人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

【対イーグルス8回戦】 怨念

怨念じみた執念。このワードを連休中に聞いて以来、ずっと引っかかっていた。

俺はその執念を多分持っている…。

 

今日は残業待ったなしの状況から、今井達也の先発試合であるし、勝ったら二位浮上、よければ首位まである試合だったので気合い入れて定時で帰ってきたのだった。

試合は今井達也の好投もあり、中盤までは締まった展開。ホームランで先制、追加点を奪ったものの、ホームランで逆転。守備のミスで追加点を奪われ、ホームランで追加点を取られる。

まぁ、試合のふりかえりは こんなところでよろしいんじゃないでしょうか。

 

勝ちたい、ただひたすらに勝ちたい。

勝たなければならないってのは間違っている。義務感でやるなら趣味の野球観戦なんてやめてしまえ。俺はライオンズが勝つところが見たい。

 試合を見ていて驚いたんだけど、やはり今シーズンのイーグルス戦は特別になにか燃やして戦っている。ホークス戦の比ではないのだ。

驚いたってのは嘘だ、そんなことはとっくにわかっている。今日の試合で2勝6敗。シーズン勝ち越しを決めるためには残りの17試合で11勝6敗以上をしていく必要がある。無理だとは思わないが、現状勝てていないということは認めないといけない。

もし、この対イーグルスシーズン勝ち越しを決められなかった場合…、2010年だったり、2017年だったりのような悔しいシーズンオフを過ごすことになるんだろうか。それを避けるためには、今からでもその目標をなかったことにすればいいのかもしれないけど。

ただまあ人生にはなかったことにできないことばかりなんだわ。一度言ったことは引っ込められないし、引っ込めるべきでもない。勝つぞという気持ちでライオンズとともにイーグルスに挑むと決めたシーズンなのだから、たとえ惨めな気持ちでシーズンの最後を迎えることになったとしても、それも含めて俺のライオンズファンとしての人生。そんなことになるとは思ってもいないけど。

ただ、今日は7回のピンチのとき、逆転ホームランを打たれた直後から、どんどん体の様子が悪くなっていくことがわかってしまって、こんな観戦スタイルはそのうち身を滅ぼすんじゃないかという心境になる。何を失ってもいいからこの試合に勝ちたい、去年呪のようにつきまとった思考が再び顔を出す。その感情が間違いだとも思わないけど、正しくないような気もする。結論は出ない。

 

悔しい試合を見ている最中、今日は声を荒げることがあってしまった。

5点目を許すことになってしまった外崎のホーム悪送球エラー。エラーそのものではなく、その直後。俯いている外崎修汰に対して「下を向くなよ!ライオンズのセカンドはお前だろ!」と。

自分でもああいう怒気を含んだ言葉を発するのが久しぶりだった。

エラーそのものはシーズン戦っていく中で起きるのはしかたない。エラーしたくてしているわけじゃないし、君らが練習を怠っているとも思わない。特に外崎なんて去年は外野に三塁に、本職ではないポジションばかりを守っていて、そこからシーズンオフ、キャンプとしっかり仕上げてきたのだ。外崎に文句を言えるライオンズファンはいない。

ただ、エラーをしてうつむくのは違う。お前は間違ってないんだ。外崎、お前は間違ってない。自分を鼓舞するのでもいい、天を仰ぐのでもいい、それでも下を向くのは違う。恥じてくれるな。次に活かしてくれればいい。今日の一敗を未来の数十勝にして返してくれたらいい。

明日は君の故郷じゃないか。大丈夫、明日は勝利に導いてくれると信じている。アップル大丈夫。

 

感情移入の仕方がこういう方法になって、もう数年だと思う。

間違っているような気もするし、一方こういう感情移入でリターンが大きかった思い出もある。結局は分の悪い賭けなのだ。別にライオンズだから分が悪いって言ってるわけじゃない。たかだか趣味の野球観戦にこうも感情を揺さぶられるなら、たとえここ数年のホークスやカープは一昔前のジャイアンツや俺が産まれて間もない頃のライオンズであっても分が悪い賭けなわけだ。

ライオンズファンを公言している人が、ライオンズの勝敗でその日のルートがこうも分岐するか?間違っているのは俺なのだ。本当に何をやっているんだ俺は…。