当時はこのカード、「3連勝狙ってこうぜ」という気持ちで迎えていましたが、昨今の(5/6現在)の調子の良さを見ていると、これよく3連勝できたなというカード。
その頭がこの試合でした。
では、気持ちを落ち着けて振り返っていきましょう。
といっても、この試合振り返るとしたら徹頭徹尾菊池雄星な気がしますね。
秋山翔吾のマルチホームランなどもあって打線は結構いい感じにあったまってます、この頃。
源田もドラフト前の評価ほど全然打てないってわけじゃないじゃん!っていうことに鳴ってウッキウキじゃないですかね、この頃。
さて、菊池雄星。
9回1安打2四球12奪三振、144球完封。
問われるとしたら、9点もリードがあって菊池に続投させる必要があったのか?ということくらいでしょうか。
投げられさえすれば、NPB最強左腕の候補にも挙がる菊池雄星。いまいち大エース感がないのは、ときおり怪我して離脱するからだと思っているんですが、そう考えますと大勢も決して、球数が120も超えてきた7回8回までという判断もありえたはず。
そこについてはヒーローインタビューで「行くか?といわれたら行くしかないので」と答えてましたけど。
エースというのがどういう存在なのかと常々考えることはあるんですが、それについては「チームを勝たせるピッチャー」だと思ってます。
それは自身に勝ちがつくこともですけど、その試合でチームが勝つかどうか。もっといえば、自分が投げない日もチームを勝たせることができるかどうか。
この日の菊池の完封によって、前日の休養日も含めてブルペンは全員中2日の休養を得たわけです。
野上、ウルフの後続ローテPのときに存分に中継ぎを突っ込むことができるようになるわけですね。そういう意味で、自分が投げない日についてもチームの勝利を呼び込むピッチングといえるのではないかと。
怪我しない限りにおいて、この起用は特段問題ないかと。結果論ですけど。
イニングを食うこともエースの条件と言われるのはこのあたりもあるんでしょう。
菊池が投げる日は大丈夫だという安心感も徐々に芽生えてきました。
そう、週1日で投げるエースがいるというのはそういう信頼もあるんですね。
菊池がいて助かったよ、ほんと…。