2019年の大晦日は翌日早くに起きるために年越しもそこそこにとっとと寝てしまった。
5時前にフラフラと起きた自分を一発で目覚めさせるニュースが飛び込んできた。
いやぁ、お二人ともおめでとうございます!
【西武野田&声優佳村はるか結婚】https://t.co/SSoixhZZSI
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年12月31日
西武野田昇吾投手が、声優の佳村はるかと結婚することが分かった。1月1日に婚姻届を提出する。「今年は1軍で活躍する姿を見せ、僕が支えていきたいと思います」とコメント。
午前中には藤田航生投手の結婚のニュースも報じられており、吉報飛び交う年末年始となりました。
さて、佳村さんファンの皆さんはそのニュースを受けて多くの方が思ったのではないでしょうか。「埼玉西武の野田昇吾?誰だっけ…」
普段野球を見ない方でしたら野田昇吾という投手を目にする機会はあまりないでしょう。
野球に親しんでいる方でも西武ファン以外なら「野田投手…ちょっと待って…」と思い出すのに時間がかかるのではなかろうかと思われます。
なので、ここで一つ野田昇吾について…。
Wikipediaをご参照ください。
え?野田昇吾について教えてくれるんじゃないのかって?いやいや平凡なライオンズファンの自分に野田という投手の優位性とかオリジナリティを語るのは無理がある。それはもう文化放送の東尾さんや、テレ玉の解説の松沼さんにお任せする。
俺が皆さんにお伝えできるのは、野田昇吾という投手がライオンズにとってどういう存在なのか…。
2015年ドラフト3位でライオンズに入団。1年目に22試合、2年目に38試合を投げて防御率1点台に終えるとそのシーズンオフにはU-24の日本代表にも選出。アジアチャンピオンシップで金メダルを獲得しました。
リリーフ投手のキャリアハイを如何に考えるかは難しい。防御率(9イニングあたり何点取られる見込みかの指標)、WHIP(1イニングあたり何人のランナーを出すかの指標)などは、この2017年が一番良い成績を残しております。(防御率1.98 WHIP0.99)
しかし、俺が野田昇吾のキャリアハイだとお伝えしたいのは2018年シーズン。
防御率3.51、WHIP1.46ながら58試合に登板。シーズンは143試合あるので実に4割ほどの試合で投げてくれた。その2018年シーズン、ライオンズは10年ぶりの優勝を果たしました。間違いなく野田昇吾はそれに貢献をしてくれた。贔屓チームがある人は自チームの中継ぎなんかを見て「えっ、その成績なら他にいなかったの?」って言われるかもしれない。そうだね、それに関してはいなかったと返すより他にない。
それでもシーズン途中での積極的な補強がなされるまで、野田たちがブルペンを支え続けてくれた。ちょっと打たれたかもしれない。でも野田は2018年ライオンズにおいて間違いなくブルペンの一角を担ってくれた。おかげで優勝ができたわけだ。
リリーフ投手というのは大変な役割だ。ローテーションでいつ投げればいい、登板したら投げれるまで投げればいいというのがおおよそ決まっている先発投手とは違う。毎日毎日球場入りして、試合展開に合わせて準備をして、いざとなったら大ピンチのマウンドに火消しを頼む!と送り出されることもある。勝ち星やセーブという目に見えて数字として計上される成績もあまりない。
それでも、それでもと投げ続けてくれた。大きな怪我もなくほぼシーズンを通してブルペンを支え続けてくれた野田昇吾。
昨シーズンの途中だったと思う。野田にとうとうプレイヤーズグッズができた。それがこちら。(写真は野田昇吾選出Instagramより)
野田昇吾投手の「のだなのだ」タオル。
俺なんかは心地よい投げっぷりから試合を支えてくれる野田昇吾の背中から、「さぁ、のだなのだ!恐れ入れ!」と闘志を奮い立たせた。
今シーズンは少し成績を落とし23試合登板。2軍生活も長かったけども…それでもよく投げてくれた。
今年唯一観に行った試合で野田昇吾がヒーローインタビュー受けてたのもあって、優勝に貢献してくれたイメージがある。
でも、今年の成績に本人は納得してないだろうな。野田!来年は飛躍のシーズンにしよう!またライオンズを救ってくれよな!
最後に。
先ほど述べた野田昇吾のヒーローインタビューで、野田はこんなことを言っていた。
「(5〜8月の2軍生活)苦しくなかったといえば嘘になりますけど、周りを見たらもっと大変なひとがいるなかで、1ヶ月2ヶ月くらいの苦しみでなんで自分がそんなに苦しんでるんだ」と。
その頃のライオンズの2軍には肩肘の手術で1年単位のリハビリ生活を送っている高橋朋己投手や與座海人投手らがいました。プロ野球選手なんてチームには属しているものの個人事業主です。自分の職を奪うのもチームメイト。仲間ではあるけどライバルなんですね。でもそういうチームメイトの苦しみ、辛さに思いをいたす彼の優しさを垣間見たような気がします。
高橋朋己投手とは2015年シーズンにともにブルペンを支えた戦友でもあるわけです。彼にも届けと言わんばかりに自分のヒーローインタビューでわざわざ言葉にする…というのは少し考えすぎだろうか。でも野田昇吾はそういうことをしっかり言葉にできる、そういう男なんだと思います。
その時のヒーローインタビューの様子がこちら。
自身の好投に「出来すぎかな…」といつ野田昇吾の謙遜に対して、観客席から飛ぶ「そんなことない!」の声。カメラはしっかり拾っています。ファンから愛されていることが窺えます。
いやー、俺も好きだもんね野田昇吾。いいときの野田のピッチング、なんか見てて小気味いいんだよな。
だからやっぱり頑張れ!野田昇吾!
さて、少しとっ散らかってきたので、この辺りまでにしておこう。
一人のファンとして知る限りにおいて野田投手は好感がもてる良い投手だ…と思っているので、それを伝えたくて年始からスマホでぽちぽちと更新している。
「野田って誰やねん!」と思ってここまでやってこられた方がいたら、野田投手について伝わっていれば幸いです。
最後に。
野田昇吾投手、佳村はるかさん。ご結婚おめでとうございます!末長くお幸せに!