時事ニュースを取り上げることはそう多くないこのブログだけど、本日はこのニュースについて。
本日5/29の昼過ぎ、新型コロナウイルスの対応にあたる医療従事者の方々への敬意と感謝を込めて、東京都心の上空をブルーインパルスが飛行しました。
昨晩のうちにこのニュースを聞いて、今日仕事が終わってニュースやツイッターでその様子を見ていた。
お友達がちょうど通りすがりに、ブルーインパルス&東京タワーを撮影しました!いいお天気で、カッコいい飛行機雲が更に際立っていますね! pic.twitter.com/eZmbptviM6
— ノッポン弟(TOKYO TOWER 公式) (@nopponotouto) 2020年5月29日
いやー…いい青空ですな…。
東京タワー、スカイツリー、東京駅…。見知った東京の街々をフレームにして切り取ったような仰角の写真が捉える青空と幾筋かのスモーク。東京の見事な快晴。お天道様も味方してくれているらしい。
今回の都内飛行ルートは、都内のいくつかの病院の真上を通るルートになっていたそうだ。医療関係者の皆さんが、病院の屋上や路上に出てそのブルーインパルスを見上げている風景が見れて良かった。綺麗事を言うつもりではないのだけど、ブルーインパルスの飛んでゆく姿を見て「よっしゃ頑張るか」という気持ちになってくれた人がいたなら…。
2月からこちら側、緊迫した戦いはもう4ヶ月にもなっている。金銭麺や環境麺での支援も大切だけど、こういう心理面での応援・声援というのもしっかり届いてくれるといいなぁ…と思う。
馬場俊英の楽曲で『平凡』という曲があって、その中の一節に
道の穴ぼこを埋めている人
壊れそうなベンチを直している人
どこにでもいる暮らしの手入れをする人々
昨日転ばないで歩けたのはもしかしたら偶然じゃないのか
というのがある。
このコロナ禍の前後で日常は姿を変え、かつての日々には戻れなくなるんじゃないかというような言説があるが、そんな中で医療従事者の方を筆頭に日々の暮らしをぶん回そうと働いてくれている方々がいるわけで…。
そういった人々に対しての敬意・感謝は自分個人としても忘れずに持っていたい。改めてこうブログに備忘録するまでもないことだけど、そういう表明としての記事。
ブルーインパルスといえば…。自分もブルーインパルスを生で見たことがあるんですよ。
遡ること3年弱。愛顔つなぐえひめ国体の開会式で。
あのとき、自分は競技場の東側の入場口で入場者の整理をしていたんですけど開会式が始まるとその流れも止まり、ニンジニアスタジアムの中で行われている式典の様子を眺めてました。
式典も終盤「ただいまより会場上空をブルーインパルスが通過します」ってアナウンスが流れる。
編隊は松山の東側から突入してきたので、自分はちょうど会場に向かってくるブルーインパルスが見えていた。
隊列を崩さぬ飛行技術に感動したのも忘れないが、あのときブルーインパルスが向かってくる途上の田んぼのあぜ道、田んぼの土手に多くの町民がわらわらと出てきて見ていたのが忘れられない。
あの日も素晴らしい快晴だった。
祝賀飛行をしに遠路はるばるやってきてくれたブルーインパルスをみんなで見上げていた。
誰かが祝ってくれていて、それを会場全体で受け取っている。そう思うとなんかジーンとくるものがあったんだなあ。あれは祭りの高揚だったんだろうか。あれは良かった。
そういう祭りの日々を取り戻すべく戦いを続けてくれている人がいる。
前述の『平凡』の曲はこう続く。
昨日地球を守っていたのはもしかして君なんじゃないのか
今日も一日何事もなく…という生活の裏にはきっと人知れず地球を守ってくれていた多くのヒーローがいたはずで…。
東京のみならず、日本だけでもなく、世界中に。心のどこかにそういうことを忘れずにおいておこうと思う。
109.4