2018年のスタート時に「今年は海（瀬戸内海）を渡らない」という誓いを立てたことは、記憶に新しい。
この備忘録は、その約束がどのような結末を迎えたかの、戦いの記録である。
まずは1月初週のこの遠征。弟の大学合格祈願に連れて行って欲しいという母の希望を受け、京都府の北野天満宮に合格祈願をしたというもの。
ただ、転んでもただでは起きない俺なので、ついでに京都市にある芸能神社の車折神社の参拝の約束をとりつけて、岡崎泰葉に芸能運をという祈願をしてきたわけだ。…、その折はおせわになりました。蒸機公演のDVDをご奉納いたします。お収めください。
02.神戸原さんイベント参加券獲得遠征（2018/1/13）
○愛媛県松山市～兵庫県神戸市～愛媛県松山市
鉄道：往復718キロ
その翌週、原さんのアーティスト活動ラストイベントの発表がなされて、これは確保しなければ…と急遽決まった遠征。
始発で松山を出発し、10時前には三宮に到着している。アニメイトとゲーマーズの開店を待ち、即座に予約し参加券をゲット。お金もないので三宮でサイゼに寄ってそそくさと退散。夕方前には松山に戻ってくるという超突貫旅程。ここでこのイベントを諦めなかったこと、2018年トップクラスのファインプレーだった。
03.東京東山さん1stライブ遠征(2018/2/2～2/4）
○愛媛県松山市～千葉県成田市～東京都千代田区～愛媛県松山市
航空機：往復1691キロ
鉄道 ：片道70キロ
2017年中に唯一決まっていた2018年の遠征計画。それがこの東山さん武道館ライブ遠征。
俺にしては珍しく随分前に航空券を確保し、ホテルも余裕を持って確保。事前準備の万全さという意味では屈指の準備を整えていった。ライブレポートは…以下の記事参照。東山奈央さん 1stライブ「Rainbow at 日本武道館」 感想 - 人生、東奔西走
同時に、引っ越し直後の友人宅に遊びにも行けたし、足掛け数年に渡るTRPGセッションの最終回も対面で行うことができた。やりたいことをすべてできたという意味でも、非常に成功事案の遠征。（遠征して失敗したことあるか？という疑念は残る）
04.高知埼玉西武応援遠征 ～狂気の1年はここから始まった～ （2018/2/24）
○愛媛県今治市～高知県南国市～愛媛県今治市
自動車：往復296キロ
2018年最初の（そう、最初の）ライオンズ関連遠征。
宮崎南郷でのキャンプが終わった後、A班も合流して高知でキャンプとプレシーズンマッチが行われる。それを見に行くための遠征。
プレシーズンマッチは、中塚がストライクが入らないなどのえらい展開で敗戦となったが、近くで一軍選手の姿を見られる数少ない機会。
そして、十数年ぶりにライオンズ選手からサインを頂く。（栗山巧、平井克己、野田昇吾、斎藤大将、伊藤翔、鈴木将平）栗山さんは近くでみると、なおのこと男前であった。めっちゃ緊張した。
05.大阪下宿探し遠征（2018/3/11）
○愛媛県今治市～大阪府大阪市～兵庫県神戸市～愛媛県今治市
自動車：往復622キロ
上記01遠征で祈願していた大学受験の結果、通う大学が決まった弟の下宿を探しに大阪に行くので、連れて行ってくれと頼まれての遠征。
ただ、転んでもただでは起きない俺なので、ついでに大阪府のアニメイトで山崎はるかさんのデビューイベント握手会の参加券を確保することに成功した。このときのこの判断も後に間違っていなかったことを証明するのだが、それはまた後のお話。
06.原さんラストアルバム受け取り遠征（2018/3/16～17）
○愛媛県松山市～香川県高松市～兵庫県神戸市～香川県高松市～愛媛県松山市
原付：往復304キロ
フェリー：往復248キロ
2018年、もっとも大変だった遠征は何かと聞かれたら間違いなくこれを挙げる。
上記05遠征で神戸に立ち寄ったのは本当はこのためで、原さんのCDを受け取ろうと予約券を出してから気が付きました。発売日を一週間間違えてしまったことに。（詳細は約束を守るための四度目の渡海 - 人生、東奔西走）
お金がなかったので、原付で高松まで行き、そこからフェリーで神戸上陸という計画を立てたのだけど、夜の桜三里の峠道はトラックにバンバン追い抜かれながらで、恐ろしかったし。新居浜を超えるあたりでのエンジンオイル切れランプの点灯（周囲のホームセンターはもう閉まっている）だったり、香川に入ったあたりからの防寒着不足による凍え。フェリーは雑魚寝スペースも無いので凍えながら数時間を過ごし…。やっとの思いで購入して帰りのフェリーを降りたら、再び来た道を原付で帰らないといけない。同じ苦労をしながらなんとか松山に帰ってきました。
CDを松山で書い直したら良かったのでは？もちろんそれも一理ある。
しかし、予約したのに受け取りに行かないというのは、それはそれで約束を破っているようで、スッとしない。原さんのラストアルバムの思い出でそういう後ろめたさを残すのは嫌だったので、この行軍を決行したわけだ。大変な思いこそしたものの、後悔はしていない。だって、今ゲーマーズ三宮、アニメイト三宮に対して後ろめたさを感じていないのだから。
07.原さんラストアルバムリリースイベント遠征（2018/4/7）
○愛媛県松山市～大阪府大阪市～愛媛県松山市
鉄道：往復804キロ
そして、やってくるラストアルバムイベント。
アニメイトなんばとゲーマーズなんばのハシゴという。一日でリリイベのハシゴというのも初の体験だった。
アニメイトなんばでのリリイベミニライブでは、整理券8番を引いて…、そう8番。これ最前席センターポジなんです。ビビるだろ…。びっくりして、ほんともう緊張がやばかった。ドッキドキドン一年生の歌詞もよろしくというレベルで緊張した。実際イベント始まるともう、目の前だし…。一生分の運を使い切ったんちゃうかな…と思って。
そして、ゲマズのリリイベはプレゼントお渡し回。最後の最後のリリイベでやっと直接感謝の気持ちを伝えることが出来た。甲府の病院に入院していたために、アニメイト横浜の握手会に当選しながら行けなかった日から数年ごしに。
原さん関連でここまで既に遠征すること3回。距離も2000キロを超えているけど、一点の後悔もない。よくぞ、行く決心をしてくれたと当時の自分を褒めたいくらいだ。
そして、一つの区切りを迎えながら、まだ遠征は続く…。
08.しまなみ海道サイクリング遠征（2018/4/21）
○愛媛県今治市～広島県尾道市～広島県福山市～愛媛県今治市
自転車：片道70キロ
鉄道：片道20キロ
高速バス：片道75キロ
今年の遠征の変わり種。ふと思い立っての今治尾道サイクリング走破。
まぁ、途中の大三島大山祇神社でライオンズの必勝祈願をするという目的はあったので、完全にただブラブラと自転車を漕いでいたわけではない。ちなみに、この時期受刑者脱走につきしまなみ海道は割と厳戒態勢であったことを申し添える。
今年唯一の登山遠征。徳島県剣山への日帰り遠征である。
美馬ICを降りてからの山道の運転がしんどかった…。現地についたらついたで登山客多くて、登山口近くの駐車場に止められず、登山道入り口から遠くの駐車場に止める羽目になったし。
ただ、剣山は天候も良くて最高だった。初めての縦走もすることができたけど、気持ちよかったわ…。また行きたいし、なんならテント泊もいいかもしれない。
10.南予ちゃんぽん遠征（2018/5/5）
○愛媛県松山市～愛媛県八幡浜市～愛媛県宇和島市～愛媛県松山市
自動車：往復200キロ
世間がGWに浮かれている中、自分もご多分に漏れず行楽にでかけていた。友人との南予遠征。
八幡浜でちゃんぽんとソースカツ丼をいただき、テンションが上って宇和島城まで遊びに出かけていたという遠征。そういえば宇和島城では平野ノラを見た気がする…。あってるだろうか俺の記憶。
宇和島のコンビニでチョコモナカアイスを食べた記憶は間違いなくあるのだが。
11.山崎さんデビューシングルリリースイベント遠征（2018/6/9～6/10）
○愛媛県今治市～大阪府大阪市～愛知県名古屋市～愛知県豊橋市～愛媛県今治市
自動車：往復1210キロ
山崎はるかさんデビューシングルのイベントが大阪府で行われるという事態を受けての遠征。道中岡山で友人を迎え、一路大阪に。
いやー、握手会ってまじで緊張するんすね…。そして、近くでみたぴょんさんかわいかった…。うーむ、感想が語彙貧弱。
ここからが少し変な感じで、「大阪まで来たし、名古屋の友達の家まで遊びに行って晩飯をくおう」というルートに入ります。で、結局行っちゃうわけさ、片道2.5時間。
そして、名古屋で合流し、名古屋名物モンブランで小倉抹茶スパ、バナナスパなどをいただき、「あ、これ普通に美味しいな。ちょっとくせになるかも」みたいな感想をいだきながら、豊橋に移動し、一泊泊めてもらって帰ってくるという。ただ、ほぼ道中同乗者がいたため、距離ほど運転疲労のない遠征だった。これ以降、名古屋も一日行動圏という判定を受けることとなる。
(2019/1/7 21:55 抹茶スパ等を提供しているお店の名前はモンブランではなく、マウンテンでした。どちらもお山であるので、仕方ないね)
7月はどこにも行ってなかったよな…と思ってたけど、全然そんなことはなくて、職場の同僚先輩と一念発起して向かった香川うどん遠征があった。
結果、道中4ヵ店でうどんを食べ、計十玉という総量になった。炭水化物のとりすぎである。
13.所沢埼玉西武応援遠征 ～頂点に狂い咲くための一試合、何を失ってでも勝ちたい～（2018/8/4）
○愛媛県松山市～千葉県成田市～埼玉県所沢市～東京都八王子市～千葉県成田市～愛媛県松山市
航空機：往復1664キロ
鉄道：往復254キロ
この日がいいねといったから、8月4日は獅子風流記念日。
限定ユニ配布日のこの日は完売御礼。ファイターズを迎えての激闘となったが、惜しくも敗戦。
中村剛也のホームランを見られたことを心の支えとし、帰ろうかと思っていた。しかし、この日のゲストは渡辺美里。「My Revolution」に続き、歌い始めた曲は「10 years」
「あれから10年も この先10年も 振り向かない 急がない 立ち止まらない 君だけを僕だけを 愛した時を 今も誇りに思うよ ずっと誇りに思うよ」
そう、俺たちは10年も待ち焦がれていた。チャンピオンフラッグを奪いとるその瞬間を。一敗で顔を俯かせる暇があるならば、喉がちぎれるまで声援を送ろう、何を失おうともライオンズの勝利を願おう。そう思ったのだ。確かな価値のある遠征であった。俺たちは同じ方向を向いているという、確かな実感を得られた遠征となった。
（この遠征が2018年13回目の遠征であったことは偶然だろうか、いや俺はそうは思わない。）
14.所沢市埼玉西武応援遠征 ～奇跡を起こす、何度でも。10年の屈辱はこの栄光のために～（2018/9/29）
○愛媛県松山市～千葉県成田市～埼玉県所沢市～東京都新宿区～愛媛県松山市
航空機：片道832キロ
鉄道：往復136キロ
高速バス：片道881キロ
マジックナンバー1の試合を見に行くことが出来た。松井稼頭央の本拠地最終打席を見ることができたというのは、天の配剤であろうか。
あの日、最後まで諦めていた選手もファンも一人もいなかった。優勝を見ることはできなかったが、確信した。ああ、これは優勝するな、と。あの日の往路の航空機の中での感情の高ぶりを、現地に向かうにつれて増えていくライオンズファンの集団を、今井達也の熱投を。俺は生涯忘れることはないだろう。
（余談だが、翌日ライオンズは優勝した。悲願の達成、勝利の記憶。得たものは多く、流した涙は計り知れない。きっとそれは全国の西武ファンの家庭で、生活の中で見られた光景だろう。我々はこの瞬間を待ち望んでいた。）
15.所沢シンデレラガールズ6thライブ遠征（2018/11/10～11/11）
○愛媛県松山市～神奈川県横浜市～埼玉県所沢市～東京都八王子市～千葉県成田市～愛媛県松山市）
高速バス：片道862キロ
鉄道：202キロ
航空機：片道832キロ
三度迎えるメラドの光景。2018年、アイマス関連遠征はこれが初めてである…え、まじで？
あ、本当だ…。いやー、我ながら意外。行くならば、メラド初日に…とCD全ツッパで引き当てたチケットでした。
ひっさしぶりの現地ライブということもあって、テンション高めだったんですが…。行きが夜行バスだったというのが良くない、松山に到着する頃には体力がガス欠になってしまっていた。これだけ各地に行ってるのに、夜行バスの利用頻度が高くない理由は、こういうとこだったんだな…。端的に疲れが取れないという部分。すっかり忘れていた。
それでも、やっぱりライブは行きたいときに行けという家訓はこころの中に忘れずに持っていたい、と改めて思った秋の所沢であった。
16.名古屋シンデレラガールズ6thライブ遠征（2018/12/1～12/2）
○愛媛県松山市～愛知県名古屋市～愛媛県松山市
自動車：往復1072キロ
かなり久方ぶりのクルマ遠征。そうです、マイカー購入後の初遠征となります。
CDはメラド初日に全ツッパといってましたとおり、当初このナゴド公演は松山のLVで済ませるつもりでした。が…、行きたくなっちゃったんだから仕方ないんだよなぁ。
早朝4時台松山出発の名古屋到着は昼過ぎという…、1日行動圏というには無茶があるような気もするこの行軍。しかし、やっぱり現地ライブは素晴らしく、名古屋メシは何もかも美味かった…。名古屋圏のプロデューサーの友人の皆さんには大変お世話になりました。
そして、迎える車中泊。…、凍える車内、フラットにならない座席。どうしてあんなことになってしまったのか。この反省を生かすのは少し後の話。
2日目の公演を終えて、一路帰る車中。やっぱり名古屋は少し遠いかな…と思いながら、「少し無茶すれば行ける」という実感を得たという点でも貴重な体験でした。
17.九州一周旅行（2018/12/14～12/21）
○愛媛県松山市～愛媛県八幡浜市～大分県別府市～大分県豊後大野市～宮崎県宮崎市～鹿児島県南大隅町～宮崎県都城市～鹿児島県鹿児島市～熊本県人吉市～熊本県熊本市～熊本県阿蘇市～熊本県玉名市～長崎県島原市～長崎県長崎市～長崎県佐世保市～佐賀県小城市～佐賀県佐賀市～福岡県福岡市～大分県由布市～大分県別府市～愛媛県八幡浜市～愛媛県松山市
自動車：計1800キロ
そして、上記16遠征の反省を経ての車中泊を軸とした九州一周旅行。
現在、旅行記作成中につき、詳細は省きますけど。
このくらいの距離感なら車中泊で行けるなという自信を得た旅行となります。この経験を生かして、次は東北を回るべく計画中。そう、俺の遠征は終わらねぇ…。西武戦とライブに行かないとしても、これだけめっちゃ遠征しているんだからな…。
以上、2018年の遠征をまとめました。
計17遠征、20都府県を巡り、その移動距離合計は16,204キロとなりました。
足してみるとなかなかな数字になってしまった。これが2019年、どう推移していくのか…。いや、間違いなく減ると思うけども。
というわけで、旅してんなぁ…というわけで。今日はこのあたりで。
