人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

夏、野球、ベルドにて

昨日ベルーナドームにてライオンズとバファローズの試合を見に行っていました。

いやー、5月の休暇日にフラっと行ってから2ヶ月半ほど間が空いてしまいました。なんのために所沢に住んでいるんだというお叱りも重々。

 

昨日は4月の開幕カードを見に行った友人二人と見に行ってました。前回はシーズン1勝目のナイスゲームでした。今日も勝つぞーの意気込みとともに。

 

しかし、皆さん。

私はベルーナドームが好きでですねえ。

 

西武球場前駅を降りて、改札を出たらすぐ左にどでーんとあるこの白と銀の屋根。

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居住まいを正すとともに、「帰ってきたなあ」という気分になるのです。私にとってのホーム。それがベルーナドーム。

駅前にはキッチンカーが並び球団歌が鳴り響き、選手の幟がはためいている。改札くぐってスイッチオンがすぐにできる。広々とした駅前広場がストレスレスな球場へのアクセスを可能にしている。いやあ、素晴らしいなあベルーナドーム。

 

この日は三塁側内野C席。ユニフォーム配布日ということもあり客入りも上々。

この週から毎年恒例ライオンズフェスティバルズということもあり、提灯に縁日、祭ばやしもにぎやかに実に元気のいい空間となっておりました。

私も席について早々に蒼空ユニフォームを着込み、とりあえず一杯とビールを購入。

いやあ、夏場に球場でのむビールが一番うまいわな。

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スタメン発表を経て、試合開始まで待っている。レフトスタンドに視線をうつすと、見よこの青に染まるレフトスタンドを。

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こういう青もまたライオンズの歴史の1ページですよね。

 

試合の方は平沼のファインプレーから幕を開けたものの、徐々に点差が開いていく苦しい展開。

しかしまあ、野手は塁を賑わしていたし、蛭間のヒット、豆田の本拠地初登板といろいろ見たかったものが見られたので満足です。

私は、席を外していたタイミングだったんですが、”源田たまらん”プレーもありました。この日は初っ端の平沼もそうですけど、守備でのいいプレーがねたくさん出てくれました。長谷川のフェンスに激突しながらの好捕、ペイトンもレフトファールゾーンのフェンス際までしっかり追って豆田の無失点に貢献をしてくれました。

 

いや、しかしペイトンもだいぶ調子が上がってきたね。いいことだ。

話は戻るのだけどこの試合のプレイボール直前のこと。現在ライオンズはスタメン選手をキッズたちが各ポジションで迎えるという取り組みをやっています。で、三塁側の座席だったのでレフトのペイトンの様子を見ていたのですが、ちびっこ達にプレゼントのボールを渡した後、他のポジションのちびっこ達が戻り始めるくらいまでの長い間ちびっこ達と言葉をかわしていて、最後にグータッチで別れていました。こういうファンサの良さっていうのは伝え聞くペイトンのナイスガイっぷりとも合致するのです。

マキノンと並んで、選手バスが出発する直前まで出待ちのファンにサインを書いていたという話も聞きます。…こういう話を聞いちゃうと、ここから大爆発して来シーズンも共に戦いたくなるものですよ。

 

ま、試合は負けちゃったわけですが…。

この試合を見に来ていた友人が、源田のグッズを購入してくれていました。ファーストフェイバリット選手として、私も絶賛おすすめできる選手です源田壮亮。何を隠そう私自身も初めて購入した選手ユニって2017年の源田炎獅子ユニフォーム。

いやぁ…源田、いいよね…。いい。

皆さんは皆さんそれぞれの源田ストーリーをこれから築いていくわけですが、私にとっては直近源ちゃん!!と感激したのがこの間のWBCでのこと。

WBCでは源田が骨折しながらも強行出場し続けて侍ジャパンの世界一メンバーの一人となったわけですが、当時の自分は源田が希望して、球団がOKを出したならもう応援するしかないと開き直っていました。開き直ってはいましたが、心配でしょうがないというもの。その強行が世界一という結果で報われてよかった…ほんとよかった…と安堵していた直後のことです。

確か、テレ朝かTBSか、WBC特番にむけたショートムービーで優勝直後の代表選手一人ひとりにコメントをもらって流すということをやっていたのですが、その中で源田がね

「ライオンズファンの皆さんに一番心配をかけたと思うので」とまずもってライオンズファンにコメントしてくれたこと、これは嬉しかったですねえ…。我々が世界の誰よりも心配していたんだ!!という気持ちは源田とも解釈の一致をみたわけです。

ほんとファンを大事にしてくれる選手ですよ…、源田壮亮

 

プレーについても…と言い始めたらキリがなくなっちゃうし、これはこれからの源田を見てもらうことで自ずと伝わっていくことでしょう。

 

試合が終わって、現時点でラストPL戦士の中川圭太選手のヒロインを聞きながら出口に向かう。「いやー、次は勝ちたいっすね」と語らいながらベルドの出口に向かう。

夏のぬるい夜風だったけども、ビール3杯も飲んで酔っ払っちゃった自分には心地よい。

そうだ、次。次がある。俺が逃げずに、立ち向かい続ける限りベルドで勝利は叶うのだ。

 

友人たちとは路線が違うので改札をくぐったところで別れ、池袋行きの急行に乗り込む。

西武鉄道西武球場前駅はおよそ日本唯一の野球ダイヤを組んでいる駅だ。

私自身、昨年あれだけベルドで試合を見たのだけど、帰りに電車で困るということはなかった。混むのは混むがそんなもの都心の通勤電車にくらべていかほどか。

試合時間の読めない野球というスポーツで、多いときには3万人の乗客をスムーズに都心に、飯能に、国分寺に、武蔵野線に帰すということには駅長のプロの技がある。

news.infoseek.co.jp

帰りの電車で困ったことがないから…そう、ありがたみを忘れてしまうことがあるかもしれない。

ここにはもはや数少なくなったプロ野球球団を保有する鉄道会社としての、意地と矜持の特別ダイヤがあったのだ。ライオンズファンくらいは、せめてそのことを忘れずに、しっかりと言うべきときは言っていかないといけない。

 

思えば…。

この日は付近の座席でちょっとしたトラブルがあり、球場スタッフの方々が対応に追われていた様も見ていた。

そうした場面も見ていると、ベルーナドームでの野球興行には、ライオンズの選手チームスタッフのみならず、西武鉄道職員の方々、ベルーナドームでの平和な観戦を支えてくれる球場スタッフの方々がいるのだな…と。これはベルドに限ったことではなくて各ホーム球場には各ホーム球場の守り人がいる。

 

 

しかしまぁ、久しぶりに行ってみてよくわかった。私はやっぱりベルーナドームが好きだ。

オープン戦のワクワクも、開幕戦の熱狂も、チームが苦しい時期にこそ声を張り上げるレフトスタンドも、夏蒸すグラウンドの熱気も、心地よい風と裏腹のシーズン終盤の焦燥感も、選手のキャリアを見送る最終戦も、いつか一軍で…と若獅子を見守る二軍ベルド戦も、シーズンの区切りを告げるファン感も。

 

思い出という思い出がベルーナドームに詰まっているし、これからも詰め込み続けるでしょう。

だからやっぱり私はベルーナドームが大好きだと声を大にして言い続けようと思うのです。

良い球場だ…ベルド…。俺は好きだ。

 

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