人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

備忘録・音楽の聞き方

昨今自分の友人界隈で音楽についての話が盛り上がっている。

dairiten1012.hatenablog.com

 

note.mu

 

さて、俺は音楽をどうやって聞いているのだろうか…。もっというと俺は音楽の何が刺さるのか。

端的に言うと、「歌詞」なんすよね。のっけから「音楽」の”音”部分全否定かよ、詩集でも読んどけと思われるかもしれませんけど、そういうつもりもなくて…。

 

音楽に親しむようになったのは、割と遅くて小学6年生の頃だったと思う。

家族でカラオケに行った時とかも、わりと歌う曲が両親とか祖母由来のものが多くてシャ乱Qとかメモリーグラスとかを歌っていた。自分が好きな音楽というものが小6の頃まであんまり存在してなかったわけだ。

そりゃもちろん特撮好きだったから、特撮ソングに親しんでいたりしても不思議じゃないんだろうけど…記憶にある限りではそれもわりと後になってからだ。

 

小学6年生のときに変わった、って言ったのはそれなりにターニングポイントがあったから。それが海援隊の曲とであったということなんすよね。

昨日のこと、いつものごとく友人グループのDiscordで話していて音楽の話になった時「タカボンには海援隊でも聞かせときゃいいんだ」という話にもなったけど、非常に正しい認識。

小6の頃、海援隊の曲の『スタートライン』の歌詞の一節「今私達に必要なものは光あふれる優しい場所じゃなく、一人ぼっちになるためのスタートライン」というフレーズに非常に心救われたというイベントがあった。その時、歴史が動いた。…というかこれ以降今に至るまで、音楽を聞く時に歌詞ありきで聞くようになったというわけ。

 

もう一つ、歌詞ありきという点と自分の音楽の聞き方を挙げるなら、音楽を聞くときにその曲が「人生のBGM化」しているということになるだろうと自覚している。

これは正直良し悪しなんだけど…。その音楽を聞いた時の状況・立場・立地込み込みで音楽の印象が決まるということ。

ここにいたりて、純粋な音楽評が不可能な人間であるということが証明されてしまった。

「人生のBGM化」ってどういうことかというと、例えば俺のiTunesで一番古い曲はBUMP OF CHICKENの『R.I.P』なんだけど、この曲聞きながら予備校帰りにローソン帰り道のローソンでLチキをバンズに挟んで食って、「よっしゃ明日も頑張るぞ」と意気込んでることが多々あった。つまり自分の人生を一つのドラマなり映画なりとしたときにそのシーンにかかるBGMとして消費しているということだろうか。

もっとわっかりやすい例で言うと、中島みゆきの『地上の星』を聞きながら大学のレポート地獄に立ち向かう、バイトに行く途中にKokuaの『Progress』をかける。そんな感じ。

この音楽の聞き方は今もなお続いていて、最近ジョギングするときは高坂海美『スポーツ!スポーツ!スポーツ!』『ココロ☆エクササイズ』やZARD『負けないで』を聞きながら走っている。

 

故に、俺の音楽の聞き方では、他の人におすすめの音楽を勧めることができない。

「俺が良いと思ってる曲」は「俺の人生史におけるなんらかのイベントと強く結びついている」か「俺の感性でもってシーンごとに適当だと思うBGM」であるから。

前者例:2018年夏ライオンズが負けが込んでいるときに聞いたRoselia『熱色スターマイン』刺さった歌詞「頂点へ狂い咲け」

後者例:イベントや旅行の遠征からの帰り道の車内で聞くフラワーカンパニーズ『深夜高速』刺さった歌詞「生きていて良かった 生きていて良かった 生きていて良かった そんな夜を探してる」

 

もっというと、こういう性質で聞いているから、好きな曲についてはメッセージ性の強めの歌詞をもっている曲が多くなる。こんなんばっかり人に勧めていたら、非常にクドい男になるだろう。まぁ、それを承知で年末には今年ぐさっときた好きな歌詞の記事をかいているんだけど。(下記参照)

keepbeats.hatenablog.com

keepbeats.hatenablog.com

 

 

とまぁ、俺は歌詞に注目してしか曲を聞けないタイプの人間だから、正直音楽について詳しくないんだよな…。ジャンルがわからない、好きなメロディーラインを説明することができない。好きそうなリズム、メロディーを言葉にすることができないから、音楽の”音”部分で俺が好きそうな分野、ジャンルについて探していくことができない。

 

だからやっぱりそういう点において、音楽の音部分についてしっかりと自分の基準・感性をもって聞いている人って羨ましいなあって思うんだよな。歌詞の記事を書いた時、冒頭記事の代理店くんから「歌詞にしっかり感想を持ててすごい」と言ったニュアンスのツイートをもらったような記憶がある。だけどまぁ、俺から言わせりゃミュージック部分に対して評価、感想、分析ができる人のことをよっぽど羨ましいとも思う。俺にもそういう観点があれば、もっと多くの人生のBGMを見つけることができたのでは…と。

まぁ、とどのつまりきっとこれはお互いに無いものねだりなのだ。個々人好きなように音楽を聞いてるというだけ。だからまあ、俺はこれからも好きなように音楽を聞いていく。それは傾向として歌詞重視のものになるだろうけど、好きなようにした結果だから仕方ない、それで良い。

 

さて、最後に。

ちょっとくらい自分の好きな歌手の宣伝しとくか。

海援隊に興味をもった方はいます?いたらですね、アルバムとしては『光陰矢の如し』『去華就実』この2枚をおすすめしておきます。前者が金八先生主題歌集、後者が2019年7月現時点で海援隊の最新アルバム。

金八先生主題歌なんてもう皆さんも御存知の有名曲ばかりだから、後者からさらに一曲おすすめをすると『フォークソング』ですね。

福岡から出てきて3人で歌い続けてきたこの数十年…。その思いが込められたかのような歌詞と落ち着いたメロディーにジーンと来ること請け合いですな。

…あー、また悪い癖がでている。おれは歌っている人のバックボーン、バックグラウンドからいろいろと勝手に受け取ってしまうタイプの人間なんだ。ほんとつくづく純粋に音楽楽しんでないなというツッコミもあるかもしれないけど…。

まぁ、俺が楽しんでるからそれで良し、ということでひとつ。

 

海援隊、いまでも全国各地でライブしているみたいなので、もし近くでやってたらいかがでしょう。

多分ライブでは『巡礼歌』って曲をやると思うんだけど、鈴を鳴らしながら静かに歌うこの曲もおすすめですな…。

うーむ、海援隊の宣伝になった途端いきいきと話し始めやがった。

まぁ、音を楽しむと書いて音楽。こんな感じで音楽聞いていくぜという備忘録でした。

 

100.6