(以下「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」ネタバレ注意)
いやー…興奮冷めやらぬといった土日を過ごしておりますが。
ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラが銀幕に復活し世界狭しを暴れまわる、そんな姿を見せつけられては、まぁ世の怪獣大好きっ子さんたちは仕方ないね。
さて、俺もそんな1人なんだけどこの作品を見に行く前の予告編を見たときに「今作のキングギドラめっちゃかっこええな…勝てるのか?ゴジラは」と思ったんだけど、同時に「とうとうキングギドラはゴジラに勝てるんじゃないだろうか」という思いも。
そう、ゴジラのライバル怪獣扱いを受けて久しいキングギドラさんですけど、ゴジラへの勝率はここまで0勝7敗。(アニゴジギドラ含む、デスギドラ、カイザーギドラ含まず、ゴジラアイランド等TVシリーズ含まず)
絶賛7連敗中です。決して弱い怪獣ではなく、シリーズでも最強クラスの怪獣なのに勝てない。いやまあ勝っちゃったら世界終わるから宿命として勝てないのを背負っているんだけど…。
もう勝てないのは仕方ない。代わりに最強のキングギドラはどこにいるのか。それを考えていきたい。
時代によってキングギドラにもいくつかのフェーズがある。
まず昭和ゴジラシリーズに登場するキングギドラ。金星文明を滅ぼした宇宙怪獣として登場し、ゴジラでさえ1対1で戦うことはなく、基本的には地球怪獣が徒党を組んで、やっと宇宙に追い返すというのが基本線の怪獣。
キングギドラの強さを考えるときにはこの強さをベースに考えていきたい。
「1対1ではゴジラもかなわない」「数の暴力でボコボコにして追い返す」
スペックとしては三首からの引力光線をメイン火力とする。体格はゴジラ以上、飛翔能力はラドン以上という…めっちゃつええな昭和キングギドラ。
事実、初登場時にはモスラ幼虫とキングギドラの1対1の対決が行われていたけど、勝負にならないレベルの実力差があった。(喧嘩していたゴジラとラドンは、これを見かねてモスラ幼虫の救援に入る形で休戦し三対一の構図でキングギドラを撃退するんだから、モスラ幼虫のあざとい作戦勝ちとも言える。体張ってるからあざといというとモスラに悪いが。)
とまぁ、このように地球産怪獣を圧倒するスペックの昭和シリーズキングギドラ。
「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」でのゴジラ・アンギラス対ガイガン・キングギドラを最後にしばらく銀幕からは姿を消してしまう。
まぁ、この昭和最終戦ではゴジラに羽交い締めにされたとアンギラスのバックアタックでボッコボコにされた挙げ句ガイガンと共に宇宙に敗走という結構情けない敗退となってしまったが…。この作品ではゴジラがガイガンとサシで戦うシーンが多いので、必然キングギドラはアンギラスとマッチアップする形になった。登場時はあれだけ鮮烈だったキングギドラが昭和後期ではこういう扱いになってしまったのはあれだけ怪獣が跳梁跋扈していた怪獣ブームの時代だからこそでしょうなあ…。
ここまで0勝4敗。ただ、キングギドラは最強怪獣の一角というイメージを植え付けての昭和シリーズだった。
さて、復活は突然に、平成VSシリーズ第3作目。「ゴジラVSキングギドラ」
キングギドラ念願のゴジラとの1対1の対決です。この作品のキャッチコピーが「お前だけには絶対負けない」 いいですなあー。このライバル感。
さて、今作のキングギドラは「宇宙怪獣キングギドラ」ではなく「超ドラゴン怪獣キングギドラ」
今作のキングギドラの設定は「バブル景気が弾けずゴジラ襲撃もなくなった日本は未来に置いて米ソを差し置く覇権国家となる。それを疎ましく思った未来人が、現代日本を壊滅させるべくビキニ環礁に放ったペットが水爆実験で巨大化した怪獣」
うーむ、時代を感じる設定…。ともかくこのキングギドラは宇宙怪獣ではなく地球産です。しかし未来産であるのでその点別格感はありますよね。
未来人のコントロールにより、福岡、広島、瀬戸大橋(!)を順次破壊。北海道に上陸したゴジラと広大な原野で対峙する。
さあ、待ちに待った邪魔の入らないサシのバトル。1対1ならゴジラもかなわないという昭和のイメージのままに、ゴジラの熱線を防ぎ引力光線で有効打。首で締め上げ泡を吹かせるなど先頭を優位に進めるわけ。
どっこい、未来人の野望を阻止すべく別の未来人がキングギドラのコントロールを解除。すると一転攻勢を食らい敗走&敗走。真ん中の首をふっ飛ばされるという完全敗北を喫してしまう。
うーむ…これをどう判断するか。昭和キングギドラも異星人のコントロール下に置かれてゴジラと戦うことは多々あったけど…。そもそも昭和キングギドラは素の状態でもゴジラ・モスラ・ラドンと渡り合う怪獣って前提があったからなあ。
未来人のコントロールがなくなったらもうゴジラには敵いませんというのは怪獣として生存能力に劣ってはいないかい?この後メカキングギドラとして復活するも、それは搭乗者のコントロールが前提だし、人に操られないといけないキングギドラに強さをあまり感じないのだが…。体格としては歴代最高クラスのものをもっているのに。
ただまあ、このメカキングギドラは新宿からゴジラを運び一旦は撃退するという戦果を上げていることを補足しておく。
さて、この後しばらくキングギドラはゴジラシリーズに登場することがなくなり…。
平成モスラ三部作の最終作「モスラ3 キングギドラ来襲」で今シリーズのラスボスとして登場します。
このキングギドラは正真正銘の宇宙怪獣。体格は未来人作のキングギドラに劣るものの、多彩な技と高い知能、平成東宝怪獣シリーズで最強クラスに位置するレインボーモスラを圧倒するなど単純にもう強い。
6,500万年前の恐竜の絶滅もキングギドラが恐竜の生体エネルギーを我が物にすべく起こしたものとされ、現代に降り立ったキングギドラはちびっ子達を拉致してドームに監禁してエキス化しようとしていた。これが本作のキングギドラがロリショタ性癖の持ち主と揶揄される理由ですね。
まあ、キングギドラを庇うわけじゃないけどモスラ三部作は子供向けファミリー映画として制作されているので、子供が中心になるのはどうしても仕方ない。キングギドラさんも東宝制作プロデューサーに頭を下げられなかったら「俺だって別に好き好んで子供だけ狙うとかしないし…」と無差別攻撃をしていたのかも知れない。
さて、このキングギドラを撃退するにあたって、我らがモスラさんは「現代のキングギドラは強すぎて勝てないので6500万年前の恐竜絶滅時に遡って、まだ若いキングギドラをぶっ倒そう」などという作戦を発案します。なんでもいいから勝たなければならないモスラさんサイドからしたら、これは仕方のないこと。正々堂々ととか言ってられないんすね。
まぁ、6500万年前のキングギドラも普通に強いのだけどこれをなんとか撃退。めでたし、めでたし…と思ったら、その戦いで切り落とした尻尾から復活して現代に蘇るキングギドラ。
…ええ再生能力持ちかよ…。あのときの絶望感結構すごかったね…。
レインボーモスラを圧倒する戦闘力、操られていない状況下での明確な殺戮の意志、再生能力までもつ継戦能力の高さ…。これはここまでもって見ても最強のキングギドラたるにふさわしいまである。
まあ、モスラ3がバッドエンドに終わらなかった理由はこのキングギドラを撃退下からなんだけども。相手が東宝怪獣オールタイムでも最強怪獣の呼び声も高い鎧モスラだから仕方ない…。鎧モスラが最強という論拠の一つに「あのグランドキングギドラを圧倒して勝ったのだから」というものがあるくらいだし、このキングギドラは本当に強かった。
さて、その後ゴジラシリーズに復活するキングギドラは「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」(以下GMK)に登場するキングギドラ。
こちらは漢字で魏怒羅という当て字が存在しているなど国産ギドラとなります。
というのもこの作品でのキングギドラは宇宙怪獣ではなく、護国三聖獣というカテゴリに存在する…まぁ、大和のクニの守り神的な存在ですね。ここで言うクニとは国家やその統治機構のことではないので、厳密にこの世界の人類や防衛軍と同じサイドに立っているわけではないけど初めての守護神的ポジションでの登場。
ただ、その大層な二つ名の割にスペックは歴代ギドラの中でも微妙なところでですね、まず覚醒に1万年の眠りが必要なところを2000年で叩き起こされたために、ゴジラに攻撃する手段がほぼ肉弾戦のみというところからの先頭スタート。しかもこのギドラは体格でもゴジラに劣っており、あえなくノックダウン。
こ、これは…直前にグランドキングギドラを振り返ったからなのか、言ってしまえば最弱クラスのギドラじゃねえか…?
この後、ギドラや人類サイドを庇う形で同じく護国三聖獣の一角であるモスラが撃破されるんだけど、このときモスラはそのなんらかの霊的エネルギーをギドラに託し、8000年分の眠りを補う。そう、千年竜王・キングギドラの覚醒である。
なんだ、ちゃんと強えんじゃねえかキングギドラ。やばめの威力を誇っていたGMKゴジラの熱線も一度は弾き返してゴジラを横浜から東京湾に叩き落とすし、その後空中を飛び回りながら引力光線でゴジラに一方的に攻撃。おお、強い。そこそこ強いぞ。
が、その後海中戦にもつれ込んだときに防衛軍からののフレンドリファイアを受けて形成が逆転。最後はゴジラの熱線で爆発退場する。…うーむ、人類の土木業資材転用武器で普通にダメージ食らっちゃったあたりに「こいつ覚醒しても強さどんなもんやねん…」という疑念は残る。
ちなみに、東宝特撮怪獣シリーズでのキングギドラはこの作品が最後の登場となります。「ゴジラ FINAL WARS」(以下FW)に登場したボスはカイザーギドラというキングギドラとは別種の怪獣になるので。
この国内ラスト登場のこの作品、強さとして歴代最強キングギドラ議論には上がらないものの、勝ち目としては一番ある戦いだった…。
一つにGMKゴジラが徹底的に悪役として描かれていたということ。焼津ではゴジラを見て悲鳴をあげる主婦に向かって立ち止まり振り返って熱線を放つとかいうやばい殺意を見せる。バラゴンを一方的にぼこぼこにするシーンなど、「おいおい昭和では一緒に戦った元同僚じゃん…」と諌めずにはいられない。人類サイドに立ったときに、ゴジラがこうも悪役に描かれることで、初めてキングギドラが相対的善玉として描かれるのがGMKだったのだ。
加えて対ゴジラ歴代最高勝率を誇るモスラと同陣営にいるということ。これまで数的暴力にさらされ続けてきたキングギドラが初めて数的優位に立って戦う一戦であり、そのタッグパートナーとして、「ゴジラへの勝ち方なら知っている」というモスラがこちらについている。これ以上頼もしいことはない。さらに防衛軍サイドもゴジラ迎撃に向けて護国三聖獣と事実上の共同戦線をはることになったし、「さあキングギドラよ。舞台は整った」という状況だったのに…。
キングギドラくんさあ…君、ここで勝たなきゃいつ勝つの?とにかく一つ勝てば人生変わるんだからさあ…。もうちょっとこう…。せめてバラゴンも同じタイミングで戦ったりできなかったんですか?覚醒前から覚醒にかけてもモスラにおんぶにだっこ状態だったし。君に出番を奪われたバランとアンギラスも草間の影で泣いとるぞ。
まぁ、なんにせよ、これで通算0勝6敗。いつになったら勝てるんだ。
この後2004年のFWでゴジラシリーズが一旦の幕を閉じる。
2014年にハリウッドで復活し、2015年にシン・ゴジラ。ゴジラシリーズへの期待が高まる中、当然ゴジラ最大のライバルであるキングギドラもいつか…と思っていたら、それは突然にやってきた。
ゴジラアニメシリーズの第二作。「決戦機動増殖都市」において、地球人類と運命をともにする異星人エクシフのメトフィエスが、ゴジラ以上にやべーやつがいるとして告げたもののの名が「ギドラ」。そして、流れる第三作「星を喰う者」の予告には見慣れた金色の細長い首が…。
アニメゴジラシリーズ三部作のラスボスはやっぱりこいつだキングギドラ。
さて、このキングギドラのスペックをご紹介しましょう。
高次元怪獣ギドラ。全長不明。我々の観測する宇宙とは別の次元に存在し、センサー等には全く反応をしない。あの世界の現存人類種保存最後の希望であるアラトラム号を撃破。ゴジラ・アースに対してこちらからの攻撃は通じるがあいてからの干渉を受け付けないというチート地味た性能で圧倒する。
おお…宇宙でも未来でもなくとうとう次元が違うところから襲来してきたぞキングギドラ。しかもこちらからの物理干渉を受け付けないとかいうチート地味た性能を引っさげてやってきている。
そもそも対峙するゴジラ・アースが歴代ゴジラ最強の呼び声が高いチートゴジラであるしそのゴジラに対抗できるというだけでも最強なのでは?と思ってしまう。
ただこのギドラには大いなる弱みがある。強そうに見えない…という。
このギドラ形容するなら不気味ではあるし、人知を超えた理解の範疇の外からやってくるものではあるんだけど…。強そうには見えない。首は怖いくらいに長いし、胴体とか翼があるのかどうかもわからない異形のもの感はあるんだけど、強そうではない…。
ビジュアルというよりもゴジラとの対決における怪獣バトル感のなさも影響しているかもしれないな…。星を喰う者はこのあたりのハルオや博士やメトフィエスの解説やら対話に意識が向いててゴジラVSギドラをあんまりしっかり見てないのもそういう印象に拍車をかけてるフシがある。
せっかくチート級のスペックを引っさげてやってきてくれた高次元ギドラくんには申し訳ないんだけど、歴代最強議論では一歩後退だろうか。
さて、そしていよいよ登場。「キング・オブ・モンスターズ」のキングギドラ。
体長が158.8メートル。おお、まずは体格で圧倒。そして引力光線をメインウエポンとし、この引力光線を翼や尻尾からも撃つことができる。おお…シンゴジが熱線を尻尾や背びれから撃てるようになってたのを思い出すね。ライバルだからお互いに切磋琢磨していけ。
引力光線については、過去にない命中率に注目してたファンのひともいましたね。なるほど、確かにこれまでの引力光線は首をグニャグニャさせながら乱れ撃つようなイメージがつよく射線も安定しないから広範囲牽制攻撃(ただし一発の威力がやばい)って感があったが、今回の引力光線はしっかりとゴジラにぶち当てる。一本一本もぶっとくゴジラの巨体を押し込む推進力もあるというこれまでにない威力のものだった。非常に厄介ですね。
加えて退けたラドン他地球怪獣を配下に置くというカリスマ性。これまで数的有利に苦しめられ続けてきたキングギドラですが、ここにきてそれを覆すべくこんな特殊能力というか社会性を身に帯びて帰ってきたのか。地球怪獣でこのキングギドラを頂点とする怪獣社会に組み込まれなかったのは、ゴジラとモスラ(そしておそらくキングコング)のみ。地球怪獣でかなり強者の部類にはいるラドンを従えたあたり、この能力のえげつなさがわかる。
もうひとつ特筆すべきはその再生能力。首をふっとばされようとも首が生えてくるとかいうマジキチじみた再生能力。いよいよドラゴンボールのセルとか魔人ブウとかみたく細胞の欠片も残さずに消滅させるしかなくなってきたわけ。
これにて対キングギドラ必勝法の「①数的有利を作る」「②各首の各個撃破」が防がれてしまったわけ。
そんなハイスペックキングギドラは、作中でゴジラと三度戦い、南極ラウンド、メキシコラウンドでは優位に進めながらの横槍がはいり中断。ラストのボストン決戦では、ゴジラ・モスラ・人類連合に対してラドンとタッグを組み迎撃。
芹沢博士の気合注入で実質バーニングゴジラ一歩手前の状態のゴジラとモスラ相手に序盤は圧倒されるものの、ゴジラとのサシの状態になり変電所の電気を食い散らかして全体攻撃を仕掛けて人類サイドの攻撃力を無効化すると形成逆転。
ゴジラを抱えて雲の上から叩き落とすわ、ラドンを退けたモスラを撃破するわ、まぁめちゃくちゃに強い。
ただまあ相手が悪かった。モスラからなにかしらのパワーを受け継いで臨界こえてバーニング化したゴジラとか想像するにつけ過去最悪の相手だ。端的にいうなら「VSデストロイア」と「VSメカゴジラ」でやった強化を重ねがけしたような状態。結局最後はボストンごと灰燼と化すようなゴジラのブチギレ体内放射を前に細胞の一片も残さず消し炭にされて敗退。
これについては相手が悪かったとしか言いようがない…。これでも勝てんのかキングギドラ…。
とまぁ、ここまで振り返ったんですけど体格、スペック、能力etc込込で今作のキングギドラが歴代最強じゃね?という結論に至りました。勝ち目に関してはGMKギドラが一番勝算高かっただろうけど。
ただ、これだけ振り返ったけども通算0勝8敗。連敗記録は8にまで伸びてしまいました。
基本的に登場するときはゴジラのライバル・敵役という役柄故に、「最強格であり続けないといけないのに勝つことは許されない」という哀しいポジションなんだよね彼…。いつしか俺は願うようになってしまった。「キングギドラに一勝くらいさせてやりてえ」しかし、キングギドラが勝つとストーリーはバッドエンド、勝てない定めなんだよな…。
FWでは亜種のカイザーギドラがラスボスだったけど、当時ファンサイトでチャットしてたゴジラファンが「キングギドラにこれ以上黒星をつけさせたくなかったのかもしれないね。」って言ってたのを今でも思い出す。キングギドラも世界各地で愛される怪獣の一体なのだ。
モンスターバース世界観ではキングギドラの再登場も大いにあり得るだろう。例えば、キングギドラを主人公にした映画の制作がありえないわけではないかもしれない。その時は適当な敵役の怪獣をこてんぱんにしたりするのだろうか。しかしそれをキングギドラの一勝にカウントするのは違うのではなかろうか。やはり彼はゴジラに勝ってこその一勝なのだ。
いや、待て。宇宙怪獣キングギドラがゴジラ種族に勝つ方法…。スペースゴジラを登場させたらいいのだ。地球ではやるなよ、君らに地球は狭すぎる。金星でも火星でも適当な星で壮絶なスペクタクルでやってくれ。そんなわけでレジェンダリーさん、キングギドラ主演作品を制作する際にはスペースゴジラも復活させてみませんか?俺は見てみたいなあ。キングギドラがスペースゴジラに勝つところ。制作費回収を気にしていい仕事できるかよ、いい仕事しようぜ。
無勝の帝王キングギドラ、彼に白星が輝く日を願って。