人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

あなたの30秒、私の4分

いやー、ホントしんどかったっすね今週。

いや何がって黄砂か花粉かわからんけども鼻水ドババの週後半よ。抗アレルギーの点鼻薬はキレイに2本まるまる残っているんだけど、なんか封切らなければ来年のシーズンで使えるかなという貧乏性が脳裏をよぎったりもしたけれど、こりゃたまらんで点鼻薬も再投入の今シーズンですね。

明日は雨降るらしいから黄砂もザザザで一旦落ち着くでしょう。

 

さて、そんな一週間が終わった今日のこと。職場最寄り駅までの道を金曜日のサラリーマンって感じで歩いていると、突然声をかけられた。

 

「すみません、今新生活のタイミングで単身の方へアンケートをやってて」と。

 

えー…、このあと数分後の電車に乗らないと最速帰宅できないんですけどー。って脳内で考えていたら「30秒で終わるので!」って繋いできた。

なんか妙にその30秒という強気の時間設定が面白くて、スマホの時計で時刻を確認して話を聞くことに。

 

曰く、先輩方と一緒に来たけども、自分だけ人数とれてなくて終わらなくて…ということらしい。まあ、アンケートくらいなら…と。

設問は3つで確かに30秒で終わらなくもないけど、人が書いてるときにもガンガン話しかけてきて30秒で終わらせるつもりはなさそうだな、こいつ…。

しかし、この手の路上アンケート、自分も警戒しないわけではなくて、収入だとか資産だとかを引っこ抜いて、悪の横展業者に流すんでしょ!と思っていたんだけど…。内容としてはいつまでに結婚したいですか、とプロポーズするならどんな場所がいいですか、みたいな…。ええ…中学生の文集のアンケートやないねんぞというようなもの。個人情報書くとこさえなく、ほんとに匿名アンケートっぽさがある。いやそれなら、自分で書いてとっとと帰っちゃえばいいのに…。

しかし、ブライダルの会社らしかったけど、こんなことやるんだな。これで結婚間近の独身なんでーって人にぶち当たったら強烈に売り込みが始まったりするんかな。

 

葬儀会社が売り込みできないのと同じく、ブライダル業界なんてのも、その需要を自ら積極的に起こすことができないのだから座して待つ営業スタイルばかりなのかと思ってたけど、こうやって市井で結婚予備軍を狩りに出たりもするものなんかね。

 

しかし、まあその点で行くととんだハズレを引かせてしまったものだ。だがまあ、新社会人に駅前で名刺を配らせる会社もあるらしいしとりあえず一枚アンケート埋まればその分早く帰れるでしょ、と。アンケート用紙の挟まったバインダーを返しながら、「これ全部書いてもらうまで帰れないんですか?大変ですね、新社会人早々」と軽口を叩いたら「いや、ほどほどで帰りますよ。あと実はもう3年目です」となんか新事実がいきなり明らかになった。

確かに、先輩方が先に帰ったってとこからアンケート埋めるまで帰れないにつなげたのは自分の論理の飛躍か。あと新卒駅前名刺配りにつなげてルーキー社会人と思ったのも同様に思い込みだったか…。

 

「あ、そっすか…。じゃ…」と駅に向かう社会人9年目戦士。時計を見るとアンケートに結局4分かかっていて、最速帰宅のための電車はとうに出発していた。

 

遅れを取り戻そうと、最近登録した西武線チケットレス発券サービスで池袋発の特急券を確保したものの、埼京線の微遅延でこの特急も俺を乗せることなく出発。

何もかも面倒くさくなって、人のまばらな準急で普段よりもじっくり時間をかけて帰ってきましたとさ。

 

123.2