人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

ファンだからこその危機感

最近Twitterだったか誰かの感想ブログだったかで見た意見で「ニュージェネウルトラマンが10年も続くとは思わなかった。オーブの発表のときにこれがTVシリーズラストかも…という不安に腹をくくっていた」ってものを見ました。

 

当時既にどっぷりファンだった人々のうち、どのくらいの人がこういう感想を抱いていたのかはわからないですが、結構印象深い意見です。

 

ニュージェネウルトラマンはギンガに始まり、ギンガS、Xと続きますが、この頃はまだウルトラマン列伝の番組枠内の扱い。これがオーブでとうとう番組タイトルとしての独立する作品として復活するわけです。

ギンガSでも導入されていた先輩方の力お借りします路線を本格的に導入しました。朝番組の芸能ニュースで取り上げられているのを見た時の記憶がやたら鮮明ですね。初代ウルトラマンとティガの力を併せたスペシウムゼペリオン。

 

当時の自分はこれに「いやー、面白いことするじゃんねえ!」とテンション上がってましたが、新ウルトラマンのタイトルとしてはメビウス以来となる単独番組のスタイル。そして、初代とティガという昭和平成世代の始祖を合体元とする形態…。

ここに「TVシリーズウルトラマンのクライマックス」を予感する人がいても不思議じゃないのかもな…とは、今にして振り返ってみると思います。

 

お借りします路線による並列タイプの増加、そしてZ以降の防衛チームロボ路線。このあたりの2つのハネっぷりによってトリガー、デッカー時期においてはギンガの頃と比較して5倍以上にもなる玩具売上を叩き出し、ニュージェネウルトラマンの地位を確固たるものにしていったわけですが…このあたりはみんな未来人の視点。

 

この前ギンガ1話を見てみると、タロウはソフビを喋らせるという力技だし、ミニチュア特撮の舞台も田舎の学校近くの山中と当時の苦労も忍ばれます。あの頃は本当に、「なんとかテレビで新作ウルトラマンを…」という手探りの時期だったのかもしれませんな。

今週土曜日のブレーザーの1話カットなんて見てくださいよ。夜の池袋を舞台に巨大セットで…。あの日、オーブ発表の報を見て「もしやウルトラマンTVシリーズは…」と危機感を募らせていたファンの方々。ギンガに始まる系譜はとうとうここまでやってきたぞ。

 

新番組『ウルトラマンブレーザー』第1話「ファースト・ウェイブ」

いよいよ3日後となりました。

 

 

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