんなに食べられないよ」って言われてそう。という評価を食らった時に、なんかすごく嬉しくなったのを覚えてるんすね。その記憶は結構、その後も有形に無形に影響を与えていて。
スタート時、自己評価の低い加連がいかにトップアイドルにむかっていくのか、そのストーリーを追体験したいというので、遅ればせながら、追いかけていきたいなと。
そんなわけで、シンデレラガールズでは岡崎泰葉、川島瑞樹、北条加蓮の三人体制に移行したのがこの一週間の動き。
三人でってなって、MVだったり見てたら、すごい楽しくて…。
これまで泰葉1人だけ見てたかもしれない…頑なだったかもしれない…。
実はここ最近、三人以外でもいろいろなアイドルも気になっていろいろ見てて、今、シンデレラガールズがすごい楽しいんですよ。
あの葛藤がなんだったんだというくらい…なんかすごい今アホ面で「楽しいじゃん!」って言いながらゲームをしている気がする。
この楽しいを獲得するためのこととはいえ、こんな簡単なことでいいのか俺…単細胞だな…と思わんでもない。
なにはともあれ、現状平和を取り戻したら、俺のシンデレラガールズ事情。此処から先も、泰葉のシンデレラマスター目指して応援していく姿勢に変わりはないし、本当に気持ちの面での変化に対応するだけだったのかもしれんなぁ。
さて、そういうわけで今回の旅行を経て、源田・大石、川島・北条の4人を迎えて進む、2017年下半期。
まぁ、今の気持ちを忘れなければ、将来大丈夫でしょ。なんとかなるって。