最近日課になっている散歩をしているとき、音楽を聴いたりラジオを聞いたりしているのだけど、今日はふと思い立ってASMR音声を聴いてみた。
まっこと、路上で聞くのには向いていないジャンルである。歩道と車道がしっかり区分けされている安全な歩道を歩いているとはいえ車が横をすぎれば聞こえなくなる瞬間がある。その辺りは音楽聞いたりするのと違うものがあるね。音量的な意味でも。
ただ、発見もあった。
基本的には寝転がって聞くことしかしていなかったASMR音声なのだけど、直立二足歩行の状態で聞くと、縦方向の立体感も感じることができる。いや、イヤホンを指しているのはあくまで両耳なので、音声の横方向の回転軸の高さが地表から離れるといったほうが正しいのかね。
仰向けに寝っ転がっているときに、左耳から後方を回って右耳に音源が移動するシーンが有ったとしよう。その音源は自分の後方である布団の中に埋まっている瞬間が存在する。しかし、立った状態であれば自分の後頭部方向には空間がありそこを回り込むことへのリアル感ってものは増してくる。
究極を言えば、ASMR音声に真に没入しようと思ったときには身体の動作や姿勢というのもリンクさせるべきなのかもしれない。…が、それって寝られますか?本末転倒に陥ってはならない。
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