人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

てっぺん目指し隊

こんなニュースが飛び込んできました。

 

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2020夏、山梨・静岡両県からの富士登山道の全閉鎖。

日本で最も高い山は、日本で最も人の密集する高山でもある…。三密が具現化したような山小屋環境での感染リスクの高さはかねてより議論となっていた。

4月末には登山客がもっとも集中する富士吉田ルートの山小屋が今夏の休業を発表。同時に同ルートの山小屋組合は富士吉田口の登山道の閉鎖を山梨県に対して要請。

昨年夏の富士山登山客は23万人。そのうち東京からのアクセスの良い吉田ルートからが14万人だった。山梨県は5月15日に2020年夏の吉田ルート閉鎖を決定。

一方静岡県側は、5月1日には静岡県川の富士宮ルートを担う富士宮登山組合が今夏の富士宮ルート全山小屋休業を発表。山梨側閉鎖を受けて本日、須走、御殿場、富士宮の今夏閉鎖を決定。

おそらく史上初の夏山シーズンの富士山閉山となったわけです。

 

例年であればあと40日もすれば開山というタイミングであるし、特に早すぎる決断というわけでもないだろう。事態の終息を信じて今夏の予定を考え始める人もすくなくないだろう中で早々に発表してくれることのほうがよっぽどありがたい。

「富士山登るのってアウトドアじゃん?」と思われるかもしれないけど、前述の通り、山小屋泊はガチのマジで三密の塊だ。ハイシーズンになると睡眠スペースは一人あたり布団一つもないくらいの距離感だし、町中のような消毒だったり手洗いだったりができるわけでもない。山小屋でなくても、富士山はかなりの確率で渋滞が起きるほど人が溢れている山でもある。ソーシャルディスタンス云々も意味をなさないだろう。

なので、この富士山閉鎖は仕方ないなあ。と思っているのだけど…。

さて、この決定を受けて他の山はどうなるだろう…ということが気になり始めた。

 

というのもGWに予定していた大峰山釈迦ヶ岳山行が流れたので、情勢が許せば夏にでも行こうと思っていたから。そして8月には白山・立山にリベンジをして…という皮算用をしていた。

日帰り登山で行くつもりの大峰山釈迦ヶ岳については、愛媛県から越県することができて、通過する府県の状況が問題なければ…と思っている。

 

 

 

さて、問題は白山・立山の両霊峰。

白山はテント泊予定であるが、そもそも幕営地を管理している山荘が今夏営業するか…。休業する場合というのはおそらく室堂ビジターセンターも休業であろうし、白山も今夏閉山になるだろう。

立山も同様。ケーブルカー、バスを乗り継いで室堂まで行く人というのもかなりの数になるし、富士山ほどでないにしろ日本で屈指の過密高山だ…。

現在両峰とも登山自粛のお願いがアナウンスされており、石川県においては5月末まで。立山もケーブルカー、高原バス、トロリーバス、ロープウェイとすべて5月末までは営業中止中。6月以降どうなるのか現段階では全く読めないっすな…。

 

 

そういえば、「しばらく登山はむりだな…」と判断するに至った4/20の山岳四団体の共同声明があった。(<山岳四団体声明>山岳スポーツ愛好者の皆様へ

そして、本日新たな共同声明が発表された。(山岳スポーツ愛好者の皆様へ(2)

ここでは

2.緊急事態宣言が解除された39県の皆様へ
 緊急事態宣言が解除された県内に山岳スポーツ関係事務所を置く、あるいは居住されている皆様につきましては、今後も、ご自身あるいは周囲への感染拡大の恐れもございますので、緊急事態宣言が解除されていない都道府県での山岳スポーツ活動は引き続き厳に自粛いただきますとともに、県を横断する山岳スポーツ活動についても、多人数での登山を控えるなどの慎重な行動をお願いいたします。

とされている。要約すると

1.緊急事態宣言下の都道府県に行くんじゃない。

2.やっためたらに大勢で県を超えて移動して登るんじゃない。

ということだろうか。

 

県内においては石鎚山ロープウェイが5月15日に営業を再開していたりする。

が、中村知事曰く愛媛県内においては今月内は変わらぬ警戒をとのこと。引き続き隣市の実家への帰省も控えているし、人の多いところに用もなく出歩いたりはしないようにしているし、「よっしゃ。早速…」とはならない。5月中はおとなしくしておこうと思うわけ。

 

 

気持ちの上ではやはり残りの都道府県も緊急事態宣言が解除された上で、愛媛県内の状況が落ち着けば…。

後ろめたさがあるような状態で登っても楽しくないし、自分で納得を得られるような状況になるまで…。さあ、いつ頃になるだろうか。焦らず、しかし準備はしっかりと整えて…。

まぁ、今なお大変な状況下でこういう話は不真面目な話かもしれないけど、未来に向けて楽しみを見出していきたいと思い始める時間帯でもあるわけです。自制心とともに、ばってんщ(゚д゚щ)カモーンな日々を取り戻す準備を。

 

111.6