ビニール傘窃盗事件に腹を立てたのは、突発的事象でした。
今日は仕事中から書こう書こうと思っていたテーマがあったんですよ。
現在空前の『けものフレンズ』ブームだそうです。
完全にブーム後追い型で、先々週のニコ生一挙放送で11話まで見て、最終話のニコ生配信を見て…。
ね、イイでしょ!けものフレンズ!
という感じで、すっかり感動してしまったわけなんですね。
僕個人としてはけものフレンズでハマった理由は2点あると思っていて、一つ目が人間じゃないものに人格を感じるというファクターと、旅というキーワードですかね。
ここでいう人間じゃないものってフレンズたちのことじゃなくて、ボスことラッキービーストとジャパリバスなんですけど、これについては話せば、機龍や人工衛星はやぶさや、長門有希や、昔の愛車やなんやかんやと引っ張り出してこないといけなくなるので、後日ということにして…。
全12話、ジャパリパーク内の様々な「ちほー」を旅して巡って、友情を深めていくかばんちゃんとサーバルとボス。
その旅路が最終話のあの熱いシーンにつながっていくわけですね…。
そして、ラストシーンはまた新たな旅路のプロローグでもあって…。
ニコ生一挙から最終回まで2週間ほどしかなかったんですけども、1話からじっくり見ていた人たちは3ヶ月間に渡って、3人と一緒に旅しているような感覚だったのかもしれません。
最終話EDではこれまで旅してきたモノクロの風景が流れて、それがフレンズのシルエットにかぶるとカラーに…。ああ、みんなと出会って色づく景色だったんだね…。
と、まぁこういう演出とかも本当に好きなんですよね…。
けものフレンズの作品考察や、感想については、きっと日本中にいいものがあるはずなので、それについてではなく、旅する系の作品の自分の好みへのヒット率について。
ジョジョの奇妙な冒険第三部のアニメシリーズを見終わった後もこういう感覚だったような気がします。他にはポケットモンスターSPECIALだのダイヤモンド・パール編。
旅が終わる、というのはそれほどに感慨深いものなのです。
例えば、みなさんは修学旅行の最終日、学校に向かうバスの中でなんともいえな寂寞の思いに胸を苦しめたことはないでしょうか。
一人旅、最後の乗り換えを終えて、最寄り路線に乗ったときは?
好きな感覚かと言われたらそうでもないんですけど。だって寂しいですから。
突然ですけど、旅って何なんでしょうね。
住居から遠方に行くこと。というのは、言葉通りの意味で。
例えば、沖縄に行ったときはどこに行こうかなぁということをほとんど考えずに、レンタカー借りて、首里城と斎場御嶽とを巡って、サーターアンダギー食べて…と。
一昨年の夏も横浜にフラっと行って、みなとみらいの雰囲気を楽しんで、野球でも見ようかとハマスタに行ったら、その日は試合をしてなくて、といったように無計画なんですね。
書いてて思いました。
緻密に予定を組むのが旅行、フラっと行きたい場所に行って好きなように過ごすのが旅なのかもしれないと。
そう考えると、どうも旅ばかりしてきたような気がします。
大学の2年のときには18きっぷと毎日の宿だけ決めて、フラフラと名古屋~京都~大阪~西宮~岡山~今治~大洲~大分~熊本~福岡~門司~長門を1週間でぐるっと行ったり。
社会人一年目には、宿さえ決めずに、大阪~岐阜~山梨~八王子~横浜~富士山~静岡~愛媛と車で走破したり。
身軽に気軽に、行ってみるかという発心があれば、人は誰しも旅人になれるのかもしれません。
僕には老後の夢があってですね。25歳の若人が40年後の夢を語るのは滑稽かもしれませんが。
退職したら、キャンピングカー買って、日本を一周したいんです。
中学の頃から言ってきた夢なんですけどね。けものフレンズを見てかどうかわかりませんが、最近その思いが徐々に強くなってきました。
地元という呪縛から離れて、根無し草になってみたい…そんなことなのかもしれません。
別に日本各地で人と知り合いたいわけでも、名産品を制覇したいわけでもないんですが、色んな所でいろんな景色を見てみたいなぁと。
夢が叶うように、所信は表明しておきたい。
人生はアドベンチャーとは、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の言葉です。
どこまでも続いてくグレート・ジャーニーとはけものフレンズOP2番の歌詞です。
僕の人生の最終回は80年ほど先になるかと思いますが、そのときに、旅系のいい作品の最終回を見たときのような、あの感覚を味わえるのでしょうか。
80年後の自分をがっかりさせないためにも、旅をするということには貪欲に生きていきたい、そう思います。
とにかく、旅がしてえ…。
旅先でビール飲みながら、音楽を聞いて、いい気持ちになっていい夢がみたい。