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人生、東奔西走

自分の人生の備忘録のつもりで作りました。

東山奈央さんについて

このブログのタイトルは「人生、東奔西走」である。

その由来の一人である西口さんについての記事を書いたのが、ついさきほど。

勢い、流れもあるけど、同じテンションでもう一人についても書いておきたい気がする。

 

武田鉄矢西口文也の両名はこう言ってしまってはなんだけど、全盛期を僕は知らない。

海援隊が武道館を埋めていた時代や、西口さんが沢村賞をとったときにまだ生まれていなかったのだから仕方ない。時間は不可逆であって、そのことに文句を言えるほど、自分を全知全能の神かなにかとは勘違いしていない。

 

しかし、ブログタイトルの由来のもう一人、東山奈央さんは、もしかしたら全盛期をこれから迎えようとしている人なのかもしれない。

 

声優・東山奈央さん。インテンション所属、24歳で代表作は、

神のみぞ知るセカイ』中川かのん

アイドルマスターシンデレラガールズ川島瑞樹

きんいろモザイク』九条カレン

艦隊これくしょん』金剛、比叡など

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。由比ヶ浜結衣

グランブルーファンタジー』ルリア

マクロスΔ』レイナ・プラウナー

ヤマノススメ』黒崎ほのか

などなど。

 

2017年2月にはソロデビューも決定し、表現者としてよりいっそう活躍の場を広げているところを見ると、まだまだもっとすごいものを見せてくれるのではと思えてきて楽しみでしょうがない。

 

さて、例によって人生の備忘録なので、いかに東山さんのファンになっていったのかの略歴を。

遡ると結構前で高校3年のころのこと。高2の冬にハルヒを見て、「なんだよ、こんなにおもしろい世界があるのかよ」とアニメやマンガやライトノベルの世界に入ってきたばかりの自分にとっては、愛媛のテレビ東京系列、テレビせとうちが放送してくれるアニメがなんなのかというのは死活問題だった。

2010年の秋クール、テレビせとうちの放送枠にあったのが『神のみぞ知るセカイ』で、その中のヒロインのひとり、中川かのん役をしていたのが東山さんだった。

といっても、この頃まだ演じている人にまで目が向いていなかった自分は、大学に進学して、『異国迷路のクロワーゼ』のエンドテロップで名前を見ても、すぐにはかのんちゃんと、結びつけることができなかった。

驚くことに、当時の自分の言説では「キャラクターと声優さんは別。」と言っていた。含むところがあったわけではないと弁明しておくけども、今にして思えば、惜しいことをしてしまったという1年余りだった。

 

転機は2012年の初夏か梅雨かだったと思う。

当時の自分は神のみにドはまりしていた。主人公の桂木桂馬がいい。ヒロインの一人である小阪ちひろがまたいい。そんな折、アニメイト秋葉原店で中川かのんグッズフェアが行われるということを聞いた。

「神のみのグッズが買える!」そんな気持ちだったんだと思う。富士急とJRを乗り継いで降り立った秋葉原はいつもより輝いて見えた。

フェアは秋葉原店の6階か7階かのフロアを使って行われていた。かのんちゃんを演じている東山さんが日比谷公会堂で、ライブをしていたということを知ったのは多分この時だ。

白状すると、このときの心情を全く覚えていない。

どういう理屈で、5000円以上買えば後に開かれる東山さんのプレゼントお渡し会に参加できるというのを目当てにいつ使うかわからない、かのんちゃんファーストライブのサイリウムを買ったり、サイズがきつめのTシャツを買ったのか覚えていない。

ほんの好奇心だったのかもしれないけど、当時の自分は結果的にファインプレーだった。

その後2012年6月9日のプレゼントお渡し会。

心情をまたしても覚えていないけど、言った言葉は覚えている。「東山さんがかのんちゃんを演じてくれて本当に良かったです!ありがとうございます!」数ヶ月前の自分の発言を見返してこい、このすっとこどっこいと思ってしまうほどの言葉だけど、多分、その時の自分の言葉と心情に乖離はない。

かくして、東山さんのファンになったと自覚するのはこのイベント以降のことになる。

 

ひとつひとつ語っていってもいいくらいだけど、別に東山さんに限らず、先の西口さんや武田鉄矢さんもそうなんだけど、一回記事を書いた人について二度三度書くことはあります。なので、一回の記事で全部書くこともないかなと。

 

次に転機になったのは、2013年4月21日のパシフィコ横浜で行われた「神のみ」×「ハヤテ」ジョイントコンサート。自身初のホールでのライブイベント参加となったこのイベントでもって、「ライブってすごいな」と感銘を受け、人生の新しい楽しみを見つけた。

そして、なにより中川かのん2ndコンサートの開催が発表された。

時間は戻らない。東山さんのファンになったときに、すでに終わっていた1stはいくら望んでも参加できない。でも、またやってくれる!

隣の人に「良かったっすね…」と心配されるほどの滂沱の涙を流しながら、歓喜の渦の中にいた。

 

2014年2月22日を迎えるための、雪中行脚やいろいろな苦労については別の記事で書くとして、ともかくいろいろ大変な思いをして、舞浜アンフィシアターにたどり着いた。

その日はもうすごかった。もっと言うなら前日からすごかった。

前日の就活を終えると、テンションが振り切ったまま、SSAに行き、こちらは2月23日に参加予定のアイドルマスターSSAライブの事前物販に並んだ。見るものすべてが楽しく見えた。コンビニに並ぶ熊野の水で笑っていられた。(艦これにハマっていた時分だった。)

前日、千葉のホテルでファンレターを書いて、酒を飲み、興奮のあまり殆ど寝られずに朝を迎えた。

何らかの用事があって、東京駅の郵便局を経由し、会場に着いた。

今にして思えば、物販の完売はそれほど心配することもないのに、むちゃくちゃ早く着いて並んだ。寒空の下、延々待って、物販会場に入ったとき、流れてくる、夏色サプライズを聞いて、感極まってしまった。「ああ、本当に自分はかのんちゃんのライブにこられたんだ」と。

 

ここまで書いてみると、日々の生活に彩りを与えてくれているけど(それはとても大事なことだけど)、人生変えられたほどのことなのかと思われるだろう。

事件はライブの終盤に起きた。

 

約3年も前のライブの話だから、ここから先はネタバレとかそういうことを気にせずに書いていこうと思うけど、念のため。

 

本当にいいライブだった。2017年の今でも、「もう一度現地で見られるならどのライブが見たいか」と聞かれれば、間違いなく最有力候補の片方として悩ましい。

その最後のMCで東山さんが涙ながらに言った。「私はかのんちゃんにはなれなかった。」と。そんなバカな、何を言っているんだ東山さん。東山さんがかのんちゃんで良かった。東山さんは立派にかのんちゃんだった。会場から響く「そんなことないよ」の声に混じって、自分も叫んでいたはずだ。

このあたりの感情の動きは今でも鮮明に覚えている。そんな気持ちでかのんちゃんを演じてくれていたのに、なにをのほほんといままで応援していたんだろうと、自分の不見識をなじりさえした。

ラストの歩いていくもんまで、ちゃんとライブを魅せてかのんちゃんセカンドライブは終わった。

 

気がつくと、自分はさいたま新都心駅にいた。というのは流石に話を盛りすぎている。そこまでではないにしろ、かなり茫然自失としてさいたま新都心駅の改札前にいた。

このときに確か「199勝で迎えた西口さんの先発試合を見に行ったら、引退試合だってことを明かされたような心境」というたぐいのツイートをしていたはずだ。

なんにせよ、この2ndライブの最後のMCの衝撃はしばらく自分の中で消化できずにいた。

 

プロローグにしては長すぎるけど、東山さんが自分の人生の生き方に影響を与えてくるようになったのはこのあたりだったと思う。

2ndライブの2ヶ月後には個人のラジオ番組もスタートした。その中で、東山さんは表現者という言葉をよく使う。そして、事あるごとに、そのストイックさに驚かされる。

多分、東山さんにとって、中川かのんを演じている間、満足し切ることはなかったんではなかろうか。作中、中川かのんはスーパーアイドル、スーパースターとして描かれており、それを完璧に表現するには、いまよりもっと…まだまだもっと…という気持ちが強かったのかもしれない。

憶測でしかかたれないけども、そういう積み重ねがあのMCに繋がったのかもしれない。なにもかも憶測だけど。

 

不確実な憶測ではなく、確実な情報だけを公表すべきかもしれない。現在の自分の心情というのは、文字にして残してしまえば確実な情報になる。

 

東山さんというのは2017年1月11日現在、24歳であり、年齢が非常に近い。

先に述べた武田鉄矢さんは還暦を超えているし、西口さんも40をとっくに越している。年長者がすごい人生観をもっているというのは、別にそれだけの人生を歩んできたんだなぁということで、納得の行く理屈になる。

しかし、東山さんと自分では生きてきた人生に1年の差もないわけで。

同年代を生きている人がこれだけのストイックさとプロ根性でもって、ある世界を渡っているというのは、素直に憧れ、尊敬してしまう。

東山さん曰く、座右の銘は「結果の出ない努力はただの言い訳」とのことだ。

結果が出なければ、自分の頑張りや苦労でさえ、言い訳とバッサリいい切ってしまうのは、それだけの覚悟とともに、必ず結果を出してやるという強い意志のようにも感じられる。かっこいいとさえ思う。

 

西口さんがある種おおらかさで憧れる生き方をしてるというなら、東山さんの生き方は、その真っ直ぐなストイックさが憧れの対象だ。もしこういう風に生きられるなら…と思ってしまうのは、仕方ない。

無茶だとわかっていても、そういうプロ根性を見習って生きてみたい。演じているのを聞くたび、イベントでみるたび、トークをきくたび、日々成長していく(というのもおこがましいのだけど)東山さんの姿を見ていると、あんまり怠惰な生き方もできないなと気持ちが引き締まる思いになることは少なくない。

 

ところで2016年、アイドルマスターシンデレラガールズSSAライブで、東山さんはシークレットゲスト出演をした。びっくりしすぎて、ウッソだろおい!という興奮の渦の中で、ステージに二人飛び出てきた錯覚を覚えながら、昔自分が言っていた、言葉を思い出す。

「キャラクターと声優さんは別。」

そうともそうとも、キャラクターも演じているプロもお互いに並び立つスターなのだから。