人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

ウルトラマンブレーザー 第4話『エミ、かく戦えり』感想

本日はブレーザー第4話見直していました。

 

この回から数話、各隊員たちの掘り下げ回となるのですがその初回はエミ隊員。

SKaRDにおいて先行調査・潜入捜査を主任務とする彼女が今回潜入してるのは化学企業ノヴァイオ。最近出現するようになった軟体怪獣レヴィーラに対する特効を持つ殺菌剤を開発している企業ということでした。

…まぁ、皆さんお察しの通り、これノヴァイオが怪獣レヴィーラの方も生産してて、自社製品のマッチポンプやってるってわけなんですけどね。

時期がちょうどビッグモーターの騒ぎと被っていたのでその関連で森がっていたりもしたようですが、撮影の方がだいぶ先なのでこれは偶然でしょう。

 

さて、潜入捜査をしているエミ隊員とゲント隊長は水族館でそれとなく情報交換や指示を出したりとしているわけですが、傍目に見るとデートにしか見えませんね。決裂する演技のシーンも痴話喧嘩のそれとしかみえないくらい。

まぁ、そのあたりは公式ホームページの人物紹介のところでゲント隊長に主人公、エミ隊員にヒロインという肩書がついているの見ていた先入観からかもしれませんが。

これゲント隊長には妻子がいるので、最主要女性登場人物くらいの意味合いだとは思いますが。

 

エミ隊員の今回最大の見せ場は、ノヴァイオ社長曽根崎のSPとのアクションシーンでしょうか。エミ隊員を演じる搗宮姫奈さんは世界的アクション俳優に師事していたこともあるということでこの辺りはさすがっすよね。

今回のブレーザーのキャスティングには動ける面々をアサインしたと監督だった…とおもうんですが、インタビューにありましたが、ハマってました。

曽根崎社長から拳銃奪って分解して放り捨てるシーンとか、ロープを持って相手をいなす殺陣、ラストの回し蹴りハイキック等々…。アクションシーンかっこよかったっす。

 

人間アクションのあとは怪獣特撮シーンです。

レヴィーラはクリオネモチーフの怪獣ですが、いい不気味さでしたねぇ…。溶けて地面に浸透し背後に回り込む…しっかり強者なんですが、君本当に一民間企業の作り出した怪獣か?

バッカルコーンが開いて飲み込もうとする下りも見事に気味が悪くて、いい味出してました。

レヴィーラ関連の特撮といえば、前半パートであった溶けて液体になり地中に逃げ去るシーン。あのシーンの特撮良かったですよね…。液体がミニチュアの公園遊具なんかを押し流して、その後CGで地下に浸透していくカットをいれるやつ。溶けて逃げる怪獣という新しい表現を要するもの、こうやってくるか。

 

特撮といえば、この回のレヴィーラとブレーザーの戦闘は夜間だったんですが、やっぱり夜間戦闘いいね。ブレーザーの発行パーツが映えるし、アースガロンの目の水色も目立つ。

アースガロンの目、前回のタガヌラー戦でダウン食ったときにぐるぐる目になっていたり、今回のレヴィーラ戦勝利後にニッコリ目になっていたり、表情差分用意したメカニックは誰だ!?いい仕事してますねえ。

 

ラストは事件の顛末をゲント隊長とエミ隊員がまたもや水族館で話すシーンでおしまいです。

エミ隊員が照れ隠しに感謝の気持ちをピンクのガーベラ(花言葉は感謝)を「ご家族に」って渡すシーンで締め。

エミ隊員からしても、現在のボスであるゲント隊長は仕事をしやすい環境なのでしょう。17歳からこの世界にいる、と今回明らかになりました。現場の苦労も知らない上層部には度々文句を言っているエミ隊員ですが、そういう意味で同じく現場で戦うゲント隊長のチームにはやりやすさを感じているのかもしれません。

また、花束受け取ったゲント隊長もその意図を汲み取って「こちらこそ」と花束に頭を下げる。互いに自分の領分でできることをチームのためにやる。SKaRD、いいチームにしましょうね(テルアキ副隊長風)

 

そういえばノヴァイオ曽根崎社長も単発キャラにしてはインパクトデカかったな…。金ではなくてひたすらに世界中からのリスペクトを欲しがるための怪獣マッチポンプ。自己承認欲求の権化。

曽根崎オレ!という強烈な瞑想用テーマソングも相まって、どっかで再登場しないかな。

 

しっかし、この曽根崎社長は防衛軍の機密情報を持ち逃げした元防衛軍所属ということでしたが、これ防衛軍大丈夫か…?

ここまですべての回で防衛軍のなんか危ういところが描かれてるのは意図的なんでしょうかね…。

 

1話:バザンガに打ち込む特殊弾頭の有効箇所を伝言ゲームの結果誤って伝える

2話:ゲードス相手に潜水艦隊、海上艦隊が撃沈の嵐

3話:タガヌラー戦について空軍とアースガロンの間で作戦空域展開の奪い合いが発生

4話:事件の元凶が元防衛軍所属。紙資料のデジタル化の際に機密情報を持ち逃げされるという失策。

 

そしてこの後5話以降もちょくちょく防衛軍大丈夫か…?案件は出てきます。

ハルノ参謀長もまだ底知れぬ感じがあるし、防衛軍絡みでいろいろありそうだな。

 

ま、この世界の防衛軍ってそうはいってもめちゃくちゃ強くて。

というのもOPで各隊員の経歴書が出てくるカット。あれによるとウルトラマンブレーザーが現れる前の時点でも世界には怪獣が頻出していて、それらについては防衛軍が独力で対処しているようなのです。

撃退された主な怪獣は、キングザウルス3世、シルバゴン、ザンボラーペギラなどなど。…マジ?強いよ…彼ら…。

 

いろいろ考えることはありますが、明日は5話『山が吠える』をもっかい見直しましょうかね。

 

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