人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

本州四国連絡ルート三景

明日は久しぶりの四国外遠征だ。

6月の豊田遠征以来になる。…2ヶ月ぶりってそもそも久しぶりか?いや、待て。弟を迎えに東尾道駅まで行ったのが7月末だから2週間前か。…割と最近だな。

 

さて、四国から本州に脱出する場合において、車でのルートは三つ。

一つ目に西瀬戸自動車道、通称しまなみ海道。南は今治を起点とし、尾道まで続く高速道路ですね。そのまま山陽自動車道に接続し大阪に行くも福岡に行くも君次第という。

二つ目に瀬戸中央道、いわゆる瀬戸大橋。坂出児島間というと馴染みのある人は多いかもしれない。鉄道で本州四国間を渡れる唯一のルートでありますね。

三つ目に神戸鳴門ルート。鳴門大橋を渡り淡路島、淡路島を縦貫し明石海峡大橋経由神戸へと至る道。2015年に徳島道が全線開通し、松山から高速道路を降りずに本州へ至ることが可能に…割と最近の話だったんだね。

 

さて、松山という現在の拠点はこの三つのルートどれを使っても良い。という立地であります。

今治まで移動してしまなみ海道を渡るもやし、川之江JCTから中央構造線沿いに向かうルート、徳島道を経て神戸に上陸しても良い。松山高松自動車道を素直に進んで岡山方面に行っても良い。自分が本州向かうときは気分で選んでますね。

 

 

というわけで、ここはひとつ冷静に3ルートを比較検討してみよう。具体的には来週の東北旅行から帰ってくるときのルート選定のために。

ここでは出発地点を松山市中心部、ゴールを大阪として分析してみましょう。

 

 

①走りやすさ

しまなみ海道

のっけから走りにくいと言われているのがしまなみ海道。松山起点の場合、まず今治側の乗り方である今治IC、今治北ICのどちらかにたどりつくために国道196号、317号のいずれかのルートを用いて1時間がかかる。

さらに、しまなみ海道は片側一車線の区間がほとんどというのが…走りにくいなあという感覚になってしまう。

尾道を越えて山陽自動車道に入ってしまえば一気に走りやすくなるんだけど。

 

 

瀬戸中央道◎

こと松山起点という話においては瀬戸大橋ルートはすごい走りやすい。

このルートの場合、川内ICなり松山ICなりから松山自動車道に入ってしまえば、そこから大阪までは二車線道路だけ走っていける。

走りやすさについては議論の余地なく3ルート中1位。

 

鳴門神戸ルート◯

このルートはところどころによる走りやすさが段違い。

松山からスタートして川之江JCTまでは瀬戸中央道と同じルートで二車線の道を快適に走る。川之江で分岐して徳島道に入ってからが徳島道は山の中を片側一車線。ここがしんどい。高低差もあって速度回復に気をつけながらトンネルやカーブをひた走る。

徳島から鳴門市街エリアは最近開通した非常に走りやすい道で、そこから淡路島に渡ってからも非常に走りやすい。

自分が松山からの往路で徳島道を使うことが多いのは、スタートしてから前半は体力も有り余ってるし、気力も満ち満ちているから徳島道の山道も大して苦にならないから。逆に夜遅くの帰りは終盤にやってくる徳島道がしんどいからあんまり使うことがない…。

徳島市でLVあった時などはわざわざ高松自動車道経由で帰ることさえあったくらいだし。

 

②アクセス

しまなみ海道△(※)

2部門連続で低評価のしまなみ海道。なぜって…松山スタートのときの下道1時間前提はそりゃねぇ…。

残り2ルート使った場合、1時間後には新居浜とか三島川之江あたりだろうか。このロスはあまりにも大きく…。

ただ、注釈を入れておくべきなのは、特定の条件下においてしまなみ海道ルートはほかの2ルートと対等に戦える場合がある。

それはスタートが今治の場合。…えっ、今回の比較検討のレギュレーション(松山ー大阪想定)から変わってない?と思われた方は集中力ある。

ただ、自分の場合、今治だけは実家がありスタート地点として松山に次いで多いので…。

今治スタートの場合は、そもそも他の2ルートに行くために小松自動車道を経由して松山自動車道に乗らないといけないという事情もある。その分のロスを勘案すると今治スタートにおいてはしまなみ海道ルートが抜群に強い。今治スタートのしまなみ海道ルートの場合。スタートから1時間ほどで本州入りというのも大きい。本州上陸で旅のテンションが上がる人の中には、そのバフを早めにかけるためにはこのルートをとる人もいるとかいないとか。

 

瀬戸中央道◯

松山から行く場合、瀬戸大橋ルートと鳴門神戸ルートはあんまり差異がない。ルート予測では15分ほど瀬戸大橋ルートが遅いくらい。

このルートは岡山を経由するので、岡山にも用事がある場合にはこちら推奨。

 

鳴門神戸ルート◎

松山から大阪に行く場合には最速ルート。やはり鳴門徳島間全線開通が大きいね。

加えて明石海峡大橋を渡れば即神戸というのも気持ちの上で楽ですね。関西にしか用事がないなら基本線としてはこのルートが良いかと。

 

③道中設備

 

道中設備、まぁつまるところSAPAですね。

いま改めて調べ直したりしてないので自分の記憶を頼りに…

 

しまなみ海道

◯にこそしたものの、しまなみ海道道中に程よいSAPAがあるわけではないです。広島愛媛県境の瀬戸田PAはスタートから30分くらいの位置にあるので、飲み物買ったりしたことはあるけど、橋を渡る前にある来島海峡SAは使うことないし(そもそも今治北ICから乗り入れた場合にはSAに入れない仕組み)、同様に広島側の終点近くの大浜PAも使うタイミングはあんまりない。そこまでいったら山陽自動車道に入ってけらSAPAを探す。

でこれだけ言っておきながら◯がついているのは、他の2ルートでは立ち寄れない福山SAにいけるから。夜中に「あと少しで四国」っていうタイミングで福山SAで食うラーメンは最高だ。福山SAはいいぞ…。この一点でしまなみ海道ルート◯評価です。

 

瀬戸中央道◎

主なSAとして石鎚山SA、豊浜SAを経て山陽自動車道に接続する。石鎚山SAなんてなかなか綺麗で設備も充実していて松山自動車道最強のSAだと思うんだけど、このルートの肝は与島PA。瀬戸大橋の途中にあるPAなんですが、ここのうどんがうまい。基本的には香川のSAPAのうどんのうまさは別格である。坂出から少し向こう側にある府中湖PAのうどんもうまかった。いりこの天ぷらが良い。

 

鳴門神戸ルート◯

瀬戸中央道ルートと石鎚山SAを共有し、その後は吉野川SA、淡路SAがある。吉野川SAが徳島道の主要SAになるんだろうけど、あんまり使ったことがないためにイメージが薄い…。ただ、淡路SAはいいぞ。しらす丼がよろしい。それに展望デッキからは明石神戸方面が綺麗に見える。観覧車もあってなかなか子供連れなどはキャッキャしていることだろう。

 

 

3観点で見ていくと、やはり瀬戸大橋ルートが強い。安定感もある。事あるごとに使ってしまうのも仕方ない。

東北旅行は帰り道が北陸経由なので神戸まで南下するより中国道経由で瀬戸大橋がいいかもしれない…となると、明日からの遠征は鳴門徳島ルートで帰ってくるか。おいおい、こんなところでも全体的なバランス感を気にしてしまうのかい。しょうのないやつだな。

 

まぁ、何はともあれ東北旅行前最後の遠征。無事に帰ってくるまでが遠征です。張り切っていきましょう。

 

99.2