人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

かくて再び戦いの幕は上がり

2022年1月31日。1月31日はプロ野球の大晦日とはよく言ったものです。

長かったようで短いシーズンオフも終わり、明日からいよいよ全球団一斉キャンプインです。再び燃えるようなあの日々が帰ってくる。

 

自分にとって2022年シーズンが持つ特別な意味とは、この一年は勝手の俺が夢に見た一年だということです。

愛媛にいた頃、「宝くじが当たったら仕事を辞めて、所沢に家を買って毎日メラドに行くのだ」とそんなことを思っていました。宝くじは当たらなかったけど、メラドに通える環境は手に入れました。その状態で初めてシーズンの開幕を迎えるのです。

 

振り返れば昨シーズン。8月に所沢に越してから、チームの状態は必ずしも良くなかった。42年ぶりの最下位がそれを物語っている。

我ながら不思議だったのはそんな状況で「こんなはずじゃない、こんなはずではないのだライオンズは」とおかしくならなかったことです。

 

何故か。最初は見に行けるところにいるだけでいいよ…という気持ちだったのかもしれません。自分の中の良くない熱の入り方を切り捨てることができたのかと思っていました。

しかし、シーズンイン直前になってみて燃えていない訳ではないんだと否が応でも実感してくる。行動や発言がどうこうではないんです。燃えてくるのがわかる。とうとうずっと夢見た所沢での一年が始まるのだと。

そう考えてみると、昨年の最下位でおかしくならなかった何も理屈をつけることができます。そこにあるのは「腹の据わった殺伐」

ジタバタしても仕方のないことです。勝てるから応援する、負け込んでいるから応援しない。そんな時期はもうとうに過ぎてしまった。

 

最近弟の新居探しを手伝う中で、所沢って結構遠いんだなと改めて思います。毎日の通勤の中でもたまにそう思う時もあります。所沢から通っていると話すと東京の女からは遠いですねぇと返されます。

しかし自分が住む場所を選ぶとき、多くの忠告に耳を貸さず迷いなく所沢を選び、そしてオフシーズンの通勤を3ヶ月経ても今なおその選択は間違ってなかったと思います。であるならばシーズンが始まった日にゃ…

 

 

もう一つ、2022年シーズンを所沢で迎えることができて良かったと思う理由。それは辻監督の一年続投が決まったシーズンであることもあるでしょう。

今も忘れぬ2017年炎獅子連勝が止まったあの日、試合後インタビューでの「負けたけど、若い選手が諦めず食らいついて楽しかった」と。あの日以来、辻監督に全幅の信頼を置いている。

今年からヘッドコーチに松井稼頭央前二軍監督が就いたことからも、禅譲の一年である覚悟はしています。ラストイヤーの覚悟昨年よりもしっかり固めているつもりです。

戦争やってる訳じゃないんだ、楽しく見ることがあってもいい。それを思い出させてくれた大恩ある辻監督の指揮するシーズンをフルでみることができる。やらにゃならんよ、やらにゃ。

 

 

儘ならぬことの多い昨今の情勢下でのプロ野球シーズンインですが、ライオンズの優勝を信じない理由は何一つない。優勝、日本一、そして胴上げ。

勝つしかないから勝つしかないんだ、共に熱く、共に強く。タガはとうに外れているのかもしれない。上等ですよ、所沢市民最後の一兵となるまで戦って戦って、秋には笑って美味い酒を浴びましょう。

やろう、ライオンズ。