最近行きしなのJRの車内広告でチコちゃんが出てくるものがあるんですよ。
チコちゃん皆さんご存知ですか?
土曜朝のNHKにやっている人気番組「チコちゃんに叱られる」の人ですね。
ま、ご存知だろうという前提で話進めるんですけど。
自分がこの番組をよく見るタイミングっていうのが土曜日の病院の待合室。
受付して診察までを待つ時間、待合室のテレビでは安牌のNHKが流れているわけですが、そこでちょいちょい「ボーっと生きてんじゃねえよ!」という例のあれが聞こえてくるんですよね。
いやー…、好き嫌いの嫌いについてはあんまり話すこと無いんですけど、あのスタンスは結構明確に嫌いでして…。
ある人の回答に対して、誤りを指摘する以上の生き方否定まで投げる必要があるのか…?もっというと、そのある事柄を知らないこと、思い至らないことについて「ボーっと生きている」という否定のされ方までされる筋合いはねえぞという。
生活をなんとかかんとかやっていきながら、自分のリソースをどこに割くか…。そうこう生きている中で「外国をカタカナで書く理由」とか「サッカーのスローインを両手で投げる理由」を知らない、思い至らないくらいで「ぼーっと生きてる」の烙印を押されるのは、まあ気に入らないっすね。
知的好奇心は忘れずにいたいし、情報は貪欲に拾っていくべきだろうとも思うけど、そういう各種のべき論とか良き大人論みたいなものは余裕ある人がやって自己完結させてくれ、人にまで押し付けてくれるなよ…ってニュアンスで好きになれない物言いなんですよ。
まあ、あの番組スタイルを見るたびに逐一気にしていることそのものが、自分の変質を表しているようでそれはそれで怖さはありますけどね。
いやしかし、5才児の口を借りて「ボーっと生きてんじゃねえ」を言わせようと思った人、私はあんまり関わり合いになりたくはないってのも正直なとこ。
JRの車内広告切り替わりまでは目を瞑り満員埼京線に耐える日々といくか。
121.4