ついこの間日本七霊山の旅の2020年中の完遂が不可能となったって話をしたじゃないっすか。
でも、タダでは転ばねえの心境でこの3連休中に愛媛県内の山登ってきます。幸い三連休前半は天気持ちそうなので。
七霊山の旅。やろうという理由はいろいろあるんだけど、突き詰めるとやっぱり俺が見てみたいんだよな、その高みからの風景を。
富士山登ったんだからそれより高いとこの風景は日本の中にはないよ?というのも一理あるけど、実際行かなきゃわかんないじゃないっすか。この「行って見てみたい」の気持ちは俺の人生において結構な原動力になっているやつだと思う。
それと穏やかじゃない雑記タイトルがどうつながるのか。
『宇宙よりも遠い場所』ってアニメあったじゃないっすか。(以下ネタバレ注意)
その中で、南極に行くことに全青春をかけている女子高生、小淵沢報瀬が南極に到着した瞬間、「ざまあみろ。あんた達がバカにして鼻で笑っても私は信じた。絶対無理だって裏切られても私は諦めなかった。その結果がこれよ。」
と言い放つんですね。このシーンが大好きでですね…。夢物語だと誰にも理解されなかった南極到達を成し遂げて…。見返してやるというマイナス起因の感情でも燃やして燃やして燃やし尽くせば、とんでもないエネルギーを秘めている。
昔一度このメソッドに則ってやり遂げようとしたチャレンジがあります。
それが昨年夏から今年冬にかけて取り組んでいたフルマラソン完走チャレンジ。完走したら、ざまあみろ!と天に向けて吐き出してやろうと思っていた。
「勝つしかないから勝つしかないのだ」と、実際気負いまくって神戸マラソンに挑戦して失敗して…そこから復活して高知マラソンで完走して…。ただ、ゴールテープを切ったときに出てきた言葉はざまあみろでもなんでもなかった、という。
いやー…だって別に俺の挑戦に対して「無理だ」とも「熱中して馬鹿じゃねえの」と言われたことは殆どなかったし…。それ以上に近しい人からは純粋な心配の声だったり、純粋な応援の情であったり…それらを認知してながら、自分で事前にこうしようと決めていたからとざまあみろメソッドに走るのは…いくらなんでも義理を欠いている。
あの完走には種々様々な応援、サポートがあってのことです。勝つしかねえんじゃという怨念じみた執念で始まったあのチャレンジは、最終的に頑張ってくれてありがとうという高知市民の声で帰結していた。
誰かのお陰で…それはそれでやってみて初めてわかったことでもある。
だのに、そんなざまあみろメソッドをもう一度引っ張り出してくる状況がでてきた。相手は人じゃない。このふざけた状況の元凶だ。
もし今年四国の外にでないのだとしたら、記憶が正しければ21世紀に入って自身初のことになる。ある意味ここまでの半生で最大の異常事態に身を置かれているのかもしれない。
遠くに行きたい…。立山も岐阜も奈良も、東京も、所沢も、北海道も…なにもかも遠くなってしまった。あったまきた。ふざけやがって。なら今できることで強くなり倒してやる。いつかくるその日のために準備を始めようと、そう思ったわけ。
それが立山の山頂なのか、東京ガーデンシアターなのか、メットライフドームなのか、宗谷岬なのか…どこになるかはわからないけど。その暁には「ざまあみろ!」と勝利宣言を高らかに謳ってやるから覚悟しておけ。
110.8