人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

俺の心の中の金八先生がブルアカで大暴れしている

ゲーム『ブルーアーカイブ』に美園ミカが実装されたのが一ヶ月前…。

そのあたりから自分のiPhoneに入れて序盤で放置していたブルアカの起動回数が増えていき…。

 

最初は東山さんボイスのキャラがプレイアブル実装されて、そのキャラが実装を待望されトレンドを席巻するくらいの人気キャラと聞いて、ほいほい無料10連をぶん回してなんとか確保して…。

いや、本当最初はCV目当ての気軽な気持ちで引き当てたんですよ…CV東山ピンク髪キャラ好きだし…。

 

このあたりでメインストーリーをごいごい進めて、「ストーリーおもろ…」となっていったのです。

 

(以下メインストーリーVol.3第4章までのネタバレを含みます。)

 

ストーリーにおいてプレイヤーは「先生」と呼ばれ、まあ作中世界における特異点、異常存在、特権存在…ともかくも特殊な存在として他のキャラクター「生徒」と相対するわけです。

ストーリー上も、「あれ…これ俺いらなくね?」というわけではなくて、自身の存在やレスポンスが影響を与えていきます。(ストーリーが分岐するという意味ではなくて)

 

常々…キャラクターである生徒から「先生」と呼ばれ続けていると…。

自分の中にある先生の部分が、作中における自分をパスとして勝手に話し始める…。

俺の心の中の坂本金八がキヴォトスで大暴れしている…。

 

「大人が子どもを信じられなくなったら!教師はなんのために在るんですか!教えてください!」と啖呵を切りまくる、そんな感じ…。

 

 

「(第一章で黒服に対して)子どもは大人の背中を見て育ちます。契約書見せてどうすんですか!」

「(第二章アリスを見て)人は、人と人の間で『人間』となる。まさしく人生とはかくのごとくなんですなあ」

「(第三章ナギサに対して)我々は機械やみかんを作ってるんじゃないんです。
たとえトリニティがどうであれ、生徒が生徒を信じなかったら、教師はいったいなんのために存在しているんですか。私は私のやり方を貫くしかないんですよ!」

 

だいたいこんな感じ…。

そして、この心の中の金八がいよいよ第2シリーズ最終盤、第5シリーズ後半、第6シリーズ終盤、第7シリーズ後半くらいに大爆発してきたのが、冒頭話題にした美園ミカがストーリーに本格ダル絡みしてくる第3章エデン条約編の後半から。

 

だんだんはこのピンク髪お姫様の影にある生徒を重ねて見るような感覚に…。

そう、風間俊介さん演じる金八シリーズ屈指の著名生徒、兼末健次郎です。

なんかこう…ある顛末とかそこからひっくり返ってイジメられるとことか…。なんかこう第5シリーズ後半の針のむしろ健次郎を思い出してしまって…、心の中の坂本先生が…大暴れを…。

いやしかし、健次郎と違ってミカに対してはそういう同情すべきバックボーンがな…ないわけではないんだけど、なんかいろいろ本人の責任に負うところが多くて。

そういう意味で健次郎とミカを同列には語れないのだけど。ただ、心の金八が黙っちゃいない。

そういう生徒の失敗を大人が許容する、教育っていうのはそういうものじゃないんですか!?

学ぶの言葉の語源は真似る、だれかの真似をすることで子どもたちはおとなになっていくんです!そういう大人たちが、これまであの子達の周りにいたんですか?そうやって見た目ばかり美しい園の中で、泥水にまみれて過ごしてきたんです!

ただ…泥にまみれた子ですが…健気ないい子です。どうぞ愛してやってください!愛してやってください!

 

エピローグを終えて、ティーパーティーの面々を前にしても、

「君たちは決して良い生徒ではなかった。むしろ悪い生徒だった。しかし、悪い生徒の中にこそ美しいい魂が宿っていることをきみたちは先生に教えてくれました。先生は今度もまた君たちのことが大好きになりました」とか言ってそう。

というか、これは原文ママでさえある。

 

そんな感じでエデン条約編を今読み切りました。いや、文字にすると異物感すごいな?ブルアカ金八合同。俺がストーリー読みながら坂本金八召喚しているときは結構しっくり来てるんだけど。

しかしまあ…金八先生-兼末健次郎を通して…美園ミカ…結構気になってます、2023年。

キミ頑張ったなって…いや、手に入れてからネタバレふまないように絆ストーリーは水にこれまでやってきてたんですが。キミは頑張った…。なんかこう…ホントいろいろ…身から出た錆なんだけど…頑張ったなと…。兼末健次郎の持っていた家庭的バックボーンなどの同情要素が薄いけど、もうほんと大人になる途上にある生徒の過ちを先生は許容していくんだ、の一点で頑張ったなと…。あと俺はシンプルにこういう生き方下手…というか打つ手を間違ってしまったキャラってめちゃ好きなので…。

 

とまあ、ブルアカの入り口に立っていたキャラクターがストーリー読んでみると沼に引っ張り込みそうな隠し兼末属性を持っていたという話でした。

いやぁ…トリニティの面々と荒川の土手で3年B組~って言う日も近いかもな…。

 

 

(…実はこの話をしながら俺が心の中の金八先生には実は欠けているところ、設定上な重大な欠落があることを自覚しています。

自分が未だ見ぬ金八先生TVシリーズ外のスペシャル放送回において、金八先生は教え子が自衛隊に入ることに明確な拒否反応を起こしている設定があるのです。

本放送が40年近く前のテレビスペシャルですし、今同じ設定が生きているのかどうかはシリーズ完結した今となってはわからないところではありますが…。教え子が重火器持ってバチバチ人外存在と戦うことについて、俺の心の中のブルアカ金八は設定上の齟齬を起こしているんじゃないか…という金八原理主義者からの怒られが発生しないだろうか…。

 

このあたりについては、まあ…ある種の無責任感で自分の中で折り合いつけていくしかないのでしょうね。ブルアカに召喚された有名教師というと、もう一人某ドラマの有名教師がいますが、彼女も作中であの種のセリフを言うことはないでしょうし。)

 

122.8