人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

昨今の情勢という言葉の終わり

お気づきの方もいたかもしれませんが、私のブログ上では新型コロナウイルス禍のことを、昨今の情勢と表現し続けてきました。

事実、当ブログのうちコロナというワードで検索したときに出てくるのは4記事のみ。昨今の情勢というワードでは20記事以上。基本的にコロナ禍というワードを昨今の情勢と言い換えてきました。

 

なぜって。忌々しい…新型コロナめ…、ぜってえ許さねえ…。の気持ちゆえでした。

ハリポタ世界でヴォルデモート卿が例のあの人、名前を呼んではいけないあの人と呼称されていたのと同じような心持ちでしょう。

 

2020年2月当時、自分は松山で生活していましたが、癒やしのスパ銭も休業となり、プロ野球の開幕は延期され、また遠征・旅行の類も延期・中止の憂き目にあいつづけました。

それらの制約を受けやすい職場にいたということも、転居・転職の理由の一つにはなったのでしょう。2021年夏、埼玉に引っ越してきました。

ただ、2021年引っ越しを経てもメラドで声をだすことは能わず。チケットの当たっていたライブの延期・中止もありました。助っ人外国人が家族を呼べずに不調に陥ることも、旅行に際しての制約も数多くありました。スパンジェンバーグに満員のドームで彼の応援歌を聞いてもらうことはついぞ叶わなかった…これは明確な心残りです。

 

状況は2022年に入り徐々に変わってまいりました。ライブの中止延期はほとんどなくなり、選手のコロナ離脱もずいぶん減りましたし、満員の外野スタンドもかえってきました。

私自身も、2022GWに大規模旅行の再開、野球場・ライブ遠征の本格復活。日々は随分とかつての賑わいを取り戻してきました。

2023年2月の東京ドーム声出しライブ、そして4月のベルドの声出し応援解禁を以て、私にとっての日常はほぼほぼ帰ってきた実感があります。通勤時・職場でのマスクは手放せませんが、それは今となってはすっかり日常となったので今気になることはありませんが…。

もう油断しようという話ではなく、大分取り戻してきた、という実感があるという話です。手洗いの習慣とか、マスク着用とかは身について離れないような気もしていますし、交通機関や興行の場での要請に従うことに抵抗はありませんし喜んでやるでしょうし。

 

なんというか…。

ついぞ、「ざまあみろ!」というタイミングのないままに昨今の情勢、いえコロナ禍の日々を脱しようとしている気がしているのです。

 

keepbeats.hatenablog.com

3年前の夏に、いつかこの日々を克服したときに「ざまあみろ!」と言ってやると決めていたのですが、そのタイミングはついぞこなかったなと。

2021新潟遠征、函館遠征でも、愛知スカイエキスポの会場でも、2022年ベルド開幕戦でも、釈迦ヶ岳立山の山頂でも。要所要所で「ざまあみろ!」と言ってもいいタイミングはあったような気もするのですが、その時々ではまだ完全に昨今の情勢を脱した気もしていませんでした。

 

じゃあ今、新型コロナが終わった気になっているのかというとそうでもなく…。

WHOの緊急事態宣言が終了しようとも、日本の感染症法上の取り扱いが5類相当になろうとも…。別にその病原菌自体がなくなったわけでもないですからね。罹ったら辛い、危険なものであるという認識は忘れずもってるつもりではありますが。

なんというか…こう…ぬるっとコロナ禍の日々を脱するのね…っていう気分ですね。戦勝記念日のある類の戦いではなく、タイムズスクエアで人々がマスクを放り投げてみたいなことも起きないわけですが。

 

 

こんなニュースを見ました。

news.yahoo.co.jp

アクリル板にかぎらず、この3年間で種々様々な人やモノのお世話になりました。

ヌルっとこの日々を脱していくのなら、せめてそういう感謝の念を思い起こしておこうと思い、このブログに備忘録として書き残しておきたいと思います。

 

まぁ、連休明け張り切って行きましょう。

 

120.6