人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

10キロ80分の壁

3連休最終日。この3連休で一つ目標にしていたのが「10キロ走る」ということ。

本番まで4ヶ月。時間はあるようでまったくないようなものだ。

 

一ヶ月ほど前職場にフルマラソンを何度も完走した経験のある人が複数いるのでアドバイスをもらいにいくと「まずは1キロ8分ペースを維持して走り続けられることを目標に」ということだった。

…これ多分世の常人は「なんだ余裕じゃん」って思うんだろうなあ。俺からしたらキロ8分は結構なハイペースですよ。そのアドバイスをもらって1ヶ月。そのペースを維持することを目標に日々のジョギングをこなしてきました。

まぁ…目方がいまだに結構あるので、間違っても足腰を痛めないように。心配機能強化と減量を主な目標にしながら、ペース感を得ていくために時間を気にしながらのジョギング。

日頃使っているコースが市内の環状線沿道なんだけど、これが往復7キロ。今はだいたい1時間前後で走っております。7キロなら56分だから、このペースでさえ目標には届いていない。

 

今日は「10キロ走り続ける」を目標に坊っちゃんスタジアムのジョギングコースに行ってきました。

折しも夏の甲子園の県予選が始まっているタイミング。高校生たちが球場に出入りしているのを尻目に、ジョギングコースBを発見。これが1.25キロ。つまり8周で10キロジャストというわけです。

準備運動をして、いざ挑戦。1.25キロのコースの何が良いってキロ8分換算すると一周10分で回ればいいというわかりやすさ。おあつらえ向きにスタート地点には時計もあるので時間をはかるのにも不安はない。

起伏もほとんどなく、道幅もひろくまぁ非常に走りやすいジョギングコースでした。も重信川河川敷コースとかのほうが路面が土だから足腰への負担も軽いのかもしれないけど、本番でも延々舗装路を走るのだし、それ準拠で今後も舗装路で練習していこうと思う。

 

さて軽快に1周目を終えるとちょうど10分。息は全然上がってない。このペースなら延々走り続けられるというペースの上限値を維持すること。そしてその上限値が日々じわじわ上がっていくことが大事。2周目、3周目と続けていく。

4周目を終えて、これでやっと半分か…というところ。時間は40分を回っていた。5キロ40分。ペースとしては順調。

5周目に突入し半分を超えた頃、喉の渇きを自覚する。実際運動していて喉の渇きを自覚する段階まで水分を取らないというのはアウト。ちなみに本番では5キロ地点に給水所があるので本来なら水分補給はすでにできている距離だった。

さて、水分は駐車場に停めている車の中においてきている。コースから外れて往復500mはあるだろう。となると一旦ここで挑戦をストップして補給しに行くより他にない。実際熱中症は大敵だし、ただの練習でぶっ倒れるつもりもない。無理してなんとかなるなら多少の無理はするけど、本番でもないここで無理をするのは愚の愚。おとなしく水を取りに行こうと5周目を終えると…。ちかくに給水スポットがあるのを見つけた。さすがは松山中央公園。運動する松山市民へのサポートが手厚い。

コースから少し離れたところにある給水スポットで水分補給をして再び走り出す。時間にして3分ほどのロスであるが、このあたりも本番想定と考えると悪くない。6周目は快調にかっ飛ばしふたたび1周10分ペースを取り戻す。

7周目からは7.5キロオーバーの世界。普段のジョギングでは走らない距離であるし、先週の日曜日に今治城を周遊した距離も越えている。未知の領域に足がついてこなかったのかここで1周12分をかけてしまう。8周目はラスト1周ということでかっとばし10分弱ほどでフィニッシュ。結果10キロ走って83分という結果になりました。

7周目以外は1周10ペースを維持できていたのは自信につながるし、これから4ヶ月体力はまだまだついてくるし体重も下がっていく。大丈夫。楽観するほど順調でもないけど、悲観するほど絶望的でもない。

 

それにしても走っていて思ったけど…日差しは熱いし眩しいし、重力はかかるし、向かい風は吹いてくるし…。世界を敵に回すってこういうことか。いや違う。少なくとも俺にとっての世界はただそこにあるだけで、こちらに対して敵意があるわけではない。世界に反して自堕落やってきたのは過去の俺なのだ。

一方で、頑張って頑張ってやっていているのに、世界がやたらめったに自分に向かって牙を剥いてきている、そういうふうにしか考えられない星の下にいるって人もいる。

原点に立ち返れ。そういう子に「お前のおかげでおれの世界は変わった」と見せつけるためのチャレンジだ。あくまで原点であって、今となっては自分のために自分の意志で続けている挑戦になっているけど、もし達成した日にはその原点に立ち返って大声で宣言したい。その日のために明日からも走るぞ。時間のリソースを今年はこの挑戦につぎ込むと決めたのだ。勝負勝負の2019年はまだまだ続く。

 

99.4