交流戦が始まるその前に…
一度確認しておかないといけないことがあったので、私は先週土曜横須賀スタジアムに行っていました。我らがライオンズファーム軍が遠征して挑む対ベイスターズファーム軍。
この日、ライオンズ二軍にはオグレディが米国より帰ってきて初めての実戦だった。また呉念庭もコロナ明けの復帰途上にあり…そして4番キャッチャー森友哉。
この記事を書いている今、2022年5月24日昼時点でライオンズ一軍はなかなか大変な状況下を戦っている。
今井達也の復帰は遅れ、キャプテン源田は前半戦絶望、調子の良かった金子侑司はハムストリング肉離れ、数少ない左のリリーフ佐々木健は昨今の情勢離脱。
おかわり山田らに軽微な怪我の噂も出る中で代わりを務めてくれたらいいなのジャンセンもブランドンも怪我離脱。
期待の助っ人スミスも登板中に負傷離脱。松本航はシンプル発熱でまだ帰ってきていない。
こうして列挙してみるとなかなか…。
しかしまぁ、試合中、練習中の負傷、昨今の情勢での特例離脱などはいわゆる公傷とでもいうようなもの。逆にそうではないところで怪我してしまった日にゃ…槍玉に上がるのもやむなしなのだろう。
森友哉の離脱は途中交代後にロッカーでキャッチャーマスクを投げつけた際の右手人差し指骨折が原因だった。
その際の辻監督のコメントというと「チームとして許されることではない。野球観を変え、またチームのために泥だらけになってくれるよう望む」といつになく厳しいものだったわけで…。
事実、その後の相次ぐ離脱者の発生に際して「こんな時にプレーの外で怪我したやつは…」というようなファンの落胆の声もよく耳にしたものです。
事実俺だって「なにやってんねん…」と思いましたし、打線が山川個人軍のような状態が続けば尚のことです。
しかしまぁ、同時に…。
森友哉が熱い気持ちを持ってプレーしているということはこれまでの多くのシーンでもって目にしてきた。
山川サヨナラデーの件しかり、投壊試合後の岡田とのエピソードしかり。今回の年についてもそういう熱い気持ちの行き着いてしまった先であるとそう思いたい。
辻監督が珍しく厳しいコメント出したのとは別に、森離脱直後のZOZOマリンでは栗山が山田遥楓と「フォローしてやってな」と話していたらしいことがどこかのスポーツ紙のツイートで流れてきていた。
辻監督のコメントにしても、監督が厳しいことを言うことで他の面々からの負の感情を抑えたりファンからの暴言を抑えたりという効果もあるのかもしれない。
…なんにせよ!俺は森友哉の帰還を待っておりました。
なので、復帰直前という先週末、横須賀でファーム戦に出場する森の様子を見にいきたくて、行ってきたというわけです。
どんなふうにプレーしているだろうか、守備は、打撃は…と少しな不安と共に観にいきましたが、ルーキー黒田のワンバン投球もしっかり体の前で止めていたし、バッティングにおいても長打も出た。
ピッチャーとのコミュニケーションもしっかり取っていてようだし、ベンチ内でも朗らかな雰囲気であった様子だ。
腐らず、怪我を治して、また扇の要として帰ってこい森友哉。無限に昇る華をここで咲かせろ、日本を背負う侍。再び戦いの時だ。