今年はとうとう年が明けてからの更新となってしまいました「心に刺さった歌詞一覧」記事。
これ今年でもう4年目になるんですが、もし毎年みているような方がいたらだんだん気がついているかもしれません。「こいつ、毎年割と同じジャンルの刺さり方しとるぞ」と。まあ、一年ごとに新しい楽曲と出会っていったとて、人間の方は一年一年で劇的に変わるわけではないんですよね。ただ、そういった中で少しずつ何かしらのワードに影響を受けて人のほうが少しずつ変わっていく…そんなこともあるのかもしれません。そんな変化の備忘録。今年、もとい2020年分もやっていきましょう。
参考
2019年分:2019年 心に刺さった歌詞一覧 - 人生、東奔西走
2018年分:2018年 心に刺さった歌詞一覧 - 人生、東奔西走
2017年分:2017年 心に刺さった歌詞一覧 - 人生、東奔西走
ちなみに以下追加日と書いてあるのはiTunesへの追加日です。Spotifyの方は必ずしも正確ではありません。
(追加日:2020/1/2)
美空ひばり『あれから』
あれから元気でいましたか
ずいぶん月日が立ちました
初っ端から、変化球かもしれません。2019年の紅白で歌われた美空ひばりさんの再現で登場した「新曲」であるこの曲。
賛否両論あるこの美空ひばりさんの歌声再現と新曲発表。個人としては賛の立場でいます。夢でもいいからもう一度逢いたい…そんな願いの高齢のファンの方もいたんじゃないかなと思うので。技術として再現可能であることと、それを利用すること発表すること、また聞くかどうかは個々人のスタンスによるところがあると思いますが、ある分にはあっていいんあじゃないかなと。
そんな曲の中でこの一節がどうも胸に残りましたね。こういう日が来るのを待っていた人がどこかに…。
(追加日:2020/2/5)
東山奈央『歩いて行こう!』
うつむいた先にも見上げてる先にも
きっと未来は待っているよ だから歩いて行こう
また、歩きよるのよ。
TVアニメ『恋する小惑星』のOPでもあるこの楽曲ですが、この楽曲が真に刺さり始めたのはその放送が終わってしばらく、3月になり4月になり2020年がやばい年だというのが徐々にわかってきた辺りでした。
凹んでうつむくとき、涙をこらえて見上げるとき、歓喜に震えてしゃがみ込むとき、天にむかってガッツポーズを作るとき、視線の上下と気持ちの上下の組み合わせはいくらでもあるが、なんにせよ…歩いていかなきゃ未来は待ってない。
(2020/2/16)
試されてまでも ここにいることを決めたのに
呪文のように仕方ないとつぶやいていた
スキマスイッチのこの曲を2020年まで聞いたことがないはずはねえ!なんでここで?と思われましょうが、これ高知龍馬マラソン参加中に沿道の方が応援で楽器演奏してくれていた楽曲だったんすよね。歌詞を知っていたからその時口ずさんでいてハッとしたのがこの部分。
以下、当時の引用。
そんなときに、海沿いのカフェかサーファーショップの軒先でキーボードとサックスを演奏している人たちの音が聞こえてきた。往路ではZARDの負けないでを演奏していたが…ここで聞こえてきたのはスキマスイッチの『全力少年』
試されてまでもここにいることを決めたのに
呪文のように「仕方ない」とつぶやいていた
そのリズムに合わせて、足を前に勧めていくと再びキロ10分の走るペースに乗ることができた。再び、走り出す。
走るの決めたの自分だろう?やるっきゃねえからやるっきゃないんじゃ。仕方ないという言葉を噛み殺して、雨中の限界突破ラスト10キロをともにしてくれたフレーズ。
(Spotify『気ままに2020』プレイリスト3月頃追加?)
ウルフルズ『ワンツースリー天国』
人生に意味はない 意味はなくてもなにかある
Spotifyでいいな、と思った曲を追加していく『気ままに』プレイリストの試みは2020年もやっていました。
Spotifyが俺におすすめした曲の中でもこの一曲はクリーンヒットでした。
意味はなくても、「何か」がある。人生に有意を求めがちな自分への戒めのような気もするのです。意味はなくても…それでも…。それでもに続く物語が好きな人間なので、自分の人生もそうやってつないでいきたいなと思いました。
(追加日:2020/4/15)
JAPANVISTA『パノラマ』
がむしゃらに目指した まだ見ぬ世界に
やっとたどり着いた光景は 360°じゃ足りないから
緊急事態宣言とそれに伴う行動範囲の縮小から、春先はYouTubeなどで旅系動画をみまくっていたんですよね。その中の1つでEDに使われていた楽曲。
360°じゃ足りないって表現が素敵だなと思いまして。そうなんすよね、視界としての全方位だけでは足り得ない。そこに実際に行ってみないとわからない。旅ってそういうもんじゃないっすか…。
(Spotify『気ままに2020』プレイリスト5月頃追加?)
sumika『フィクション』
さあ 今日も始めましょうか
栞挟んだページ 涙の跡
苦しくて思わず閉じた 理由は忘れずに
おそらく人生をテーマに歌いながら曲名が『フィクション』ってのいいですよね。
しんどい日には逃げりゃ良い、どっこいその理由は覚えとけよ、いつか来る逆襲の日のために…。受け取り方あってんすか?これで。まあ、俺の心にどういう刺さり方をするかどうかは俺次第で、正しい受け取り方をするとは限らないのがこのまとめ記事の面白いところって節はあります。
というか、これ今調べてて知ったが『ヲタクに恋は難しい』のOPだったのか…全く知らなかった…。
(Spotify『気ままに2020』プレイリスト5月頃追加?)
ベリーグッドマン『ドリームキャッチャー』
夢を追う中で壁にぶつかり
その度にまた夢を語った
何度も何度もあきらめかけた
でもまた走り出そう 夢を掴む日まで
2020年、件の情勢とは別枠で自分の気持ち、テンション、熱意の盛り上げ方に悩んでいたシーズンってあったんですが、そういうタイミングでよく聞いていたこの曲。
あきらめきれねえから、あきらめきれねえんじゃ。夢を見るなら最後まで見続けちゃるけんね、という心境だったんでしょうね。
ちなみにこの曲はその数カ月後「キャッチャー」部分を拾って、森友哉のことを考えるときによく聞いていました。
(Spotify『気ままに2020』プレイリスト5月頃追加?)
ゆず『そのときには』
そのときには
そのときには
そのときには
どう考えても昨年の情勢を受けて発表されているだろうこのゆずの楽曲。
多くの日常が失われた日から…。多くの人の心にはこの情念が渦巻いているんじゃないだろうか。「そのときには」「その日が来たら」「来たるべきときに」そんな情念がしっかり詰まったこの楽曲。
今でも結構な頻度で聞いてるんですよ。おそらく、「そのとき」がくるまではこれからも聞いていくことでしょう。
(追加日:2020/8/6)
まあいっかと割り切れなければ
とっておきの笑い話にしよう
バックグラウンドを話しておきますと、『世界で一番頑張ってる君に』を一番最初に聴いたのは春香カバー曲でした。そして、そこから高橋優さんの楽曲を聞くようになって『明日はきっといい日になる』もその流れの中で初めて聴きました。その曲が今回春香カバー曲として再び…となって、うおお…巡り巡って巡ってきたなあ!と一人感動してたことがありました。
その楽曲の中でこのワード、心に留めおかないとな…って思うんですよ。しょうもない失敗とかミスを起こしたとき、せめて誰かに笑ってもらったらばその失敗も供養されるかな…っていう。
(Spotify『気ままに2020』プレイリスト9月頃追加?)
SUPER BEAVER『らしさ』
僕らは変わっていく 守りたいものが変わっていく
理解されない宝物から 理解されるための建前へ
(中略)
変えられない大切があるから
変わりゆく生活が正しい
どうしても2020年は情勢に絡んで、タイミングタイミングで曲に支えられていたという話になっていく。
労働者になって初、休暇遠征を諦めて…10年続いていた西武ドーム遠征を諦めて…行きたかった場所や見たかった何かを諦めて…。なんのために日銭稼いでへーこらしてやっているのか…。俺にはわからん、何もわからん…。それでも何か捨てられないなにかがあるから…。そう思って踏ん張って生きてきました。この一曲にはたいへん救われました。ありがとうございます。
(追加日:2020/9/16)
THE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!!『なんどでも笑おう』
いつまでも なんどでも 笑おう
未来まで 照らすくらい
アイマス15周年記念楽曲。なんどでも、の部分に対して「笑えなくなるタイミングがあっても、また笑えればいい」という趣旨の受け取りをしているツイートを見て、なるほどとスッと胸に入っていたことを思い出します。人生順風満帆のままではいけないっすよね…。実は来年2022年で自分がアイマスに出会って10年にもなります。一旦離れても、復活できりゃそれでよか!と自分を納得もさせていました。
なぜかって自分が意識してPとして復活したタイミングがこの2020年夏であったこともあり。そちらは自分史的一年振り返り記事のほうで詳しくやろうと思いますが…。
(追加日:2020/11/23)
シャイニーカラーズ『シャイノグラフィ』
精一杯の先へ 目一杯の未完成で
まだ上昇中の Gradation days
世界の彩りにハート開いて
透明から鮮明に 不可能から可能性に
この空をキャンバスにして
誰のものでもない 瞬間を
新しく記していこう
光空記録(My Shinography)
サビを全部なんて、センスのない抜粋の仕方!と怒られるかもしれませんが、このサビほんま好きでですね…。なんか…そう、全体的に良いでしょう?ワードのセンスとかいいんだよな…みたいな。
ここまで長々書き連ねて最後がこんなふわっと終わるのほんま俺のブログの記事らしいな…。
というわけで2020年、心に刺さった歌詞一覧でございました。
あくまで自分の心に刺さったタイミングが2020年というだけなので2020年発表の楽曲でないものもたくさんございますが、ご容赦ください。
2020年は例年にもまして、音楽に支えられたってシーンが多かったような気もします。2021年、どんな歌詞に出会えるのか楽しみにしながら、また一年やっていきましょう。
iTunesとSpotifyのバランスが徐々に崩壊しつつあるのは、まあ…どうにもならんだろうからどうにもしない方向で。