週末は走る日と決めている。今日は20キロを走ろうと思って6時には目を覚ましていた。結局走りに出発したのは8時半だったけれど…。
平日に使っている7キロの周回コースをちょっと調整の上3周して20キロ。
9月の練習での最長距離、土佐のハーフ、神戸の足切り距離。20キロは自分の中で過去最長の踏破距離になる。
9月の練習では4時間オーバー、土佐と神戸では3時間オーバーとなる20キロという距離。まぁ、本日は時間以上に腰と足回りへのダメージをケアしながら走るっていうことを目標にやっていた。
常人なら30キロに壁があると言われているけど、俺の場合は多分その壁が15キロでやってくるのだろう。過去の経験からそれがなんとなくわかっている。15キロ時点でひとつのピークがやってくるとそこから先の30キロをどう走るのか…。難しい問題ですわ。まぁ、やってみないと対処法もわからない。なので走り出す。
一周目の序盤から早速左の向こう脛の疲労感がひどかった。ウォーミングアップが十分でなかったのだろうか?このまま無理をして走るとスネの疲労感を左足全体で受けてしまう。そうすれば、そのまま疲労は足裏にやってくる。テーピング効果のある靴下を履くようになったのは、そういうスネから足裏への疲労の移動を経験したことがあるからであった。
今日はまだ序盤戦…。靴紐を結び直して、靴の中の足の位置を調整したり、左脛を休ませながら走ったりいろいろ試していると、スネも足裏も目覚めてきたのか随分楽になってきた。
そうこうしているうちに一周目が終わり、二周目に突入する。7~14キロ。これは実際の神戸とかでも一番楽しい時間帯だった。体が温まってきて動きやすいし、その上壁にぶつかる直前。スイスイと道後公園の周りを走っていく。天候もあいまってとても気持ちよかった…。そして楽しい。走ることは結構楽しい。
さて、問題の3周目。
壁は16キロを超えた頃にやってきた。腰が重く、足の推進力が弱い。膝も足首もハムストリング、ヒラメ筋そのあたりに不具合は無い。ただ腰…。
前屈をしたりして腰・背中を伸ばしながら、最後の折返しに到達する17.5キロ地点。
どっこい最後の2.5キロは随分スイスイと走ることができた。うっかり息が上がりそうになるくらいペースが早くなるようなタイミングもあり、信号待ちがもどかしいような…。これはランナーズハイってやつなのか?なんにせよ腰の重みも感じなくなっており、20キロ終わったあともまだもう一周いけるんちゃうか?というような感じさえしたものだ…。そして時間は3時間3分。
公道を走っているから信号待ちの時間は結構あって、それも勘案すると過去最高のペースで20キロをはしれたんじゃないだろうか…。なんにせよ、悪くない感触だ。
高知マラソンまで残りの週末は3回。直前の土日はあんまり消耗しないようにするから、使えるのは残り2回。
2019年、神戸マラソンで20キロ走ってる間が一番たのしかった。高知マラソンでは一番楽しい42.195キロを走りきりたい…。
結局1年に渡ってこのチャレンジは続いている。ほたるちゃんと浅村栄斗の二人によって始まったこの挑戦。正負の感情がスタート地点だったけど、ここまで続けれこれたのはまぁ、二人のおかげではあるんだよね。浅村の選択によって「俺も俺の人生に意味を見出すから見とれよ」の見返しの精神からなにかを探し始め、ほたるちゃんの不屈の魂に感化され、俺も世界と勝負してやる!とフルマラソン完走チャレンジに挑んでいる。
彼の嬉しいと彼女の諦めない精神が俺の楽しいにつながった…そういうこともある。そういうことも。なのでまあ、感謝しているんだな。
まぁ、なので、ここでこっそり浅村のことをどうこう思うのはやめようかな…。ASMR音声買うたびにモニョるのにも疲れているんだ。もう良か良か。許すも許さないもないけど、俺はまだまだ自分のために走る。
さて、あとは完走するのみっすな。残り一ヶ月。やることしっかりやっていきましょう。今年は野に山に歩いたり、走ったりしよう。今、それがとても楽しい。
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