2022年ももう1割以上終わったというのに、そんなタイミングで2021年のまとめ記事を書き始めているというのもおかしな話です。
でもまあ来年以降の備忘録のためにやっていたほうがいいことでもあります、まとめ記事。
まずは毎年恒例の今年聴いて刺さった歌詞一覧をやっていきましょう。
以下、過去記事です。
2020年分:2020年 心に刺さった歌詞一覧 - 人生、東奔西走
2019年分:2019年 心に刺さった歌詞一覧 - 人生、東奔西走
2018年分:2018年 心に刺さった歌詞一覧 - 人生、東奔西走
2017年分:2017年 心に刺さった歌詞一覧 - 人生、東奔西走
こうしてみるともう5年もやってるんですな。ここまで続いたらそれはそれで立派な備忘録だなって気がしてきました。
追加日はiTunesへのインポート日、Spotifyのマイプレイリストへの追加日です。ではやっていきましょう。
- 辻野あかり(梅澤めぐ),砂塚あきら(富田美憂),桐生つかさ(河瀬茉希)『Brand new!』
- 喜多日菜子 (深川芹亜)『世界滅亡 or KISS』
- BUMP OF CHICKEN『アカシア』
- CHiCO with HoneyWorks『決戦スピリット』
- 田所あずさ『ころあるこ。』
- *Luna『アトラクトライト』
- 上田麗奈『リテラチュア』
- Monkey Magic『ガンダーラ』
- SUPER BEAVER『ひとりで生きていたならば』
- BUMP OF CHICKEN『なないろ』
- Project DMM『ウルトラマンコスモス~君にできるなにか』
- PENGUIN RESEARCH『旅人の唄』
- 水前寺清子、武田鉄矢『いきてゆく物語』
- sumika『ファンファーレ』
- 桐生つかさ、黒埼ちとせ、白菊ほたる、鷺沢文香、諸星きらり『Life is HaRMONY』
- 岡崎体育『おっさん』
- あいみょん『愛を知るまでは』
(2021年1月3日)
辻野あかり(梅澤めぐ),砂塚あきら(富田美憂),桐生つかさ(河瀬茉希)『Brand new!』
Hello, brand new myself
Hello, brand new smile & start
#ここから飛び乗れ
Brand new wave Brand new mave
#七色 #最先端 #街中を巻き込んで
Wow wow 今 Changing!
2021年の新年ライブを見たタイミングで大量にデレマス楽曲を追加しているんですね。
この刺さった歌詞で切り出しているのは1番のサビの部分です。
このサビのラストのChanging!のところのキレの良さ…好きなんだよな。刺さった歌詞部門でピックアップしておきながら、サビの盛り上がり、テンポも相乗効果をなして歌詞の切っ先がなお鋭利さをまして刺さってくる…、そんな楽曲でした。
実際1月に追加して2021年年間を通して聴いた楽曲です。そういう意味で2021年を象徴する楽曲のひとつなんですよね。Brand new!
(2021年1月3日)
喜多日菜子 (深川芹亜)『世界滅亡 or KISS』
一つだけ確かなことは今も世界は続いていて、
私は元気に夢を見ています
新年に大量追加したアイマス楽曲群には、共通する思い出があります。2021年の1~3月くらいのころ、よく夜の町をウォーキングしながら聴いていたんですよね。
この楽曲もそんな中の一曲。そして、この曲の上記歌詞を聴くたびに、胸にジーンとしたものがこみ上げてきていたのを思い出します。
2021年冬期というのは、四国から出られない、世界が閉じて丸1年を迎えていた頃です。そんな状況と重なってというのも大いにあるのだと思いますが。
明日さえ来れば…世界さえ続けば…、夢は見られる、と。あの情勢下で聴いたからこそ、よりいっそう刺さった部分なのかもしれません。
でも、四国から脱出した今もなお、この楽曲のこのラストを聴くとジーンとくるものがあるんですよね。世界が日常を取り戻す日がきた時に…もう一度この歌詞を聴いたとき…夢見ることの持つ普遍的なパワーを再実感するのかもしれません。
(2021年1月16日)
BUMP OF CHICKEN『アカシア』
ついに辿り着くその時
夢の正体に触れる時
(中略)
そして理由が光る時
僕らを理由が抱きしめる時
この楽曲を最初に聞いたのは1月なんですけど、真に刺さるようになったのは半年以上経過して、自分がポケモンを再び始めてからのことでした。
これに関しては、この楽曲とポケモンの公式MVあるからそれ見てもらうのが一番手っ取り早いかもしれないけど。
で、刺さった部分の歌詞なんですけど。
「ついに辿り着くその時」というのは「夢を叶える」瞬間というのではなく「夢の正体に触れるとき」なんですよね。たどり着いてみたときに成就するのではなく、じゃあ自分が目指していたもの・ことはなんだったのか、それが真実わかる。
逆に言えば自分の夢をわかるためには、そこまでたどり着いてみないとわからない、ってことなんですよね。ゲームにおいてそれがチャンピオンになることなのか、図鑑を完成させることなのか…。そして、大抵の場合そこで物語は終わらないんですよね。
ラスサビにある「理由が光るとき」「僕らを理由が抱きしめるとき」
これも好きな表現でして。
あの日走り始めたきっかけ。何故?を燃やし続ける原動力になった何事か。それに報われる瞬間がきたとき…ここが楽曲のラスサビにあるっていうのが好きなんです。
何事かにたどり着いたところがゴールなんではなくて、あの日何かが始まった理由に答えを見つけたときが終わりになるんじゃないか…って。まあ、自分の解釈なんですけどね。
(2021年1月17日)
CHiCO with HoneyWorks『決戦スピリット』
勝ちたいに理由などない
シンプルに、簡潔に。
この楽曲、キャンプイン前の時期の自分の心を奮い立たせるのにすごくフィットしたんですね。
全編通して心を燃やす、刺さる歌詞がボンボン出てくる楽曲なのですが、今回挙げた一節にすべてが集約されているような気がします。
挑まずにはいられないのも、粋がってろと馬鹿にされても勝利を掲げたいのも、『勝ちたい』の一言に集約される。そして、それはそれ自体が理由になり他の理由はいらないんじゃ、と。
自分がよく言っている言葉でも似たようなものがありました。勝つしかないから勝つしかないんじゃ。
その自分の心情にすっとハマる一節だったのでしょう。2021年シーズンを奮い立たせたこの一節はこれから先も変わることなく、自分の心に刺さり続けるでしょう。
(2021年1月27日)
田所あずさ『ころあるこ。』
やりたいこと 見たいもの
会いたい人 出したい声
叶わない時どうすんだ
「だったら自分が変わるしかないでしょ!」
自分の転居転職まわりの時系列は2021年年間出来事まとめ記事で書こうと思うんですが、今この刺さった歌詞まとめでタイミングみてびっくりしました。この楽曲がSpotifyのプレイリスト入りした直後の時期に転職エージェント登録してるんすよね…。
「叶わない時どうすんだ」に対して、そのままズバリ自分の生活属性を変えちゃったよ。
じゃあ転居転職ってこの楽曲が理由なんですか?と言われると、それは違うんだけど。自分の人生の一大決心をなにか一曲に背負わせるということはしない。しないけど、自分がほしい言葉を受け取りやすい時期にこの楽曲に出会っていたのは、よくできた偶然…といえるのかもしれない。
変化を怖がらないで、ええい!ままよ!の大博打に出る時、この曲を聴いて、よっしゃやったるかと意気込みを得ていたことはあります。それは自分の人生を楽曲に投げるというのではなく、自分で今必要な意気込みを得る手段をチョイスしていた…というような。そして、聴くたびにパワーをもらっていました。
なんにせよ、ころあず楽曲ってこういう思い出深いエピソードが結構多い。聴きながらあのときあの場所で移動していたなあ…みたいなことを光景とともに思い出すことが結構あって…、この楽曲もそんな一曲なのかもしれません。初めて聴いたのは夜に道後公園横を歩いていた時。今も、思い出します。
(2021年2月7日)
*Luna『アトラクトライト』
辞めてしまいたい理由なら
10も100も1000もあった
でもその全てが
ちっぽけに見える一つがあった
さっきの『ころあるこ。』の経緯を書いたあとだと、随分直接的な表現になったなあ…と思います。しかし自分にとってこの楽曲は自分の心を二度刺しました。
最初は前職の仕事の最後のプロジェクトが一山迎えていたころ。1~3月期において。「辞めちまいてえ…」と思いながらも、そっちに舵を完全に切ってしまうと今の多忙さを乗り切れない。完全に気持ちが切れてしまうと目の前の仕事が終わらない。
転職エージェントに登録して活動を徐々に開始しながらも、四国に残留することを選ぶ気持ちも当時は半分くらいあったのです。そういう状況では「辞めてしまいたい理由なら10も100も1000もあった」という歌詞で無理やり自分を奮い立たせていました。しかし「その全てがちっぽけに見える一つ」を見つけられずにいたのです。
前職最後のプロジェクトが一山越えたあたりからですが、完全に気持ちは四国脱出に向いていました。
その時に聴くこの曲の「辞めてしまいたい理由」とは「曲がりなりにも安定した現職を捨てて」「故郷を捨てて」首都圏に出ていくことを辞めて、要は変化することを辞めて安穏とした現状を選択する理由に変わっていました。真面目に出ていくことを考えた上で、とどまる理由なら10も100も1000もあった。しかしまあ…その全てがちっぽけに思える何事かはたしかにあったんですね。それはなにか一つというのではなく、自分の捨てられない諸々であるんですが、一言にまとめると自分の中の納得というものだったと思います。現状の生活を辞めて、自分の中の納得のために生活を変える。
この楽曲は二度心に刺さってきました。一度は目の前の多忙さを乗り越えるために、もう一度は自分の生活を変えるために。大きなエネルギーになってくれたことは間違いありません。
(2021年2月14日)
上田麗奈『リテラチュア』
どこ行くの?
少し遠くまで
TVアニメ『魔女の旅々』のOPであるこの楽曲。
「旅に出てえ…」の気持ちがふつふつと湧き上がっていた2021年冬にこのアニメを見たのは、必然だったのかもしれません。
そのなかでの刺さったこの歌詞はサビの一節なのです。
なんともないような気軽な会話のふうに「どこ行くの?」「少し遠くまで」と。この部分を聴くたびに、「遠くに行きたい…」欲がくすぐられていたのを思い出します。
しかし、いつか…いつの日か、こんなふうになんでもない感じで少し遠く(本州最北)まで行ける日がくるのかもしれない。いつかくるその日を念じて祈って、そういう気持ちを込めながら聴き続けた楽曲でもありました。
楽曲タイトル『リテラチュア』の意味するところが、テレビアニメ最終回で回収されるのも美しい。アニメOPと本編の親和性っていう意味でも2021年ベストOP楽曲と思っています。
(2021年4月19日)
Monkey Magic『ガンダーラ』
どうしたら行けるのだろう
教えてほしい
2021年にガンダーラ!?と驚かないでほしい。
『空の青さを知る人よ』っていう映画あったじゃないですか。秩父が舞台のやつ。
あの作中で主人公の葵がブチギレながらこの楽曲を歌うシーンがあるんです、ガンダーラ。
秩父盆地に閉じ込められながら、東京で一旗揚げるんだという情熱に燃える葵の歌うガンダーラには、なにかと感じ入るものがありました。「そこに行けばどんな夢も叶う」らしいガンダーラ。
四国脱出しようとしていた当時の自分にとっても首都圏はガンダーラのようなものだったんでしょうね。そういう意味で刺さっていたんだろうな、と。
ちなみに『空の青さを知る人よ』のEDである『葵』という楽曲には「また会おうな またただいま 言える場所は取っておくぜ」とあります。
遥か夢幻の愛の国ガンダーラと、いつかただいまと言える場所秩父。対になる楽曲が配置されたEDと作中歌って美しいなーと思いながら、葵が将来に向けて勝負挑めていたら良いなと今でもそっと思っています。
(2021年5月2日)
SUPER BEAVER『ひとりで生きていたならば』
ひとりで生きていたならば
ひとりで生きていないから
愛しさ込み上げるほどの
「大切」に出会えたんじゃないか
こだわって生きると今一度言い切るよ
2021年めちゃくちゃ聴いた曲ですね…。
この楽曲の歌詞で好きなのは「ひとりで生きていない」って部分じゃなくて、その後ろ「こだわって生きる」の部分なんですよ。
なににこだわって生きるのかは各人色々あると思います。しかしまあなんにせよ、自分がなににこだわって生きていくのかを見失わなければ、道迷いになることもないのじゃないかと。
歌詞の中には「こだわることを辞めてしまえば、過去が嘘にかわる」ともあります。
これまで生きてきた中で、なににこだわってきたのか…。そして、それが捨てられないのならば…。結局こだわり続けるしかないんじゃないか。こだわり続けるしかねえじゃんねえ。
と言いながら、「ひとりで生きていないから」の部分も切り取って心にぶっ刺してくるのは、俺も一人でこだわって生きているわけじゃないからなんでしょうね。
俺のこだわりには実在非実在有形無形含めて俺以外の存在が必要なんですよ。そんなわけで俺は2022年からも「ひとりで生きていないからこだわって生きる」を続けていこうと思います。
(2021年6月6日)
BUMP OF CHICKEN『なないろ』
思い出すと寂しいけど
思い出せないと寂しいこと
忘れないことしかできない
夜を超えて続く僕の旅
(中略)
躓いて転んだ時は教えるよ
起き方を知っていること
NHKの朝ドラの主題歌楽曲です。そちらの連ドラの方は完走できなかったけど、この曲はめちゃくちゃ聴きました。
「躓いて転んだ時は…」の歌詞の部分に、あるお寺さんのアカウントが実にしっくりくる解釈をなさっていました。
…
— 慈興院 大徳寺(a.k.a 58代目住職) (@jikoindaitokuji) 2021年6月5日
起き上がり小法師(こぼし)は、
倒れないように支えがあるのではなく、
体の中にある重りによって倒れても自分で起き上がれるようになっていて、
何度でも起き上がれる仕組みになっています。
私たちは日々を 悩みや苦しみもなく順調に過ごしたいと思っているものの、
…[続く]
…
— 慈興院 大徳寺(a.k.a 58代目住職) (@jikoindaitokuji) 2021年6月5日
実際は、うまくいく事ばかりではありません。
人は誰でも 人生につまずくような事を経験すると思いますが
"それに負ける"のか
それとも
生き抜く力をすでに頂いている事に気づき"自分で起き上がれる”のか
では、随分 生きづらさが違うと思います
…[続く]
"私は起き方を知っている事・何回転んでもいい事"
— 慈興院 大徳寺(a.k.a 58代目住職) (@jikoindaitokuji) 2021年6月5日
"私を常に支え続ける働きがあったのだという事"
に気づき、日々を大切に重ねていきたいものです#バンプオブチキン #おかえりモネ #面白い #朝ドラ #ミツオと昔の自分がかぶる #1000年以上の歴史 #プレッシャー #坊さんにはなんねえっ
「起き方を知っていること」
涙の数だけ強くなれるよ、とは他の楽曲の歌詞にありましたが、人間ズッコケてぶっ倒れている時に、そのことを自覚するのはなかなか難しいものです。あとから振り返ってみた時に「いやー、あのときなかなかタフな状況だったけど、まああのくらいなら乗り越えられるやつだったな」と思うことはできてもそれは未来人の特権というやつです。
それでも、それを普段から楽曲を聴きながら思い起こすようにしているともう少しタフな自分になれるのかもしれません。
そして、この住職さんのいうところの「体のなかにある重り」とは。人によってそれは違うものでしょうが、「忘れないことしかできない」ものであっても、過去の自分を形成してきた何事か、何者かがそれを成しているんじゃ…と、そう思うようにしています。
「夜をこえて続く僕の旅」に付き添ってくれるのは、自分の中に累積していった過去の自分。また別の人の発言で恐縮ですが、武田鉄矢氏がかつて10代の若者と真剣にしゃべくるというテレビ番組の中でこんなことを言っていました。
「十代の頃に、一つかっこいいことをやっておくと、そいつがずっと自分のそばにいて年を取っても支えてくれるんだぜ」と。
ここで武田氏は十代の頃、かっこいいことと話し相手に合わせて限定して言っていますが、自分としてはそれはいつなんどきであっても、また無様を晒した経験であっても、いいんじゃないだろうかと。
自分の中に積み重ねて行く重み。自分の知る起き方のバリエーションを増やしていくこと。そうして旅を続けていくより他にない…、と解釈して。自分はまだまだ旅しています。
(2021年6月23日)
Project DMM『ウルトラマンコスモス~君にできるなにか』
夢を追いかけて すべてが変わる
いつだって君を 心は見ている
2021年にウルトラマンコスモス!?またこのパターンですな。iTunesに追加したのが今年っていう楽曲。
いやしかし、数あるウルトラマン楽曲の中で何故この楽曲を…?と問われると、それはこの楽曲の歌いだしの歌詞にあります。
「夢を追いかけて すべてが変わる」というこの歌詞に四国を脱出する少し前の自分は勇気をもらっていたんでしょう。
ここまで話していて気が付かれたかもしれませんが、今年の心に刺さった歌詞軍団はこのように自分の状況にヒットしていたものが多くエントリされています。そりゃそうだ…誰でもない俺の心に刺さった歌詞一覧の記事なんだから…。
「いつだって君を心は見ている」のところも好きなんですよね。何をすべきか、どうしたいのか、実際のところそれをもう君は知ってんだろう?って具合ですよね。
本放送から20年。ウルトラマンコスモスとの歴史的和解が成った。
(2021年9月16日)
PENGUIN RESEARCH『旅人の唄』
出会いも別れも僕のもの
この旅路に名前をくれるもの
執着を 理由を 誇りを 証を
僕等はずっと探し続ける
2021年もお世話になりました、PENGUIN RESEARCHの皆さん。
追加日が9月となっていることからわかりますように、ここからは所沢時代の話になります。
四国から出て、自分の人生をこれまでと別のベクトルで進み始めることを決めた時期ということでもあります。
「出会いも別れも僕のもの」自分の納得のために自分で選んだところに行ったのだと、そう感じ入ってました。
旅路に名前をくれるもの、それらの中に「執着」というワードが入っているのが、まさにピンズドって感じでですね。結局捨てられない執着なら、ともに旅していこうじゃないか。選んじゃったんだから。
(2021年9月18日)
水前寺清子、武田鉄矢『いきてゆく物語』
先に答えはないから
生きてみなけりゃわかりゃしない
知ったかぶりしてる人
罰当たり罰当たり
まずもって楽曲タイトルが「いきてゆく物語」
一時期自分の中で大問題を引き起こしていた映画「降りてゆく生き方」になんとなく近い響きを見出して目に入ったのが最初。
所沢時代序盤でこの歌詞に刺さったのは、まあ…少しの迷いを振り払うために必要だったんじゃないかなと思います。
何事もやってみなけりゃわかんねえべ、だめならその時また考えればよいよい、と。
夕方の所沢通勤ラッシュに巻き込まれながら、慣れない街での生活の買い出しに出かける車内によく流れていた曲です。
(2021年9月28日)
sumika『ファンファーレ』
夜を越えて 闇を抜けて 迎えに行こう
傷の海も 悩む森も 厭わない
毒を飲んで
さぁ
前向きな歌詞の中にある「毒を飲んで」の一節が気になって心に残ったあたり、実に見事に釣り上げられたなあという気もしています。
前向きな歌詞の中にあって、困難を乗り越える表現として「傷の海」「悩む森」ってのは外部環境由来の困難なのかなと思うのですが、そこにあって「毒を飲んで」は自分が能動的にその困難を飲み干そうとしているのを強調する一節。
その歌詞に「上等じゃこらあ、かかってこいや」のど根性を薄っすらと感じて、好きな一節なんですよね。
人は見たいものしか見えない、ということなのかもしれないけど。
(2021年9月30日)
桐生つかさ、黒埼ちとせ、白菊ほたる、鷺沢文香、諸星きらり『Life is HaRMONY』
Let's sing a song!!
そうさ人生は独りでは歌えないHaRMONYだから
(中略)
Let's sing and dance!!
そうさ人生は独りじゃもったいない大きな舞台
実質ここまでも全部人生ソングでは?と思う節もありますが、2021年最大の人生ソングがこの楽曲でしょう。
この楽曲の歌詞の好きなところは、一番サビの「独りでは歌えない」と二番サビの「独りじゃもったいない」の連チャンですね。
「独りでは歌えない」では人生は独りじゃ成り立たないのニュアンスを含ませながら、二番の「独りじゃもったいない」でもたせる広がり。
ここにあるのが「いやいや人生長いんだから独りで過ごすのもったいないよ」という自分に対するやつなのか、それとも「つーかこんな面白いこと巻き込まなきゃ損っしょ!」の周囲へのニュアンスなのか。
俺は後者で刺さった。面白いことやんなきゃいけないんだよ!の自戒を込めて面白いことをやっていきたい。このブログもその一環でありたいというのもあるしね。
(2021年10月20日)
岡崎体育『おっさん』
おっさんおっさん 僕はもうおっさんになった
だからこそ更新更新 素敵に歳をとりたい
おっさんおっさん 明日はもっとおっさん
今を 未来を学べる人になりたい
岡崎体育楽曲で2021年いちばん好きな曲でもあるこの楽曲なんです。このサビが刺さるような歳になってしまった…というには少し早いんですが。
とはいえ、徐々にそういうことに気をつけていかないとなあ…という歳でもあるのかもしれません。自戒も込めて刺さりつつある歌詞、とでもいうか。
ところで「明日はもっとおっさん」って歌詞。めちゃくちゃにこやかに歌っているが、覆しようのない事実を喉元にどーんと突きつけてくるの、曲調と相まって笑けてきちゃうのも岡崎体育楽曲の好きなところでもあります。
SpotifyリンクじゃなくてYouTubeリンクなのは、岡崎体育楽曲はMVで見てほしいというのがあります。淡いパステルな色合いのおっさんたちがにこにこしながらはしゃいでいるMVはちょっと凄まじいものを感じますが、まあニュアンスとしてはこういう朗らかなおっさんになりたいと思います。
(2021年12月31日)
あいみょん『愛を知るまでは』
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれる運命辿って
今日も明日も生きていこう
2021年大晦日、自分は実家で紅白歌合戦見ていました。その中でこの曲のこの一節が矢鱈滅多に心に残りました。
おそらくそれは、この「○○するまでは死ねない!」っていう言い方自分もよくよく使うことがあるからだと思います。「ライオンズの日本一を見るまでは、泰葉のCMを聴くまでは…死ねないようにできている!」とまあこういうニュアンスで。
○○するまでは死ねないというのは、それだけ現世に希望を見出していることの裏返しなのかもしれません。その日が来ることを信じていると言っていいかもしれない。
愛を知るまでは死ねない私なのだ、ということはいつか愛を知る日がくるのだろう。知る日がきっと来るということの裏返し…。
2021年が終わろうとする中で、未来に希望を見出すニュアンスの歌詞が心に刺さったということ、それは来る新年が2021年よりも良い年になるんじゃ…なってくれ…とどこかで思っていたんでしょうか。
と、いい感じに締まりました。2021年心に刺さった歌詞一覧。
愛媛時代の最終盤においては自分の人生の転機において、いろいろな楽曲に力を貸してもらっていたのだなと思います。
そして、所沢時代序盤においても、自分の選択への自信を得るために。
例年のように自分以外にも刺さるのでは?という歌詞をチョイスできたのは2021年終盤だけだったのかもしれません。でもまあ、それもまた自分の人生の備忘録。納得はしています。
2022年2月になって2021年まとめ記事が走り始めるという異常事態ではありますが、まあ、備忘録大事なのでしっかりまとめていきましょうね。
2022年は一体どんな歌詞と出会うのか…。今年もたくさん聴いていきたいと思います。それではまた2023年始にお会いしましょう。