人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

名言を改変して覚えてしまう現象

今日も先ほど帰宅なので、ブレーザー感想は連休に持ち越しさせてもらって…。

 

さて、今日初代『ゴジラ』の上映会に行ってきたんですけど、ラストシーンみてちょっと驚いたことがあって。

 

みなさん、この作品のラストシーンってご存知ですか?

悲哀の若き科学者芹沢博士の超兵器、オキシジェン・デストロイヤーによってゴジラが海中に葬られたあと、ゴジラ駆除に反対し続けていた生物学の権威山根博士が海面を見ながらセリフを言って劇終。

ラストシーンをご存じの方、ここのセリフなんですが、どのように記憶されているでしょう。

自分の記憶はこうでした。

「あのゴジラが最後の一匹とは思えない。人類が核実験を繰り返す限り、第二、第三のゴジラが現れるだろう…」

と。

 

では、実際はどうだったのか。

実際のセリフは以下の通り。

「あのゴジラが最後の一匹とは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類が、また、世界の何処かに現れて来るかも知れない……」

 

大意は捉えているんですが、「第二、第三の」っていうワードは絶対入っている!と思っていたので、今日ラストシーン見て一人で勝手に驚いていました。

この「第二、第三の」ってちょっと語感の良い感じに仕立て上げられた版で記憶していた人いないですか…?いや、いないですかもへったくれも本編に一文字も出てこないセリフと記憶違いを同じようにしているとしたら、とんだシンクロニシティだ。

 

同じようなことが漫画『ブラックジャック』でも過去にあって。

お金にがめつい母が何にそんなに使っているのか、こっそり調べていた息子。そしたら、過去に自分の大病を助けるために莫大な治療費を背負いこむこととなっていた事が判明。そのタイミングで母の命が危なくなり、目の前のブラックジャックなら助けられるが…。治療費払えるのか?と問うブラックジャックに「一生かかっても払いますとも!」と答える。その言葉にブラックジャックが一言返すコマでこのエピソードはおしまい。

 

さて、このときのブラックジャック返した一言とは?

正解は「それが聞きたかった」なんですが、私はずっと「その言葉が聞きたかった」と誤認していました。

まあ、後者は前後の文脈なくとも一応一文で完結しているからそう変化して覚えたんかな…。

 

かくのごとく、なんかいい言葉を自分の覚えやすいように改変して覚えてしまう現象。ありませんか?ありませんかね…。

 

 

115.4