人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

【対バファローズ13回戦】 その胸を焦がす炎のままに打ち抜き続けた 中村剛也400号本塁打に思いを寄せて

昨日の雑記でもテンションのままに書いたけど…。

さて、順番に…。

 

先発は高橋光成。後半戦初登板でした。オールスターでの爆発炎上も記憶に新しい。

初回にいきなり先制されて、2回に満塁のピンチを迎えたときに「ここは危ないな…」と思っていたらなんとか粘りのピッチング。

3回からは組み立てを変えて効果的に抑えていたよね。この辺りは森を含めて成長だなあと思うわけ。若い選手が真剣勝負の中で成長している。こういうのを見てるとプロ野球ファンって幸せな生き方だなあと思うわけですな。

個人的には6回のピンチの場面。あれは、高橋光成に続投させてほしかった…。打たれるにしろ抑えるにしろ経験値だったのになあ…と思わんでもないが。

なんにせよ、武隈は早く復調してくれ。武隈祥太がひょうひょうと抑えている様を早く見たい。

 

さて、9回には平良海馬プロ入り初登板でしたな。

噂通りの150キロオーバーのパワーストレート。

変化球のコントロールがいまいちなところはあるようだけど楽しみな投手ですな。ちょっとライオンズでは見ないタイプの若手であるかな。一軍登録中に初登板をできてよかった。

 

そして9回裏にミラクルを呼ぶ男金子侑司。まさかディクソンから同点3ランホームラン。TV、ラジオの解説者がみなみな「金子木村でなんとか秋山までつないで…」という論調だったのは面白かった。全員の予想を裏切ってのホームラン。俺もまさかホームランを打つというのは予想してなかった…。思い出した、いいところでしか打たない男、金子侑司。後半戦になっての走攻守での活躍。ネコサンマジカッコイイッス。

 

増田、平井の熱投を経て11回裏。

ライオンズ誇るレジェンドは幾人もいるだろう。投においては稲尾和久東尾修西口文也。打においては中西太

そしておそらく中村剛也もこの列に名前を連ねることになるだろう。

プロ野球界において過去19人しかいなかった400本塁打。これをここで打ってくれという場面で放つ。稀代のアーチストにもたらされたここしかないという場面。野球の神様というのがいるのかはわからないし、筋書きのないドラマというものなのかもわからないが、こんなことってあるのか…。ほんともう、感動感動の嵐でしたわ。

おかわりくんという愛称で親しまれ、積み上げ続けた400発。ここから先はNPBにおける伝説の領域にだんだんと足を突っ込んでいくようになる。試合翌日の手記で「まだ400」と言っていたのが頼もしい。斉藤一美さんが中村剛也につけたあだ名が「異次元で微笑むアーチスト」まさにそのとおり。ことホームランを打つという事柄において、中村剛也は異次元の存在になりつつある…そんな日々を見られていることに幸福を感じる。

おかわりくん、中村剛也斉藤一美アナがつけたもう一つのあだ名「キング」

単刀直入。まだまだ老け込むには早いですよおかわりくん。山川や吉田やレアードに勝って再び王座に返り咲く…そんな日が来る未来をやっぱり俺はまだ夢見ている。

 

 

新庄剛志プロ野球界について「プロ野球の存在意義とは、その街の人々の暮らしが少しだけ彩られたり、単調な生活がちょっとだけ豊かになることにほかならない」って言ってたことがあるらしい。この言葉を最初に聞いた時、ああ、これなんだなあって思ったけど、昨日つくづくその言葉を思い出していた。

人生には波があって上り調子の時も下り調子のときもあるし、メンタル凪ぎってるときもあったらドチャクソ好調のときもある。どんなときでもライオンズの選手は真剣勝負で勝とうとしているわけで…。俺が勝てないときにはやっぱり彼らに勝ってもらおう。

 

ちょっと昨日の金子から中村のホームランの流れは勝手な受け取り方をしたら「さあ、勝とうぜ」の声にも聞こえているところがあった。

ズーンときていたその中でも、ちょっとだけ生活が豊かになる。そういう試合で良かった。

 

ああ、そうだ。この試合はことしのライオンズフェスティバルズの開幕ゲーム。日本中にLVもされていたし、現地も大盛り上がりだったろう。

今年も新しい伝説を作っていこうぜライオンズ。

 

 

よーし、やっと観戦記追いついたな!