人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

加入者達の変遷について -後半-(8人目~13人目候補 )

 

加入者達の変遷について -前編-(1~7人目) - 人生、東奔西走


前回、加入者達の遍歴を2010年から2014年まで振り返ったが、今回はそこから先2015年から現在まで、8人目から12人目までを振り返りたい。
ここから先はツイログの履歴がなく、このブログも誕生前であるので、日時のエビデンスとなるものはスマホのスクショと雑コラがメインとなっていく。ツイッターほどの正確性はないものの、これをもって日時を確認することとしたい。

 

 


○七人衆結成期(2014年下半期~2015年上半期)
2014年の9月に雪村あおいが加入して、いわゆる七人衆が結成された。
大学生活を半年残した時点で結成され、以降卒業までメンバーに変更はなかった。よってこの時期、この七人を以て完成形とする意見もみられた。事実、次の追加メンバーが決まるまでには1年以上の期間を要することとなる。
五人衆結成期には、理念上の加入者達の原型が形成されたが、七人衆結成期には、加入者制度の実際の運用方法が固まった時期と評価することができるだろう。
七人衆が初めて活躍することとなるのは、2014年下半期の大学卒業直前の「雑コラで巡る世界ふれあい街歩き」編だろう。その最終盤、日本に帰ってきての熊本編のラストシーン。例の阿蘇山の写真に、ゴジラ西口文也鈴木大地海援隊らとともに七人揃って出演している。以降、主として、雑コラに登場することで氏の人生に影響を与えるようになる。
その最たるものが、2015年5月~7月にかけての「アイマス10thライブ騒動」だろう。社会人1年目の研修期間中に開催される西武プリンスドームでのアイマス10thライブ、参加できるかどうかが不透明となったとき、氏は雑コラ内で七人衆と討議を行い、行きたいという気持ちを整理して10thに向かうこととなったのだった。
このようにして加入者達を自身の生活に関係づける制度が整備されていくこととなった。雑コラという形をとるのは、あくまでもそれを発信するときに限られているが、それ以外の場合でも、内面において同様の機構が働いているものと考えられる。

ところで、10th騒動の際、二人だけ七人衆以外の人物が討議の場に参加していたということは余り知られていない。
1人はPS2ゲーム版の坂本金八であり、もうひとりはシンデレラガールズの岡崎泰葉である。
前者はトータルライフアドバイザーとして、後者はライブ準備で先に埼玉入りしているということになっている貴音の名代として、また広い意味でのステークホルダーとして参加していたものだった。

そして、この岡崎泰葉の加盟によって、七人衆時代は終わりを告げることとなるのであった。

 


○岡崎泰葉、春日未来、成瀬順(2015年9月21日)
四天王結成から五人衆へ、一ヶ月弱の六人衆時代を経ての七人衆時代へ。
順当に加算されるなら存在するはずの八人衆時代というものが、加入者達史には存在しない。
過去に例を見ない3名同時加入により、七人衆は十人衆へと改組された。「アイドルマスターシンデレラガールズ」より岡崎泰葉、「アイドルマスターミリオンライブ」より春日未来、「心が叫びたがってるんだ」より成瀬順の3名である。日付は加入に際して作られた雑コラによって判明した。

一挙に3名加入となった背景には、原動力としての成瀬順と、七人衆時代のとある不文律によるところがある。
「心が叫びたがってるんだ」は2015年9月19日公開の劇場アニメである。2015年夏になにかの映画を見に行った際にここさけの予告を見た際に「これは俺の好きそうなやつだ」という確信に似た発言を残している。そして、この発言の通り、ヒロインである成瀬順に感情移入して加入者達に加入することとなった。出会って3日での加入は、記録の残っている現行制度に移行して以降では最速記録であり、2018年現在も破られていない。
作中主人公の坂上拓実は「それでも成瀬は頑張ってるんです」と述べる。そのとおり、成瀬順は幼少期の出来事が原因で人と会話することはなくなってしまったが、それでも日々頑張って生きているのであった。そんな成瀬順を勝たせてやりたい、そういう気持ちになることは、これまでの傾向から見ても必然であった。

そして、一年ぶりのメンバー増員の機会を得たことで、かねてより候補に挙がっていた岡崎泰葉、春日未来両名も加盟の運びとなった。
そもそもこの二人がこの時期まで加入していなかったことのほうが、今日の動向をみるに意外であろう。事実、記録上岡崎泰葉の自分史への登場は、2013年3月5日。春日未来がミリオンライブの中で筆頭となったのは記憶の上では2014年2月23日である。
この二人の加入を阻んでいたのは、七人衆時代に「1タイトルからの選出は一名」という不文律があったからと推測される。アイドルマスターからは四条貴音がすでに加入をしていたため、岡崎泰葉・春日未来両名を加盟させることはできないという解釈がとられていたのだろう。
ただ、三人の所属タイトルをそれぞれ「アイドルマスター」「アイドルマスターシンデレラガールズ」「アイドルマスターミリオンライブ」の3タイトルであると解釈すれば、その不文律にも反することなく加入は可能ということで、晴れて8人目と9人目として加入者達に加わることとなった。

岡崎泰葉は子役・モデルを経てアイドルに転身するという、アイマスワールドでも屈指の芸歴の長さを誇る。その間楽しいことじゃないだけだったという芸能界で、彼女が何を掴むのか、その姿を確かめたい。
一方の春日未来。彼女は可愛さの暴風雨が加入への原動力となった。過去の加入者達をみていると、彼女たちのバックボーンが後押ししたケースが多い。ここまで10人の加入者達を見ても、うち8人がそうであった。春日未来はそういった過去の経歴や過去ではなく、ただひたすらの可愛さが故に加盟に至ることとなった。結果として、その後彼女のバックボーンに触れていくこととなったのだが、こうした加入方法をしたというところに氏の直情的部分が垣間見えていると言っても良いだろう。

こうして10人となった加入者達。二桁に乗ったことで、とうとう打ち止めかという噂も聞かれたのだが、これまでの過去が証明しているように、ここで終わるはずがないということもまた自明の理であった。

 


黄前久美子(2016年10月27日~2016年11月6日?)
11人目の加入は翌年の冬に差し掛かろうかという時期であった。愛媛は今治の地においてBS11はほぼ唯一のリアルタイムでのアニメ視聴チャンネルであり、そのチャンネルでこの時期に放送されていた「響けユーフォニアム2」を見るのは自然な流れだったと言えるだろう。
その作品の主人公、黄前久美子が11人目の加入者達であった。
彼女が加入した理由は、「言動のストレートさ」が最大の要因だという見方が大半を占めている。
思ったことをストレートに言ってしまうという彼女の失言癖は、物語後半の彼女の成長とともに、別の意味を持つようになってくる。
そうした様を好ましく思ったからこそ、彼女が11人目となったのだろう。こうしてサッカーチームを組める人数となった加入者達だが、10人目で打ち止めとならなかったことは、再びこの先の際限なき加入者達の増加を示唆するものでもあった。
また、黄前久美子の加入は後に新たな派閥「京都閥」の誕生のきっかけともなるのだが、そのことについては別稿に譲ろう。

特別になりたいという彼女の願いを陰ながら応援しつつ、加入者達の時間はまだ進む。

 


○キヨさん(2017年12月?)
2018年現在、最新の加入者達史の稿に突入する。
現在の最新メンバー、「舞妓さんちのまかないさん」のキヨさんについてである。
(ここまで氏名については敬称を略して記入していたが、キヨさんについては、日頃の呼称がキヨさんであることから、本稿でもキヨさんと記述したい。)
彼女の加入についてはここまでにない特徴がみられた。
まずは、史上初の多作品間での加入者競争が発生したことが挙げられるだろう。
2017年6月頃より、12人目には他にも候補がおり、「MAJOR 2nd」の相良太鳳、「政宗くんのリベンジ」の小岩井吉乃の三人で誰にするかを悩むという一幕があった。
思うままに加入者達に加えてきたこれまでの流れに反する出来事であり、実質的に初のブレーキ方向のはたらきかけであった。
もう一つはキヨさんとの出会いから加入までの期間の長さとその間のピークの少なさである。週刊サンデー本誌で掲載されている本作を読み始めたのは、2017年梅雨の少し前であるが、加入は12月前後。
もちろん前述の加入者争いによる逡巡の期間というのもあったが、結局この勝負に勝利するに至ったのもなにか爆発的な出来事があったわけではない。
直近の黄前久美子であれば、それはアニメ第一期終盤のソロパートを外されたシーンの悔しさの吐露のシーンであったし、成瀬順であれば映画終盤の本心の発露のシーンであった。
金剛は曲の発表、雪村あおいは富士登山の失敗と何かしらのエピソードがきっかけで加入者入の最後の一押しとなるのが通説であったが、このキヨさんについてはその出来事はない。
加入者達とは氏の人生の写し鏡である面があり、キヨさんの加入に際してきっかけの欠如がおきたこともそうした写し鏡としての性質ゆえだろうと分析することはできる。
要するに、一日一日が劇的な青春時代から、それでも生活は続くという人生時代へとその転換期の加入者達がキヨさんなのだと。
キヨさんは京都の花街に住んでいるが、まかないさんであるキヨさんの毎日は、どちらかというと平静・日常という性質が強いものだ。
舞妓さんという非日常の仲間たちが、帰ってくる場所であるキヨさんのそうした面を知らず知らずのうちに求めていたのだとしたら、この加入の理屈を説明することはできるだろう。

もっとも、加入者達にキヨさんが加入して最大の影響というと、これまで加入者達とは外食しにいくしかなかったという設定上の制約からの解放だとする意見もある。
どちらにせよ、キヨさんの加入により、加入者達が非日常から日常へと変わりつつあるということができるかもしれない。
この変化が一時的なものなのか、それとも今後の潮流となっていくのかは、このあとの加入者達の変遷を見守るしかないだろう。

 

 

○13人目候補達(2018年1月~12月)
2018年の初頭、今年の加入者達の選抜方式が発表された。それ自体が異例のことであるが、今年は「一年間候補をリストアップし続け、年末に決定する」という方式となったのだった。
キヨさん加入の際の三人での争奪戦を発展させたものと思えばいいのだろうが、過去に例のないことであり、今後の展開は予想できない。
最後に、4月3日現時点での13人目候補を羅列して、結びとしたい。

小鳥遊六花中二病でも恋がしたい!Take on me!)
・志摩リン(ゆるキャン△
各務原なでしこ(同上)
・大垣千明(同上)
・犬山あおい(同上)
斉藤恵那(同上)
・スポット・アビル(NTT西日本
小淵沢報瀬(宇宙よりも遠い場所

ゆるキャン△は現在まだ、同作品内でのナンバーワンを決めあぐねていることによる全員リストアップであるが、それにしても四半期が終わった段階で4タイトル(うち1企業)8人というのは過去に例のない事態である。
このペースが年末に何をもたらすのか、いまはただ時が過ぎるのを待つこととしたい。

 

 

 

こうして振り返ると、加入者達史は自分史と密接に関わっており、今回の振り返りは意義深いものだったと認めることができるだろう。
ひとまず、2018年4月時点で筆を置くこととするが、これから先は折に触れて、自分を形成するものについて備忘録していきたいと思う。