人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

共に勝ちたい奴らがいる人生

今日は高知春野球場でのプレシーズンマッチでした。

 

朝起きると8時を回ってまして、この時点で予定を大幅にすぎている。

明け方ぐらいに出発して朝の練習とかから見たかったのだけど…。

どうも昨日から体のけだるさ、首肩の痛みが取れていない。加えて花粉症の症状が爆発していた。

それでもえっちらおっちら着替えて、カメラのバッテリーを入れ替えて出発。高橋光成が待っているのだ。

出発したのが10時半くらいでしたね。この時点で試合開始に間に合わない可能性大なわけだけど。実際朝は花粉症のモーニングアタックで具合が悪かったので、かなり時間をロスしてしまった。

 

 

さて、松山から高知に行くにはおおよそ2つのルートがあります。

一つは松山自動車道を延々東に進んで、川之江JCT川之江JCTを経て高知自動車道に入り南下する方法。

もうひとつは、国道33号線を延々南下して高知入りする方法。

今回は後者をとりました。実際時間にすると10分ほどしか違わないし、それなら高速代がもったいない。この時期の国道33号線の山越えは凍結が心配だけども、幸い週後半の陽気でその心配もないとのことだったので、下道での遠征を決意。

四国カルストには何度か行ったことがあるので、途中までは通ったことがある道のり。久万高原町の町役場を超えていくといよいよ山道まっしぐらという感じ。道中、杉林からなんか煙が上がっているのが見えてしまった。あれ花粉だよな…ほんと数十年前の山林計画呪うぞ…マジで。

意味もないのに、車の窓と扉のロックを確認して、気持ちマスクをつよく引き直し南下し続ける。高知に入って60キロほどすすむと、春野球場がいよいよというところになる。朝起きてから水・食料ともに取っていなかったので、球場最寄りのコンビニにコーヒーを買うため、車を寄せる。北九州ナンバーの車からマリーンズTシャツをきたカップルが降りてきていた。遠路はるばるご苦労さまです。それでも今日は負けねぇ、とひとり闘志を燃やしていた。試合はすでに始まっていて、本田圭佑が元気に2失点していた。

 

1回が終わった頃、春野球場に到着。したらば、今度は車を停める場所がねぇ。後から知ったことだが、今日の観客数は6,700人前後ということだった。去年のプレシーズンマッチはこんなことなかった気がするんだが。優勝するということはこういうことか。

結局球場から1.2キロも離れている第13駐車場に停める羽目になった。ナンバーがいいから許すが、この時点で試合はもう2回を終えようとしていた。いそいで向かって到着した頃には3回裏の攻撃が始まるところだった。

しかしまぁ、バックネット、内野席はほぼ座席が埋まっていたので、バックネット最上段の壁のところで試合を見ることになった。さて、ここからいよいよ観戦記。ピックアップで語っていきたい。

 

【投手陣】

・本田、佐野両投手はほとんど見れていないので割愛。しかし4イニングで4併殺をもらっている。本田投手についてはゲッツーがなければもっと大量失点していたかもしれない。スコアをみるにストライクが入らないような状態になっていたらしいけど、これでは一軍マウンドが遠のく一方だ…。WLでは好成績なんだから、もっと思い切りなげればいいのに…。

・田村投手は2イニング1被弾。ゲッツーを2つもらっているけど、ゲッツー直後の被弾とかもう少しこう…。西口コーチ直伝スライダーの持ち主ということを聞いているので、頑張って欲しいんだが

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・野田投手は、現地で見ていても投げっぷりがよろしい。140キロ前後の快速球という言葉が似合う。今年も野田なのだ、を言わせて欲しい。というか頼むぞ…頼みの綱だ。

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・武隈投手は最後の三振もしかりだけど、やっぱり一軍のピッチャーですよ。落ち着いてる。調子が悪かったのは去年だけ、今年からはいつもどおりの武隈でした、と後世で語られるようにして欲しい。

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・平井投手は今日の投手の中では別格だったように見える。9回ともなると目が痒んで仕方なくて、観戦の集中力を欠いていたことは白状するけど、安心して見られた。

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【野手時】

・金子侑司選手は盗塁死があったものの、統一ライオンズ戦からヒットが続いている。辻監督は一番金子を試したいんじゃないかなという意図を感じるし、ここはひとつ奮起して勝ち取ってもらいたい。秋山・外崎に比べて打撃は劣るが足では勝っているので、出塁ということに意識を向けてくれれば、効果的な一番打者として機能してくれるのではないか。機能してくれ。

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・源田選手、ゲッツーが素敵。最初から最後まで見ていたひとの感想などを見ていると、本田投手が荒れてた時にも声をかけにいってたりしたらしい。そういうところは去年から引き続き、源田頼みである。

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・秋山選手は実戦復帰で早速結果を出していた。この人については心配がいらないね。侍ジャパン招集もなかったので、開幕に向けて順調にやってくれれば。

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・山川選手についても心配は要らないだろうと思う。走塁死、一塁ゴロエラーは後で森友哉にしこたまネタにされているかもしれないが。

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・森選手にも心配無用は同様。本田があれまくっていたときに、どうコントロールをしようとしていたのかが気になるが、まぁ、時間があるときにでもイニングダイジェストを見てみるか。…いや、打たれてるシーンだから多分見ないな、俺は。

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・外崎選手、紅白戦からこちらがわ、ずっと打撃好調。花粉症の症状が日に日に苛烈担っているのが心配だが、こればかりは代わってやりてえとは言えない。二人分の症状を引き受けたら身が持たない。

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栗山巧選手。ホームラン未遂のツーベース一本。打撃フォーム変えた?なんにせよ、紅白戦からこちらがわ好調なのはこの人も同じ。心配はいらない。愛斗や鈴木将平らの突き上げもあるし、安泰でないのは本人が一番わかっている。

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中村剛也選手。三振になったボール、あれ横から見ててもボール臭かったんだよな…。まぁ、審判もプレシーズンだししゃーない。

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・愛斗選手。スイングにロマンあり。一軍級の選手を相手に経験を積んでいってもらって、なんなら開幕一軍でも見てみたいな。センターを守れる外野手というのも大きい。風が強い中、センターで好プレーもあったし。

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・その他途中出場選手について。

まずは山野辺翔選手。打席は関を外していて見られなかったのだけど、守備について。ゲッツーも無難に取っていたし、本職セカンドということで守れる人だとは思うけど、一二塁間の打球への処理など、なんかぎこちなさを感じた。普段源田の守備を見慣れてしまって心なしかハードルが上がっているのかもしれない。まぁ、その辺りは残りのオープン戦で首脳陣が見極めていくでしょう。

続いて山田遥楓選手。声が大きい。いや、大事なことなんですよ。こういう球場だと本当によく分かる。途中から入ったサードの佐藤と合わせて、元気の良い三遊間だ。ここ数試合山田の出場はショートが続いている。源田にもしものことが会った場合のバックアップとしては山田を考えているということだろうか。いよいよ永江の立場が危うい…。

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その佐藤龍世選手。三塁線の際どい辺りをストップして一塁遠投、あわやアウトにするという好プレーが光った。肩がとにかく良いということなので、楽しみですね。肩の強い内野手好きなんすよ。

この山野辺、山田、佐藤の三人は試合後に基礎体力トレーニングを終えて出てきたのが18時前とかであった。球団職員の方と一緒に「今日はもう(サイン)書けませんので…」ということで宿舎に引き上げていっていた。朝の早出練習から試合を経て日が沈むまで、一日野球漬けの生活で疲労も溜まってくる時期だろう。とくに山野辺・佐藤両内野手はルーキーである。ここが踏ん張り時だ。開幕一軍のチャンスが目の前にある。こういうときこそ、気持ちが焦って怪我をしないようにしないといけない。確かにルーキーイヤーは一年限りだけど、君らのプロ野球人生は10年、20年と続く(かもしれない(続け)のだ。

宿舎に引き上げる三人の背中にエールの念を送り、見送った。

 

そういえば、試合が終わってすぐにグラウンドでは駒月仁人捕手が、二塁送球とショートバウンドの練習をしていた。黒田コーチが付きっきりで、上本ブルペン捕手がサポートに入っていた。銀仁朗の移籍に伴う第三捕手争い。中田祥多捕手と駒月仁人捕手の争いとなっているが、捕手登録3年目の駒月からしてみたら、キャリア10年を誇る中田捕手は決して低くない壁になるだろう。

ただ、打棒が魅力的なこともあり、駒月捕手にも頑張って欲しいのだ。捕手特訓を終えて、基礎体力トレーニングを終えた後引き上げる際に、未だ春野球場周辺にいたファンへのサインに応じてくれ、自分も駒月捕手にサインを書いてもらうことができた。

近くでみると、肩幅ごっつい!というか体の線がやっぱり太い!プロ野球選手、それもキャッチャーという肉体言語の使い手である。強い肉体だ…。

駒月には頑張ってほしい…。今年もライオンズ三人捕手体制をNPBナンバーワンにしてほしい。

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さて、そうこうしていると帰る時間である。花粉症と首の痛みとで車中泊して翌日も…というのは不可能そうであると判断したのでおとなしく松山に引き上げることにした。

 

これにで、2018年プレシーズンマッチから続く、自身の観戦試合連敗記録を5に伸ばしてしまった。

自分が見に行くと負ける、などと驕るつもりはないのだけど、勝利の美酒に現地で酔いたいというのは贅沢な願いなのだろうか…。否、俺たちは勝つ。今年も勝つ。絶対に勝つ。

 

エースとキャプテンと扇の要が抜けたから勝てませんでした?ふざけるな、ライオンズに残って2019年シーズンを戦うメンバーはそんなやわじゃねえんだ。内海、松本、ニール、リャオら新戦力もいる。このメンバーで再びチャンピオンフラッグを取りに行くんだ。

エースになることを求められている多和田真三郎が言っていた。「今年は日本一になるぞ」と。その言葉で十分。

今年こそ、日本一になるのだ。その力が君らにはあると俺は信じている。

俺が信じた君たちの汗と努力が報われると信じさせてくれ。そのための準備を君たちはずっとしてきたじゃないか。

獅子は伏して牙を研ぐ。明日は勝つ。オープン戦も勝つ。シーズンもクライマックスも日本シリーズも勝ち抜いて、辻監督を胴上げするのだ。その瞬間を今年もずっと待っている。

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結局、気持ちを作りに作ってしまった。2019年シーズンもきっとこういう戦いになるのだろう。俺は、こういう生き方しかできないのだから。

 

106.8