人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

埼玉西武ライオンズ マジックナンバー1の夜

現在時刻は9月29日午前3時58分。
2018年、ライオンズホーム最終ゲームのプレイボールまでおよそ9時間。

早めに寝よう寝ようと思っていたので10時半くらいには床についてたんですけど、寝付けずに…。
そして、寝ても目が覚めて…。夢の中でも野球見てて…。

 

 

いよいよ、優勝が目の前にやってきました。
マジックが点灯してからこちら側、一度でも負けていたらマジック消滅の危機。
一度でもホークスに負けていたら、マジック1でホーム最終戦を迎えることはできなかった。

マジック1でホーム最終戦での胴上げにチャレンジする。
そのチャンスを、本当に自力で勝ち取ったライオンズの選手たちを、本当に誇りに思います。

マジック5でホーム3連戦を迎えたとき、3連勝ならばホーム胴上げですけど、7連勝中のホークスということを鑑みても簡単なことではないなと思ってました。

初戦、郭俊麟の粘りの投球。秋山連夜の逆転ホームランで星を取り。
昨日、菊池雄星の魂のピッチング、山川、中村の新旧レオの主砲が勝負を決めての連勝。

とうとうマジックナンバーは点灯から一度も消えることなく、止まることもなく、1まで減りました。
ココ最近は本当に劇的な勝利が多くて…。

福浦選手の2000本安打達成からの勝ち越しをくらい、完全に流れが相手にあるなかでの9回2死からの山川逆転弾。
エラーした選手たちによる4本のホームランによる延長戦を制し。
9回1死2点ビハインドからの秋山逆転満塁弾。
8回2死1点ビハインドからの秋山逆転弾。
プロ入り9年目の雄星ホークス戦初勝利。

本当にもう…なにか憑いているんじゃないかという気さえする最近のライオンズ。
でも、これってライオンズの選手たちが掴み取ったチャンスなんだよな。

…昨日の菊池雄星のヒロインなんですけど。
対ホークス戦初勝利の感想を求められてね、感極まってたんだよね。
雄星のプロ入り初登板は2011年。ライオンズの対ホークス戦年間負け越しは2011年から始まって…。
期待の左腕から、ローテの一角へ、そしてエースへ覚醒していく中で、ホークスに勝てていないということを一番気にしていたのは、もしかしたら菊池雄星なのかもしれない。

菊池雄星は今シーズン途中のインタビューで「10年近く、悔しい思いをしてきたファンの皆さんとともに優勝したい」という言葉を残してくれていました。
俺達の10年間を「悔しい」という言葉で修飾してくれたこと。多分、菊池も同じ思いだったんだなあと思う。
俺たちも悔しかった、雄星も悔しかったんだなあ…。だから、共に報われよう。
あれはファイターズの胴上げをメラドで見ることになったときだっただろうか。ベンチで雄星が悔し涙を流していたのを思い出す。
思えば、菊池雄星の球歴にはまだ優勝ってないんだよな。花巻東時代のセンバツ準優勝が過去最高かもしれない。
菊池雄星に優勝を。

菊池雄星だけじゃない。引退を発表したミスターレオ松井稼頭央にも。10年間、ライオンズを見捨てずにチームに尽くしてくれた栗山巧中村剛也にも…。
それに、仙台の最終戦に、東北のファンが横断幕で言ってくれたから俺もとうとう言おうと思う。昨年、志半ばで去ってしまった、森慎二前投手コーチのためにも。いつも、優しい解説でライオンズのみならず多くの試合を見守ってくれた片平晋作さんのためにも。
多くの、本当に多くの人に、2018年シーズンのペナントを届けたい。勝ち取ろう。そのチャンスを俺たちは掴み取ったのだ。


昨年から始まった好評の日程ポスターシリーズ。
今年最後のポスターに登場したのは、ライオンズファンでした。
俺たちの二つ名は「無敵の青炎(せいえん)」
2018年ライオンズのスローガンは「共に熱く、共に強く」
10年間悔しさの泥沼の中にいたファンも背中を押します。押しましょう。
今日は俺もやっと、その力になれる。
寝られないからもう出発の準備をしようと思います。みなさん、所沢で会いましょう。
夢まで、あとすこし。