(前回:2022GW北陸~中国~近畿車中泊旅行(4日目) - 人生、東奔西走)
2022年GWの車中泊旅行の5日目。
旅もいよいよ大詰めで、体力面における最後の大局面。大峰山登山に注力する一日になります。
前日に車中泊を行ったのは道の駅吉野路大淀、この日は4時に起床し出発します。
というのも一日前の釈迦ヶ岳よりも本日の大峰山のほうが登るための所要時間が長いため。
出発程なくのローソンでおにぎりを補給します。明けゆく東の空に…。
大峰山登山の登山口、大橋茶屋に向かいます。
1時間ほど運転して大橋茶屋駐車場に到着。受付で駐車料金を支払って、フロントガラスに受付済証を置いて登山準備。
ただ、いくつかの懸念事項はあります。
まずひとつに2日連続で1000mを超える山に登るのは初めてだということ。この旅行で2日連続登山をすることになるのはわかっていたので事前に練習として天覧山→武甲山というのはやりましたが、天覧山は散歩というレベル感なので、本格的に2日連続は初めてです。果たして体力の回復は間に合っているのか…?
もう一つには、ここまで都合4日旅をやり倒してからの最後の大一番になっている、こちらもやはり体力面の懸念です。
本来ならこの旅行は所沢を出発して山梨、長野、愛知…ときて2日目にこの大峰山、3日目に釈迦ヶ岳を登る旅程を計画していました。それが、天候に懸念が合ったために当初の旅程を逆にスタートして、快晴の日に登るよう調整したのです。
天候のめぐりという点ではうまくやったものですが、旅行最終盤に大峰山登山という最大体力の勝負どころを迎えるという点。
ただ、登山口入り口に到着したタイミングでは、体力もいける…!という感触でした。また天気は今日も望みあり。よってGOの判断を下しました。
もう一つ、大峰山登山においては一般的な登山ルールに加えて、もう一つの掟がございます。それが女人規制というもの。
大橋茶屋側から登る入り口にあたる清浄大橋を渡ると程なく女人禁制結界の門がありますし、その脇にはその掟について信仰する皆様のみならず、登山で入る人へも協力をお願いする看板もありました。
この女人禁制という点について、現代において開放すべきという声もあるようですが、今回、偶然自分が男性だったから登り得る機会を得たという点で自分が何かを言うべきことではないとも感じています。
また、自分が大峰山を登ろうというきっかけは、こちらが日本七霊山に一角に数えられていること。それほど多くの人々の信仰を集めてきた山岳であるということもあります。その信仰に根ざす掟であるならば、1300年にわたって受け継がれてきた信仰には真摯でありたいと思う点からも、現代的な価値観から良し悪しのことを言うべきではないとも感じています。
長々と書きましたが、よってこれ以上紙幅を割くことはしませんということです。
これまでの山行ではザックに貴音、未来ちゃんの缶バッジを。また木材と一緒に泰葉のアクスタを持っていっていましたが、今回は彼女らを車中に残し、男一人大峰山登山のスタートです。
例によって山行部分は別記事にさせてください。
というわけで、大峰山登頂成功!
登山の汗を流すべく、車に乗り込んで近くの洞川温泉センターに向かいました。
やはりひとっ風呂浴びるのが一番。しかし足腰ぶっ壊れかけていたのか脱衣所で服を脱ぐのにも一苦労の様相。
今日はもう一刻も早く休まなければ…。
この日ばかりはホテルを取ろうと思って、京都府宇治市に宿をとりました。
…なぜ宇治?というと翌日京都市観光するつもりでしたから。ただ大峰山登山にあれほど疲弊するというならもう近い…奈良とかでホテル取っていた気がします。
宇治まで2時間半…。2時間半!?これよく運転したな…。
写真のタイムスタンプをみるに、温泉を出たのが15時前くらいでホテル到着が18時過ぎでしたので実際そのくらいの時間はかかっているみたいです。
この旅路で唯一酒を飲めるタイミングだったのに、さすがに宇治市街で飲みに出る元気もなかったようです。近くのコンビニでカップ麺とかパスタとか買い込んで、関西ローカルの番組を見ながらご飯を食べ、食べ終わったらとっとと寝ます。
久しぶりのベッド…寝返りの打てる、適温の部屋…。
文明のありがたさを肌身に感じながら、GW旅行5日目は過ぎていったのでした。
翌日は実質的には最終日にあたる6日目。京都をスタートし、マイカー旅行の根性を見せる一日になります。
いよいよGWの旅も終わりの時が近づいてきました。
121.8