人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

火縄銃の進化先の名前を考える

2月を目前に控え…。皆さんキャンプインの準備はできていますか?

他所様の日程を把握していないのですけど、我が軍の今年のキャンプインは例年より1週間遅い2/6。現在は新人自主トレの真っ只中でございますね。

 

2022年ドラフト組も全身ライオンズ人間の蛭間くんを筆頭に楽しみな選手が大勢。青山くんも仕上がり順調なようで1年目から上で見る機会ありそうというのは良い材料です。ま、なんといってもキャンプオープン戦を見ないとなんともなので、気が早いと言われるかもしれませんが。

 

そんな新人合同自主トレの中で育成4位というライオンズの今年のドラフトで最後に名前を呼ばれたルーキーながらも、入団会見の受け答えから注目を集め続けている是沢捕手が目立ち続けていますね。

ラン系のメニューで新人1位を獲得したり、休日返上の打ち込みで栗山・中村両レジェンドから早速指導を受けていたり。本人も支配下登録を目指して意気込んでいるところでしょう。ファームでの壁役というところからのスタートかもしれませんが、捕手なんていくらいてもいいですからね。伸びしろの塊とも思っているので、大化けするかもしれないし、その片鱗を見せてくれているので率直に楽しみな選手です。

 

さて、是沢捕手の異名といえば「火縄銃」です。

www.nikkansports.com

これは入団会見で大学時代にスローイング時握りかえがもたついていたことからチームメイトに呼ばれたものだそう。装填に時間のかかるゆえに火縄銃というチョイスになったのだそう。

つまるところ…ウィークポイントの異名なので我々も火縄銃火縄銃と言っていいのか微妙なとこかもしれないのですが。いや、今のところ浸透しているみたいだし、これでいいか…。

 

が、いつまでも火縄銃でいるわけではありません。

中田コーチ、荒川コーチの指導の元、鉄砲肩が装填速度を伴ってなにかしらの新しい愛称を…。少し考えてみようかと思いました。

 

 

まずもって捕手の送球で個人に紐付く異名といえば、昨今ではホークスの甲斐拓也選手の甲斐キャノンが有名です。

キャノンって要はカノン砲のことでいいんですかね?自分も言葉のイメージでキャノンというとズドーン!という火砲系のイメージで使ってましたが…。ちょっと待て、キャノンって装填速度と射線の角度から捕手の2塁送球とイメージ合ってるのか?

でもWikipediaレベルですが、よくよく見てみると野戦砲は榴弾砲カノン砲に区別され、前者は放物線を描いて着弾する曲射、後者は低角度、さらに初速において高速度で放たれるとのこと。そう考えると甲斐榴弾砲ではなく、甲斐キャノンなのだから合っているというわけですか。

いや、待てキャノン砲の装填速度は…?気になって第二次大戦前後のカノン砲について見てみました。(こちらもwiki参照)

調べてみると装填速度は毎分2~4発ということで1発あたり15~30秒くらいとなるようです。第二次大戦前後のものを調べたのは、その後カノン砲自走砲の登場に伴って、榴弾砲に統合される形となっていったからだそうです。へえー…。勉強になるなあ。

この装填速度自分が思っていたよりは早かった。なるほど、じゃあ甲斐キャノンって結構道理にかなった命名なのかもしれないっすね。

 

自分の知っている捕手送球の名前、その他にはバファローズの森パラシュートなどもありますが、パラシュートは弾速も装填速度も計算不可で、いまいちよくわからない命名なので一旦考慮しません。いや、ほんとわからん…。俺はどういう気持で捕手の送球にパラシュートパラシュートってキャッキャ騒いでいたのか…。理屈が通ってないじゃないか…。記憶をなくしたのでなければ、ずっと道理の通ってないことではしゃいでいたのか。誤りを反省しないといけないですね。

 

 

さて、話を是沢捕手にもどして。

火縄銃の装填速度についてですが、こういう紹介ページを見つけました。

www.meihaku.jp

1発の装填速度はおおよそ30~60秒とのこと。…あれ?キャノンが15~30秒なのだとしたら、結構近くない?

最速の火縄銃と最遅のキャノン砲が装填速度において同じくらいってことなら…とも思ったけど、キャノン砲のような火力も同時にほしいなと思ってしまうのは人の業なのか。

 

是沢捕手が装填速度について気にしていたので、火縄銃より早ければなんでもいいのかなという気もしています。

火砲の装填速度は前から詰める前装式から、後装式に移ったことで大幅に短縮されたとのことなので、後装式が主流となった近代以降の火砲でなにかいいのはないか…と調べていたのですが。

 

調べれば調べるほど、甲斐キャノンが先駆にして一番ベストなところを持っていったのだなという気がしています。

キャノンより一般知名度のある大砲の分類って…なくない?

 

じゃあ、火砲全般ってことで携行できるものでも…って考えたんだけど、例えばバズーカ。大戦中の初代バズーカを見てみると、装填が毎分5発らしくて火縄銃にまさっているけど…え?バズーカってあれ毎分5発も打てるの?以外だった…。

(ちなみにバズーカって通称らしくて種類名称としては正しくないらしい。)

 

じゃあ是沢捕手が成長した暁には是沢バズーカ…。いや、バズーカには問題が合って、これはすでに鉄砲肩やレーザービーム同様に捕手送球の一般名詞化されてしまっている気がします。

full-count.jp

www.youtube.com

 

そもそも装填速度が遅いから火縄銃という視点から装填速度に着目して探していたんだけども、現代の砲においては火縄銃ほどに時間のかかるものって存在しないんじゃないか。

現代戦車の自走装填装置は毎分15~20発くらいらしいし、大和の主砲でさえ30~40秒で一発らしいから、これでも大半の火縄銃の使い手よりははやい。

火縄銃より装填が遅い近現代兵器を探す方が候補は絞りやすいだろう。二次大戦中のドイツの列車砲は1時間に3~4発という装填速度らしかったから、是沢よりも握り変えの遅い捕手が入団したときに異名として「列車砲〇〇」というのが良いのかもしれない。…いや、それスラッガーのイメージで強そうだな。西武”鉄道”もあるし。

 

ここまで延々装填速度のことで考えて時間を費やしてきたけど、別の進化先を考えたほうがいいかもしれない。分岐進化というやつですね。

火縄銃と並んで是沢捕手が入団会見で目標として掲げたものに「北極星」があります。

 

www.tokyo-sports.co.jp

 

「自分が掲げた目標は『北極星』です。小学生の頃に天体の光というのは数百年前から届いているということを知り、非常に共感を感じました。また、北極星は北に位置し続け、多くの旅人たちの指針となってきました。自分自身、高校、大学で控えという経歴があります。決して野球エリートではありませんが、一生懸命練習して一軍の舞台で活躍することで、未来の野球少年、少女たちに光を灯せるような選手を目指していきたいと思います。まずは支配下登録目指して頑張ります」

 

ここで「野球少年、少女」と女子野球選手のことも念頭においた言葉選びをしているのが、是沢選手の視野の広さを如実にあらわしていて良いなと思いました。

ここで出てくる北極星、これにヒントがあるんじゃないか…。北極星…天体…星…、宇宙…兵器…?

 

宇宙兵器でぱっと思い出したのが、地球周回軌道から地上に鉄棒落として攻撃するやつ…。調べてみるとあれ、実在だったり公に開発中のやつではなくて、あくまで構想として存在しているだけのものらしいですね。

ja.wikipedia.org

 

え、こんな名前だっけ…。「神の杖」て。

曰く、弾速はマッハ10にも及ぶらしい。へえー…すっごい…。

神の杖是沢…。いいんじゃないか。いいのか?うーん…いいかもしれない。

 

真面目に火縄銃の次なる異名を考えて来たけれど、最終的に神の杖是沢に落ち着きました。

…異名に神が入るのいくらなんでもやりすぎでは?歴代でも打撃の神様川上哲治や神様仏様稲尾様の稲尾和久とかそのクラスでないとなのだけど。

何事もあんまり杓子定規で考えすぎるものではないのかなと思った一件でした。

 

なんにせよ、合同自主トレが終われば春野でのB班キャンプ。頑張ってライオンズ捕手陣の層の一助を担う存在となって欲しい。頑張れ是沢涼輔捕手。

私は是沢捕手を応援しています。

 

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