例年は自分がその一年間で聴いていた音楽をiTunesの再生回数をベースにランキングにして発表してましたが、そのiTunesの方のランキングが自分の音楽シーン全体を拾うのにうまく機能しなくなってきました。
(参考:2020年(私的)iTunes再生回数ランキング - 人生、東奔西走)
「じゃあ、iTunesの代わりに音楽何で聞くようになったの?」となると、Spotifyという定額音楽配信サービスになります。
そして、このサービス。毎年師走の直前くらいには「あなたが今年1年聞いた曲トップ100」のプレイリストを勝手に作ってこちらにぶん投げてくれるんですね。今回はそれをそのまま流用していこうかと思います。
トップ100と言いましたが、作成されたプレイリストを見てみると2020年を反映しているの50位あたりまでと感じましたので、今回チェックするのはその50位ラインまでとします。要は、2020年に限らず毎年聴いてる曲だよね?という曲たちで50~100位が構成されているのです。Spotifyが作成する今年のトップ100プレイリストはその年追加された楽曲だったり、その年初めて聞いた楽曲っていう考慮はないのでそうなるんですね。自動で作ってもらってるものなので、そこまで求めるのも酷でしょう。
なんにせよ、そういうわけで50位辺りまでを見ていきたいと思います。
Spotify部門の1位はPoppin 'Partyの皆さんで『夢を撃ち抜く瞬間に!』でした。おめでとうございます。
2019年のSpotifyトップ100ではバンドリ勢からAfterglowが『ツナグ、ソラモヨウ』で2位にランクインしていましたが、今年はバンドリ勢とうとう1位獲得となりました。
「夢を撃ち抜く瞬間に君は何を想うの」という歌い出しの歌詞が刺さったんですよね。そして、この楽曲を一番聞いていた時期って1月2月あたり。フルマラソンチャレンジの最終盤に支えてもらいました。夢を撃ち抜くって表現が好きっすね。
2位は相羽あいなさんで『Lead the way』となり、これはiTunesの方でも4位にランクインしていた楽曲です。Spotifyで聴き倒して「ええじゃんええじゃん」となり、購入に踏み切ったパターンということがわかります。
3位は稲村オーケストラの皆さんで『希望の轍』です。おいおい1990年の曲やぞ!?と思われるかもしれませんが、めっちゃいい曲なんすよ。イントロのワクワク感について自分がこれまで聞いた楽曲オールタイム随一だと思ってるんです。いつかこの曲聴きながらアクアライン走りたいなって思ってます。
今年ランクインした事情としては2020年の1月にサザン・オールスターズの楽曲が配信サービスに解禁されたのがありますね。せっかくだしいろいろ聞いてみよっかなって思って…聴き倒したわけです、希望の轍。
4位は嵐の皆さんで『Turning Up』です。
嵐!?過去4年間のランキングで見たことない名前が出てきたぞって。事情としては上記のサザンのときと同じで、嵐の楽曲が電子配信され始めたというニュースを受けて「おっ、じゃあ聞いてみっか」という感じで聴き倒したのがあるわけです。
ジャニーズ事務所って電子配信で楽曲提供ってしていなかったはずなんですが、この嵐解禁がその一歩っていうところですかね。そうなんですよね、毎年年末に紅白とかでジャニーズって楽曲聴いて「おっ、いいな」と思ってiTunesで探したら無いってパターンを経験したこと数度あるので。個人的にはV6でiTunes解禁をしてほしい楽曲がありまして…。2021年以降に期待ですね。
5位には雨宮天さんの『VESTIGE』です。
2020年Spotifyのアーティスト別聞いた時間ランキングでも雨宮さんってランクインしているのですが、それらがの楽曲群の中でトップとなったのがこの楽曲。
疾走感とパワフルさが聴き心地よく、この曲もまたドライブするときの定番曲でありました。
6位は水瀬いのりさんで『まっすぐに、トウメイに。』でした。
キリンレモンのCMソングと言えば思い浮かべていただけるでしょうか。「キリン、レモン。キリン、レモン。キリンレモン、キリンレモン、キリン、レモン。」のあの楽曲です。
どちゃくそ仕事が忙しくなっていた時期に、出勤前にこの曲を聴いて気合を入れて出勤していた。歌詞全体の持つ空気感が好きですね。どのフレーズが刺さったというわけではないのですが、よっしゃ頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
7位にウルフルズさんで『ワンツースリー天国』。
これは2020年心に刺さった歌詞一覧記事でも触れていたものです。Spotifyで聴いた楽曲なんですね。しかし、これ自発的に聴いたわけじゃなく、Spotifyから「あんたこの曲もお好きでしょう?」と提示されたのがきっかけなんですよね。この俺狙い撃ちのチョイスにはビビりました。
8位にはsumikaさんの『フィクション』。
これも同じく2020年心に刺さった一覧に載っているやつですね。Spotifyのプレゼン力、チョイス力にはビビりますね。これもSpotifyに「あんたこの曲も好きなんじゃなーい?」と勧められたものです。
9位は三森すずこさんの『チャンス!』
この楽曲、秋口の資格試験会場に向かうときにSpotifyに提示された楽曲なんですが、いい具合に気合い入れてくれてですね。この辺りから、俺はSpotifyには最新の人格AIでも入ってんじゃないかって気がしていましたね。チョイスとタイミングが完璧なのよ。
10位にはスタァライト九九組『Start Diamond』です。
『少女☆歌劇レビュースタァライト』の楽曲ですね。この作品、ずっと気になっているんだけど、楽曲に触れるのみでまだアニメ見ていない。dアニメストアを契約するかしないか悩んでいる要素のうち結構な割合を、この作品が視聴可能なサービスという事実が占めている。でも…この楽曲を最初に知ったのは2019年のライオンズ優勝のタイミングで有志が作った記念MV…っていうのは一旦正直に白状しときます。
11位にはサザン・オールスターズの皆さんで『TSUNAMI』です。
サザンの電子配信解禁で希望の轍と併せてよく聴いていた楽曲なので、ここに差し込んできたわけですね。希望の轍との順位の差はおそらく運転中の聴きやすさの差…って気がしています。音楽と運転が不可分の領域になってきたな2020年。
12位はRAISE A SUILENの皆さんで『Scared world』。
バンドリ勢のうちRASが初のランクインです。2019年にSpotifyでAfterglowがハネていたが、今年のバンドリ新顔枠はRASだったようです。これまで、いろんな楽曲の中にあるラップパートについて「ちょっと好き」くらいの感触だったんですけど、この楽曲のラップパートはめっちゃ好きの領域でしたね。ちょいちょい挟まれるチュチュのラップを聴く、そのために聴き倒していた気がしますね。
13位はニューカマーロックバンドAliAの皆さんで『impulse』です。
ニューカマーロックバンドと形容しましたが、この辺りは今調べてきて引っ張ってきたワードでして、聴いているときにはその辺の事情は知らなかったんですよね。13位にランクインするほど聴いていた事情としてはほとんど一目惚れみたいなもんで。ある日のSpotifyランダム再生で聴いたときにガツーンときたからなんですよね。再三再四申し上げて申し訳ないですけど、こういうアトランダムエンカウントがSpotifyのいいところだなって思います。
13位以降は、今年聴き始めた楽曲だけではなくなるので、かいつまんで紹介していきましょうか。
14位と18位にPENGUIN RESEARCHの皆さんの『HATENA』と『スポットライト』が入っています。
PENGUIN RESEARCHさん、2018年前後に聴き始めたと記憶していますが、自分が好きなニュアンスの楽曲が多くて、毎年良く聞いていますね。
15位のベリーグッドマンさんの『ドリームキャッチャー』は2020年の刺さった歌詞にも載せました。実質的にライオンズ関連楽曲として聴き倒してましたね。
ライオンズ関連楽曲といえば19位にMs.OOJAさんの『Heros』です。この曲はCDジャケットに金子侑司選手が写っていることからもわかるように金子の侑ちゃんの登場曲です。レコーディングにまで顔をだしていたらしい。来年も頑張れ、金子侑司。
そして、異色を放つ23位の『攻城戦だ』という楽曲。これは「コンギョ」と言ったほうが伝わるかもしれませんが。
この楽曲も仕事が忙しい時期に、出勤前に一発聞いて気合い入れていた楽曲です。秋~冬にかけての自分の出勤はキリンレモンとコンギョに支えられていたと言っても過言ではなく…。コンギョ聴いて気合い入れてから出勤してくる同僚怖すぎんだろ…客観的に考えたら。
最初は「Spotifyこんなところまで抑えてんのかよ」という驚きで聴いてみたんですけど、フル尺で聞くとラストに向けての盛り上がりが普通に気持ちよかった。だんだんコーラスの多重度が上がっていってラスサビの迫力は、なるほどこれは…、なんか普段見ない、聞かないような種類のパワーがあるなって感心しちゃいましたので…。
そして、50位まで一気に。
31位にGReeeeNの皆さんの『星影のエール』ですね。
今年の朝の連ドラ『エール』の主題歌でした。紅白歌合戦でも歌われていましたね。ドラマを実際に見ていない人間が言うのもなんですけど、楽曲の持つパワーを描いていたという連ドラ…見たかった…。
「星の見えない日々を超えるたびに」で始まるあのサビ、好きなんですよね。
32位にはiTunesの方で1位を獲得した工藤晴香さんの『MY VOICE』が登場。24位に『Memory Suddenry』、28位『KEEP THE FAITH』、38位『アナタがいるから』、49位『My Story My Life』と工藤さんのが曲がこの辺りの順位に集中しています。
アーティスト別のSpotify再生ランキングでは4位に刺さっています。iTunesとSpotify合算では2020年いちばん聴いたの工藤さんのような気もしているんだよな。
最後に45位にD-51さんの『NO MORE CRY』が入っていることに触れておしまいにしましょうか。
ドラマ『ごくせん』の主題歌として、1990年代生まれの人には刺さる楽曲だと思っています。…が、テレビ放送当時は『ごくせん』を見ていなかったこともあり、当時あんまり聴いていなかったのです。ある日ランダム再生で聴いてみて、いい曲だなと思ってしばらく聴いていたのです。
実際に聴いてみると想像の5倍は「NO MORE CRY 明日へ NO MORE CRY」って言ってて、めっちゃ涙止めにくるやんってちょっと可笑しくなっちゃって。この曲も高速道路に合いそうだな…ってことで来年以降にまた保管しておきたい。
というわけで以上、2020年私的Spotify再生回数ランキングでした。
再生回数をしっかりSpotifyが管理しているという手間のかからなさがありがたかったですね。一方で課題としては、結局毎年聞く曲がランクインし続けるということはあります。BUMP OF CHICKENの皆さんや星野源さんの好きな曲は来年以降も50位以内にランクインしてくるだろうということですね。
ただ、そういう毎年強い楽曲っていうのもこの記事の年数を重ねていくことで意味を持ち始めるかなと思っています。来年以降も調べていきたいですね。
そんなわけで、2020年のSpotifyの方の再生回数ランキング記事でした。