人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

ウルトラマンの神秘性とは

本日7月10日って「ウルトラマンの日」だそうです。

57年前、ウルトラマンが初めてテレビに登場した日だからという由緒らしいですね。

(※最初、テレビ放送が始まった日と書いてしまっていましたが、正確には本放送前週の特別番組の放送日が7/10ということでした)

 

3日連続ウルトラマンの話かよ!ってのはまあ…。

とりあえず今日までです。明日以降はちょっと別の話を。

 

というのも昨日一昨日で話忘れていた件があったので。

 

ブレーザーについて色々考えていて、何に新鮮味を感じているのかっていうと、「こいつほんま何者なんだ!?」という未知なるものとの出会いってところが大きいなと感じたわけです。

自分はリアルタイムではティガ世代ですが、その後メビウスで少し復活し、大学時代にギンガをテレビで見るのを経て、ジードでドはまり大復活という遍歴を経ています。

今自分の感じている何者なんだ…はある意味過去にない感情なのかもしれないな、と。

近しいものだとマイファーストウルトラマンであるティガがそれ自体がウルトラマンとの出会いなので、その時の未知との出会いの感情はあったのかもしれません。どっこい当時3歳とか4歳とかですからね。当時の感動を今言葉にすることはできないでしょう。(そういう言葉にならない情動ってのも大切であるとも思っています)

 

ティガ以降の要所要所のターニングポイント…。

メビウスは昭和シリーズ、光の国世界観の後継であるので彼の出自は1話最初から明らかでした。

ギンガは出自謎のウルトラマンには違いないんですが、タロウがソフビの姿で喋り倒していたり、馴染みのある怪獣やウルトラマンのソフビから変身するというスタイル。また、ヒカルとその周辺の関係を中心としたクローズドな舞台をベースに進んでいったということもありますし、まあウルトラマン然とした振る舞いはそれまでのウルトラマン像から大きく離れるものではありませんでした。

またジードについてもベリアルの息子という出自は最初からはっきりしていて、「あのベリアルに息子ってどういう意味?」が掘り下げられていく作品でありました。

メビウスのミライくん同様、ジードのリクも人間態とウルトラマンが同一の人格であるため、キャラクターとしてのわかりやすさは各種一体型や付与型ウルトラマンと同様です。

自分が付与型、憑依型、一体型というウルトラマンの変身の類型を結構気にするのは、キャラクターを見るときに大切な要素であるからですね。

例えばハヤタとダンが怪獣使いと少年のようなエピソードにぶつかったとき、地球人としての目線も持つのか否かという点でも見方は変わってくるでしょうし。

 

話戻ってブレーザーに感じている未知との遭遇感、これって57年前にテレビの前のちびっこ達が感じたウルトラマンとのファーストエンカウントの感情と種類としては似たようなものかもしれない。何者なんだ…!という感覚。

 

近年のよく喋るウルトラマンについて神秘性が足りないという言説もありますが。(自分としては神秘性も結構だが、キャラクターとしての魅力の面で喋ることは大いにアリの巣タンス)

いわゆる悠然、超然とした神秘性もまた然りですが、今作ブレーザーのような未知、別種。こういう邂逅に感じる神秘性もあるよねって話です。

今後ストーリーが進むにつれブレーザーの正体も明らかになっていくでしょうから、未知ゆえの神秘性ってのは今しか感じられないものかもしれませんからね。

このあたりの感情、大事にしながら続き見ていきたいと思いますよ。

 

 

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