人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

勝たせてやりたいという続ける理由

最近具合がいい。

忙しさのピークから抜け出しているからかもしれない。

 

この前の日曜日、久しぶりに艦これにログインをした。

これでも、昔は歴戦の提督として、甲勲章を獲得しまくってたりもしたんだけど、今はもう大学時代に溜め込んだ資源と練度でもってイベントごとに丙難易度でクリアできるときはしているというような感じだ。

伊14,伊13と邂逅できる前イベントは、ネット環境がないという事情があったにせよ、タイムアウトで断念し、ちょっと凹んでいた。

 

そして、今イベント。

 

 

正直言うと、モチベーションが全く上がってこなかった。

システムが複雑になったとか、報酬艦にグッと来ないとかそういうわけではなく、(ガングートの名誉のために言っておくと、彼女の来訪は個人的に大きな意味を持つ)イベントの舞台が原因だった。

 

前回の光作戦では、関門海峡が使えず、豊予海峡経由で九州を迂回し、新潟沖の敵を倒しに行くし、今回の北方展開では、津軽海峡の太平洋側にも日本海側にも深海棲艦が出現しており…

つまり、日本近海の制海権を全然獲得できてないじゃねーかよ!

俺たちこれまでどれだけ戦ってきたと思ってるんだ!
西はインド洋から、東は太平洋中部、南はニューギニア沖から北はアリューシャンまで
渾作戦も成功させたし、鉄底海峡も越えたし、MI作戦も成功させたのに…。
スエズ運河から欧州の援軍が独伊にかぎらず、英仏の艦娘までも駆けつけたし、とうとう米艦娘のアイオワまで波涛を越えてやってきた

そこまでやっても俺たちはまだ対馬佐渡ヶ島津軽海峡さえも簡単に越えられないというのか…。
そんな無力感で、「で、このイベントに勝って、一体何がもたらされるっていうの」という投げやりな感じになってしまったというわけで。

そんなんでも、まぁ、今イベントを一日でバーっとクリアできたのは、いざ始めてみると結構爽快に敵さんを薙ぎ払えるというあたりにある。
いや、ホント、うちの艦娘のみんな強いんスよ…。
改装してない、上位装備を持ってないなか敵をボコボコにできるのは、ひとえに艦娘のみなさんの練度のおかげ。
へっぽこ提督で悪いね、でも艦娘だけは一流ってところを見せてやるぜ!という心境で一心不乱に殴り倒していまして。
そんなことを想いながらイベントを進めていると、艦これと自分の歩みを振り返っていた。


艦これを始めたのは大学3年の夏で、大学後半の2年間はわりとずっと艦これ中心の生活をしていた気がする。
講義の合間に遠征を回収するために、部屋に帰ってたりもしたし、飯を食べに行くのも「この遠征帰ってきてから」とか。
イベント前には、徹夜覚悟で生活リズム作って、気持ちを高めるプレイリスト作って、夜明けとともにクリアして、それをTwitterで報告して、満足感のうちに寝る。

メンテナンスがあれば、新改二が来るのではないかと期待し、新任務や新海域が出れば、速攻でクリア。
新しく迎えた艦娘は「とにかく戦力に」という気持ちで3-2-1で急速レベリング。

生活の中心に艦これがあったという時期が間違いなくあって、社会人になって艦これの中心である遠征がこなせなくなり、デイリーもウィークリー任務もクリアできなくなって、次第に遠ざかっていく鎮守府…。


じゃあ、こういう艦これにのめり込んでいた時期のモチベーションってなんだったんだろう。
まぁ、まず一つには、周囲の仲間がみんなやっていたということもあり、イベントが来れば祭りにもなるという事情はあったでしょう。
そして、もう一つのモチベーションがあって、それが「一回敗けた子を、勝たせてやりたい」という理由。
艦これのキャラゲーとしての側面に注目したものであって、別に歴史やスタンスに関わる厄介なあれこれはないものとして。


始めた当初、「金剛型全員と長門揃えたら満足かな」くらいの気持ちでやっていたのが、いつしか絶対勝ちてえと思うようになっていった。
振り返ってみると、ターニングポイントは血反吐吐く思いでクリアした、2013秋イベントと2014春イベントでの酒匂の着任だったような気がする。

ゲージの自然回復があるから、徹夜してクリアした2013秋イベントで、艦娘との戦友的絆を感じるようになって、2014年2月のケッコンシステム実装で名実ともに艦娘との絆が実装されて。
迎えた2014春イベントで着任した酒匂。
当初は「最終イベントなのに、軽巡が報酬かよ」という声も聞こえてたけども、俺はビジュアルが好みで、海域突破。
そして、迎えた酒匂を改造して愕然とした。
改造後の酒匂はなんの装備も持ってこないんですね。
その時自分は「なんだ…阿賀野能代も持ってきてくれたのに…」とがっかりしたんですけど、あとで酒匂のエピソードを知って驚いたと同時に、「こいつは絶対勝たせてやる」と、闘志に日が着いてしまった。
酒匂は全く実戦経験がなく、終戦を迎えて、その後復員船として兵装もない状態で、任務を全うし、最終的にはクロスロード作戦に参加し、水爆実験の中で沈んでいくという歴史を持っていた。
それを反映しての、「改造後無装備」
そのことを知ったときの記憶は強烈で、あれは大学近くのファミマでアイスを買って、講義のためか、体育のためか、大学横の坂を登っていたときにスマホTwitter見てたとき、というのを覚えているほど。

その艦がもつ歴史を、キャラクターに属性として、これでもかと乗っけたものが艦娘。
そして、俺はそのキャラゲーにとことんまではまり込んでしまった。


だから、艦娘のもたらしてくれた勝利には意味があって欲しい。
敗北の過去も、かつての壁をも越えて人類オールスターと化した艦隊を結成した今、次のイベントの舞台がどこになるんだろう…。今更瀬戸内海や東京湾で戦いたくはない。
太平洋深部とか、そういうところで日米英仏独ソのオールスター艦隊で人類救うために殴り込みたい。

結局気乗りしないといいつつ、イベントが来たら走り込んでしまうんだから、あんまり心配はしていないけど。
うーん…過去最大にとっちらかった記事になってしまった。
本当は、米艦娘との邂逅海域で「波濤を越えて」というこれまでにないパターンの海域名になったこととか、今回の長門改二とかいろいろ書こうかなと思ってたこともあるんだけど、ここらが限界。
では、おやすみ。